ラーメン好きなら訪れるべき【北海道の人気ラーメン店15選&スポット4選】

ラーメン好きなら訪れるべき【北海道の人気ラーメン店15選&スポット4選】

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

広大な自然に恵まれた「北海道」は、新鮮な海の幸や畜産品、農作物など多彩な食材が揃う食の宝庫だ。
魅力的なご当地グルメが多いなかでも、「ラーメン」の存在は外せない。
一口に北海道のご当地ラーメンと言っても、地域ごとに食文化や風土を反映した独自の発展を遂げており、食べる場所で異なるテイストのラーメンが楽しめる。
この記事では、北海道各地のご当地ラーメンの魅力、それらを味わえる人気ラーメン店を中心に紹介していく。
複数のラーメン店が一堂に会するお勧めのスポットもまとめたので、内容を参考に北海道のご当地ラーメンをぜひ楽しんでほしい。

北海道3大ラーメンとは

北海道のラーメンは日本人からも人気が高く、国籍・性別・年齢を問わず愛される特別な存在だ。
道内には数多くの製麺所があるうえに、地元の食材や製法を活かした発展が現在も続いている。
そんな独自のラーメン文化は、2001年に「北海道遺産」にも指定された。
同じ北海道でも地域ごとの食文化や風土を反映しており、食べる場所によって異なるテイストのラーメンが楽しめるのも大きな特徴のひとつ。
その中でも、特に有名な3種類のラーメンは「北海道3大ラーメン」と呼ばれている。
3大ラーメンについて詳しく紹介しよう。

コク深い味噌スープが特徴の「札幌ラーメン」

全国的に高い知名度を誇る「札幌ラーメン」は、北海道のラーメンの中でも代表格と言える存在。
様々なスタイルがあるが、コク深い味噌がベースになった重厚な味わいのラーメンが一般的だ。
豚骨や鶏ガラを煮込んだダシで作るスープは脂がたっぷりで濃厚、麺はスープとよく絡む黄色の中太ちぢれ麺が特徴。
炒めたもやし・タマネギ・メンマなど野菜がのっており、シャキシャキとした食感も楽しめる。
また、とうもろこしやバター、ホタテといった、北海道の特産品をトッピングで用意しているお店も多く、自分の好みにカスタマイズできるのも魅力のひとつ。
発祥の地・札幌市には人気店が点在し、札幌駅周辺を中心にいたる所で美味しい札幌ラーメンが食べられる。

深いコクを感じられる味噌スープが特徴の札幌ラーメン
深いコクを感じられる味噌スープが特徴の札幌ラーメン

あっさりとしながらも深い味わいの「函館ラーメン」

函館市を代表するご当地ラーメンの「函館ラーメン」は特に歴史が古く、日本における塩ラーメンのルーツとも言われる。
特徴的な透き通ったスープは、鶏ガラや豚骨・昆布・野菜などから取っており、シンプルながらも深みのある上品な味わいを生み出す。
脂っこさと雑味が少なく、口当たりがさっぱりで優しいので、食の細い人や女性
からの人気も高い。
スープの味を引き立てるように、チャーシュー・長ネギ・ナルトといったスタンダードな具材に中細のストレート麺が定番スタイル。
なお、スープへの自信を持つお店では麩(ふ)をのせている。
主に函館市内で食べられるが、ラーメン店よりも中華料理店で提供されることが多く、地元では「ラーメン」や「支那そば」と呼ばれている。

透き通ったスープが特徴的な函館ラーメン
透き通ったスープが特徴的な函館ラーメン

こってりかつあっさりの熱々スープが特徴の「旭川ラーメン」

旭川ラーメン」は、道内でも特に寒さが厳しい旭川市で食べられる醤油ダレのラーメン。
豚骨や鶏ガラをベースに魚介ダシを加えた「ダブルスープ」が一般的で、動物系のコクと魚介のうまみが絶妙に調和している。
最後まで温かい状態を保つために、スープの表面をラードで覆い、熱を閉じ込めるスタイルも大きな特徴のひとつ。
旭川流の魅力はこってりとあっさりの共存。スープを口にすると醤油の濃厚さが広がるとともに上品な魚介の風味が鼻を抜けていき奥行きを感じられる。
麺はスープをよく吸い込む加水率の低い中細のちぢれ麺が主流であり、一口ごとに豊かな香りを楽しめる。
具材は非常にシンプルだが、食べ終わる頃には身体が温かくなる寒冷地にピッタリなラーメンだ。

ダブルスープが特徴の旭川ラーメン
ダブルスープが特徴の旭川ラーメン

北海道3大ラーメンだけじゃない!魅力的な北海道のご当地ラーメン

北海道3大ラーメンのほかにも、道内の各地域には多彩で個性的なラーメンが多数存在する。
それぞれに特徴があり、地域によって異なる本場の味わいを楽しめるのも北海道ラーメンの魅力だ。
近年では北海道4大もしくは5大ラーメンという呼び方もされ、ラーメン文化の幅がより広がっている。
ここでは、注目度の高い2つのラーメンを紹介していこう。

あっさりかつシンプルな「釧路ラーメン」

近年注目が集まる「釧路ラーメン」は、北海道3大ラーメンに次いで4番目のラーメンとして認知されつつある。
旭川ラーメンと同様に、鶏ガラ・豚骨をベースに、昆布やカツオ節などの魚介ダシを加えた和風仕立ての「ダブルスープ」が主流。
ただ、味わいは全く異なり「釧路ラーメン」は非常にあっさりしているのが特徴だ。
透明感のあるスープは素朴で優しさが感じられる。
具材はチャーシュー・メンマ・ナルトといったシンプルな構成が多く、スープの味を引き立てる。
細ちぢれ麺は柔らかくてコシが強く、独特ののど越しと食感を生み出す。
添加物や防腐剤の不使用も特徴で、痛みや乾燥が早いので北海道の北端・釧路市内以外ではなかなか食べられない希少性も人気の理由。

釧路市内やその周辺地域でしか味わえない希少性が高い釧路ラーメン
釧路市内やその周辺地域でしか味わえない希少性が高い釧路ラーメン

変わり種のスパイシーなご当地ラーメン「室蘭カレーラーメン」

「室蘭カレーラーメン」は、北海道の中南部・室蘭市のほか、登別市や洞爺湖町で主に食べられるご当地ラーメン。
豚骨や鶏ガラをベースにしたコク深いスープダシにカレーペーストを加え、スパイシーながらもマイルドでとても濃厚なのが特徴。
麺はスープが絡みやすいように黄色のもっちり太ちぢれ麺が主流で、一緒に味わうとうまみと辛さが口の中で絶妙に調和する。
また、とろみがあるもののスルスルとすすれ、食べ応えが抜群なのも魅力だ。
具材にはチャーシューやネギとともに、たっぷりワカメが盛られることが多い。
普通のラーメンともカレーライスとも異なる唯一無二の存在で、一度食べるとクセになる変わり種のご当地ラーメンとして注目を集めている。

スパイシーで深みのある味わいを体験してみよう
スパイシーで深みのある味わいを体験してみよう

ご当地ラーメンを楽しむならココ!北海道の人気ラーメン店15選

ここからは、北海道でも特に人気が高いラーメン店を厳選して紹介しよう。
上述の3大ラーメンを食べられる名店を中心に厳選して絞り込んでおり、いずれも個性的で間違いない一杯を楽しめる。
札幌のほか旭川・函館・苫小牧など、店舗は道内に散らばっているため、該当地域へ観光する際は気になったお店にぜひ足を運んでほしい。

1. 【札幌】麺屋彩未

札幌の名店「すみれ」の味に感動した店主が約7年間修業し、2000年に開業した「麺屋彩未」。
すみれの味をベースに、店主が感性を込めて進化させた札幌ラーメンを楽しむことができる。
スープには、豚ゲンコツを中心に、香味野菜や椎茸、昆布などを使用。毎朝5時から丁寧に炊き上げたスープは、濁りのない澄んだ清湯スープに進化を遂げる。

店主が惚れ込んだ札幌ラーメンの味に感性をトッピングした渾身の一杯
店主が惚れ込んだ札幌ラーメンの味に感性をトッピングした渾身の一杯

2. 【札幌】すみれ 中の島本店

札幌でも全国区の知名度を誇り、長年にわたって愛される名店がこちら。
看板メニューである味噌ラーメンの魅力は、コク深い味噌と炒めた豚ひき肉の香ばしさ、ラードや野菜の甘みに加え、ニンニクやショウガを効かせたスパイシーな味わいを感じさせる濃厚なスープ。
さらにチャーシューにはすりおろしたショウガがのり、寒い冬の札幌でも体の芯から温まること間違いなし。

激戦区・札幌でトップクラスの人気を誇る味噌ラーメンの有名店
激戦区・札幌でトップクラスの人気を誇る味噌ラーメンの有名店

3. 【札幌】さっぽろ純連 札幌店

札幌ラーメンを代表する名店として、地元はもちろん全国のラーメン好きから名前の挙がる老舗の本店。
札幌市内に数多く存在する「純すみ系」ラーメン店の本家であり、開店前から行列のできる人気店だ。
看板メニューは創業当時から変わらぬ製法、味を守り続ける味噌ラーメン。豚骨をベースにスパイスを効かせたスープは札幌ラーメンの中でも群を抜いて濃厚な味わいが評判。

全国に熱烈なファンを多数抱える札幌ラーメン人気店の本店
全国に熱烈なファンを多数抱える札幌ラーメン人気店の本店

4. 【函館】函館麺厨房あじさい本店

言わずと知れた函館を代表する塩ラーメンの名店「函館麺厨房あじさい」。昭和5年(1930)創業で、創業から90年以上経った現在でも、多くの人に愛されている。
あじさいの看板メニューももちろん塩ラーメン。北海道南産の昆布をベースに、豚骨や鶏ガラと天然の岩塩を使用して作られたスープは、透明度が高く、あっさりとした味わいの中にしっかりとコク深さを感じることができる。

函館が誇る塩ラーメンの名店。あっさりとコク深さが両立する、味彩塩拉麺
函館が誇る塩ラーメンの名店。あっさりとコク深さが両立する、味彩塩拉麺

5. 【札幌】MEN-EIJI HIRAGISHI BASE

2006年のオープン以来、その人気は衰えることを知らない、札幌ラーメンの「MEN-EIJI HIRAGISHI BASE」。ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載された名店だ。
北海道産小麦を使ったもちもちとした食感の自家製麺と、化学調味料を一切使用しないスープの旨みが調和した深い味わいをベースに、多彩なメニューを提供。
なかでも看板メニューの「魚介豚骨醤油」は必食。

ビグルマンにも選出された、北海道の食材にこだわった大人気ラーメン店
ビグルマンにも選出された、北海道の食材にこだわった大人気ラーメン店

6. 【札幌】札幌味噌ラーメン専門店 けやき すすきの本店

有名な観光スポット・すすきのの街角に佇む、地元民に愛され続けている老舗ラーメン店。
店内は、カウンター席のみのコンパクトな空間。昔ながらのラーメン店の雰囲気が漂う。
メニューは味噌ラーメンがメイン。豚骨、鶏、野菜、シイタケなどをじっくり煮込んだ濃厚なスープに、3種類の味噌を加えた一杯は、札幌味噌ラーメンの王道ともいえる味わい。

老舗店でいただく、札幌味噌ラーメン王道の味
老舗店でいただく、札幌味噌ラーメン王道の味

7. 【札幌】麺屋 高橋

開店前から入店待ちの人びとが列をなす大人気店「麺屋 高橋」。
ここでは、王道とはひと味違う、麺をスープにつけていただく“つけ麺”スタイルの味噌ラーメンが楽しめる。
極太の平打ち麺を、ドロッとした濃厚な味噌スープにたっぷりとつけて味わう。スープは、豚骨と魚介の旨みが凝縮されており、味噌のコクと甘みが絶妙なバランスで調和。

濃厚スープと極太麺による、味と食感のハーモニを堪能するラーメン
濃厚スープと極太麺による、味と食感のハーモニを堪能するラーメン

8. 【札幌】ラーメン札幌 一粒庵

札幌の代表的な人気店「ラーメン札幌 一粒庵」。札幌駅からほど近い場所にあるのでアクセスしやすく、観光の合間に立ち寄りやすい。
こだわりは、北海道産の厳選食材。新鮮で香り豊かなラーメン作りを大切にしている。
オリジナル特注麺は100%北海道産小麦を使用し、手間をかけたスープと自家製ラード合わせ、安心して食べられる一杯。

北海道の味をギュッと凝縮!事前予約OKのラーメン店
北海道の味をギュッと凝縮!事前予約OKのラーメン店

9. 【旭川】らーめん山頭火 旭川本店

創業者の畠中氏が家族のために美味しいラーメンを作る、と宣言したことで生まれた山頭火。
試行錯誤と改良を重ねてたどり着いた独自製法の豚骨白湯スープは、まろやかでやさしい味に仕上げられている。
現在は国内だけでなく、海外にも店舗を持ち、国籍問わず多くの人に人気がある。

国内外で愛される、北海道旭川発祥の豚骨しおらーめんに舌鼓
国内外で愛される、北海道旭川発祥の豚骨しおらーめんに舌鼓

10. 【釧路】らーめん工房 魚一

JR「釧路駅」から徒歩5分の場所にある、釧路ラーメンの名店「らーめん工房 魚一(うおっち)」。
自家製造した魚醤(魚から作った醤油)を使用した「魚醤ラーメン」が人気メニューだ。魚の臭みがなく、旨みだけを存分に堪能できる。
また、牡蠣をはじめとする海の幸を贅沢に使用した「牡蠣ラーメン」も人気が高い。
ミルキーな牡蠣とスープの相性は抜群。
「あっさり」と「こってり」の2種類の味が用意されているため、好みに合わせて選べるのも嬉しい。

牡蠣ラーメンなど様々な種類のラーメンを味わえるのも魅力(※写真はイメージです)
牡蠣ラーメンなど様々な種類のラーメンを味わえるのも魅力(※写真はイメージです)

11. 【札幌】我流麺舞 飛燕

札幌市郊外の豊平区にある「我流麺舞 飛燕(ひえん)」は、ミシュランガイド北海道2017特別版に掲載された実力店。
宮城県の森林鶏の首肉だけを使ったヘルシーかつ濃厚な鶏白湯スープに一番のこだわりを持つ。
今までありそうでなかった独特の味わいは、こってりのようであっさりした”こっさり味”と呼ばれる。
油が控えめで食べやすく、スープを飲むレンゲが止まらず、老若男女を問わず最後まで飲み干す人も多い。
お勧めのメニューは「我流札幌ラーメン 飛塩」。
自慢のスープにラードで炒めた野菜を融合させた奇跡のラーメンで、優しさの中に味の強弱が感じられる奥の深い絶品だ。
もちもち食感の特注中太ストレート麺とスープとの相性が抜群で、一口ごとにうまみが広がっていく。

独特な味わいこっさり味を体験してみよう
独特な味わいこっさり味を体験してみよう

12. 【旭川】蜂屋 五条創業店

昭和22年(1947)創業のラーメン店「蜂屋」は、ダブルスープ×あっさり系醤油という旭川ラーメンの原型を作ったと言われることもある老舗。
現在でも創業時と変わらない伝統の製法や味を受け継いている店舗だ。
1番人気はもちろんしょうゆラーメン。蜂屋のしょうゆラーメンのスープは、見た目はかなり濃い色をしているのが特徴だが、実際に飲んでみるとラードの香ばしさと、豚骨とアジの煮干しのダブルスープの旨味をしっかりと感じることができる。

焦がしラードとダブルスープの相性や良し!旭川ラーメン屈指の人気店
焦がしラードとダブルスープの相性や良し!旭川ラーメン屈指の人気店

13. 【札幌】吉山商店 本店

札幌味噌ラーメンといえば、と聞かれると名前を挙げる人も多いという「吉山商店 本店」。
全国の有名ラーメン店を食べ歩いたオーナーが目指すのは五感で味わうラーメンだという。
スープのベースはゲンコツと鶏ガラ。そこに香味野菜と白味噌を合わせて味噌ラーメンのスープを作り上げている。白味噌を使用しているので、基本の味噌ラーメンは優しいマイルドなスープになっているが、メニューによってパンチやキレのある一杯もあるので、ガツンと味噌ラーメンを堪能したい人でも満足できる。

全国の有名ラーメンを食べたオーナーが辿り着いた「五感で味わうラーメン」
全国の有名ラーメンを食べたオーナーが辿り着いた「五感で味わうラーメン」

14. 【苫小牧】味の大王 総本店

苫小牧市に位置する「味の大王 総本店」は、1965年創業の老舗ラーメン店。
カレーとラーメンの融合という独創的なスタイルを生み出した元祖カレーラーメンの発祥店として知られる。
スパイシーなスープは濃厚な豚骨ベースに、十数種類の香辛料や果物を練り込んだカレーペーストを混ぜ合わせたものだ。
うまみと辛さが絶妙なバランスを保ち、カレーライスのようなとろみが特徴でボリュームも満点。
サイドメニューのチャーハンやライスとの相性も抜群でセットで楽しむ人も多い。
また、定番の「元祖カレーラーメン」の他にも様々な種類があり、がっつり食べるなら「石鍋カツカレーラーメン」、辛いのが苦手なら「チーズカレーラーメン」もお勧め。

カレーとラーメンを融合させた「カレーラーメン」の発祥店
カレーとラーメンを融合させた「カレーラーメン」の発祥店

15. 【旭川】旭川らぅめん青葉 本店

昭和22年(1947)に屋台からスタートし、70年以上の伝統を誇る旭川の老舗ラーメン店。
旭川ラーメンの源流とも言える存在だ。
初代店主が生み出した創業当時の製法を守り続ける「正油らぅめん」が看板メニュー。
一日掛けて煮出した豚骨と鶏ガラの動物系スープと、利尻昆布や鰹節、アジの煮干しなどの魚介類と野菜から取ったスープのWスープに醤油ダレを加えたラーメンは深いコクとスッキリとした後口が特徴。

屋台から人気店へと上り詰めた旭川ラーメンの草分け的存在
屋台から人気店へと上り詰めた旭川ラーメンの草分け的存在

北海道のラーメン屋が集まる4つのスポット

激戦区で生き残り続ける各ラーメンの人気店が一ヶ所に集う、4つのスポットを最後に紹介しよう。
これまで紹介してきたように、北海道のご当地ラーメンを一言でまとめるのは難しく、地域やお店ごとに様々な特徴を持っている。
また、道内にあるラーメン店の数も非常に多く、どこで何の味を食べると良いのか迷ってしまう人も多い。個性的なラーメンを食べ比べてみたいと思う方もいるだろう。
そんな時は、これから紹介するラーメンスポットに足を運んでみてほしい。

1. 北海道ラーメン道場

新千歳空港の国内線ターミナルビル3階にある「北海道ラーメン道場」は、北海道各地の有名店・老舗が集まるラーメンのテーマパーク。
旅行の行き帰りに立ち寄りやすい立地にあり、国内外の観光客にとっては北海道のご当地ラーメンを手軽に味わえる貴重なスポットだ。
一歩足を踏み入れると、両側に約10軒のラーメン店がずらりと立ち並んでおり、3大ラーメンを筆頭に各地に散らばる個性豊かな本場のラーメンを存分に楽しめる。
入口手前の超人気店「えびそば一幻」があり、記事で紹介した「函館麺厨房あじさい」・「けやき」も名を連ねる。
定期的なイベント開催や各店による空港限定メニューもあり、訪れるたびに新たな発見ができるのも魅力のひとつ。

北海道各地の有名ラーメン店が新千歳空港に集結
北海道各地の有名ラーメン店が新千歳空港に集結

2. 元祖さっぽろラーメン横丁

札幌市中央区のすすきの繁華街にある「元祖さっぽろラーメン横丁」は、札幌グルメを代表する観光名所。
味噌ラーメンの発祥地として、全国に札幌ラーメンを普及させた名横丁だ。
1951年に誕生した「公楽ラーメン名店街」を前身とし、1971年に今の形となった。
現在は細い路地に17のラーメン店がしのぎを削っており、味噌ラーメンを中心に醤油・塩・豚骨などバリエーション豊かな味を楽しめる。
各店舗が独自のレシピを持ち、70年以上の歴史・伝統を守りつつも時代の変化に対応した個性的なラーメンを堪能できるのが魅力。
その一方で、昭和風情のネオン看板や狭い通りには、ディープな雰囲気が漂い、訪れる人にどこか懐かしい気分と非日常感を与える。

札幌ラーメンを存分に堪能できるスポット
札幌ラーメンを存分に堪能できるスポット

3. 新ラーメン横丁

元祖さっぽろラーメン横丁と同じく、札幌・すすきのにある「新ラーメン横丁」。
両スポットは1本の通りを挟んで隣接し、どちらかと言うと「新ラーメン横丁」の方が目につきやすい。
1976年の誕生後、札幌ラーメンの新旧の魅力を発信する場所として両スポットは同一視されがちだが、運営団体は異なり、それぞれ独立した施設だ。
かつてはもぐら横丁と呼ばれ、名前の由来となった「元祖さっぽろラーメン もぐら」が特に有名。
ただ、公式ホームページが存在せず、謎に包まれている部分も多いので、実際に足を運んでみてほしい。
ちなみに、横丁にはカウンター中心の小さな店舗が5~10軒ほどを連ねており、各店が工夫を凝らした多彩なラーメンを楽しめるようだ。

ネオン看板が目立つ新ラーメン横丁
ネオン看板が目立つ新ラーメン横丁
住所
〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西3丁目1-1 第3グリーンビル
営業時間
店舗によって異なる
定休日
店舗によって異なる

4. あさひかわラーメン村

1996年に誕生した「あさひかわラーメン村」は、旭川のラーメンの良さや文化を広く知ってもらうため、市内の7店舗が集合した集合施設。
外壁は北海道東海大学旭川校の学生によって、旭川動物園の動物がラーメンを美味しそうに食べている姿が描かれている。
施設内には、旭川の老舗ラーメン店の青葉をはじめ、旭川の人気店が勢揃い。
また、あさひかわラーメン村神社が併設されており、スープのように熱々の仲が、麺のように長く続くようにと縁結びならぬ「麺結び」をテーマに、恋愛成就のご利益があるのだとか。

まさにラーメンだらけ!旭川ラーメンの人気店7店舗が集うラーメン村
まさにラーメンだらけ!旭川ラーメンの人気店7店舗が集うラーメン村

北海道ラーメンに関するよくある質問

Q

北海道のラーメンにはどんな特徴があるの?

A

地域や種類ごとに異なりますが、全体の特徴としては北海道特産(コーン・バター・ホタテなど)のトッピングがある、濃いめの味付け、ラードの使用が挙げられます。

Q

北海道のラーメンをお土産に持って帰れる商品はある?

A

札幌ラーメンの「すみれ」、旭川ラーメンの「蜂屋」、函館ラーメンの「函館麺厨房 あじさい」など、有名店の商品を空港や駅のお土産売り場で購入できます。

まとめ

北海道3大ラーメンをはじめ、道内各地の個性的なラーメンの特徴や魅力を中心に紹介してきた。
地域ごとに異なる味わいを楽しめる北海道は、ラーメン好きなら1度は訪れるべき場所だ。
どの店も激戦区の中で切磋琢磨し、麺・スープ・具材の全てにこだわりを持った最高の一杯が食べられる。
今回説明した内容も参考に、北海道に訪れた際は様々な種類のラーメンを堪能しよう。
北海道に点在する定番観光地の見どころ・お勧めのショッピングスポット・宿泊施設など、旅行プランの計画に役立つ情報をまとめた、こちらの記事も要チェック。