【八坂神社の観光ガイド】美・縁・福をもたらす京都の有名パワースポット

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

長い歴史を誇り、全国各地の八坂神社や祇園社の総本社となる京都の「八坂神社」。
格の高い様々な神様をお祀りしていることから、神社仏閣の多い京都でも有名なパワースポットとなっている。
それだけでなく、歴史的に貴重な建築物も多く、見どころが盛り沢山だ。
「八坂神社」を満喫し、目一杯のご利益を授かれるように、主な見どころやお勧めの観光シーズン、注目すべきイベントなどを紹介しよう。

目次

八坂神社ってどんなところ?

京都府京都市東山区、京都屈指の花街である祇園に位置する「八坂神社」。
全国に点在する約2,300の八坂神社や祇園社の総本社であり、「祇園さん」と呼ばれ、古くから地域の人々に親しまれている。
主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、その妻である櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、大国主神(おおくにぬしのかみ)の三柱。
主なご利益は厄除け・家内安全・縁結びだが、境内には多くの摂社と末社があり、様々な神様が祀られているため、商売繁盛など多くのご利益を授かれる。
見どころも多く、重要文化財の指定を受けた29棟の建造物があり、本殿は国宝に指定されている。
境内には豊かな自然もあり、四季折々の景色が見られるため、散策するだけでも楽しい。
7月1日から31日までの1カ月にわたって開催される、日本三大祭のひとつ「祇園祭」でも知られている。
期間中は様々な神事や行事が催されるが、2日間にわたって開催される「山鉾巡行」は必見。
絢爛豪華に彩られた山車が、京都の夏を華やかに彩る様子から、日本の文化を深く感じられるだろう。

八坂神社の成り立ち

「八坂神社」の創建には諸説あるが、社伝には以下2つの説がある。
1.朝鮮半島から渡ってきた使節が、同じく朝鮮半島の神様を祀った
2.奈良の僧侶が建立したお堂に、天神が降り立った
現在でもどちらが正しいかは、はっきりしていない。
ただ、877年に疫病が流行した際に、祈りを捧げて流行が止まったことが発展したきっかけであることはわかっている。
その後、神仏習合(神道と仏教を融合させてひとつの信仰体系とすること)や歴史の流れの中で、興福寺比叡山延暦寺の別院となる。
1571年の織田信長(おだのぶなが)による、比叡山の焼き討ちによって独立し、「八坂神社」独自の信仰を育んだ。
1868年の神仏分離(神道と仏教を分離する政策)によって、平安時代に設けられた寺は廃寺となり、神社としての役割だけが残った。

国宝に指定された本殿をはじめ、境内には様々な美しい建築物が残る
国宝に指定された本殿をはじめ、境内には様々な美しい建築物が残る
神社と自然が調和した四季折々の景観も美しい
神社と自然が調和した四季折々の景観も美しい

八坂神社へのアクセス

京都観光の移動拠点である「JR京都駅」から、「八坂神社」へのアクセスを案内しよう。
電車とバスでアクセスできるが、電車の場合は複数回乗り換えが必要なため、バスを利用する下記の経路がお勧めだ。

経路
1.「JR京都駅」から、市営バス急行100系統(清水寺祇園・銀閣寺行)へ乗車し、「祇園」にて下車。
2.バス停から徒歩3分
所要時間
約30分

八坂神社の拝観料と参拝可能時間

「八坂神社」は24時間参拝可能で、参拝料は無料だ。
ただ、お守りなどの購入は9時から17時までなので、気をつけてほしい。

八坂神社のお勧め観光シーズンは?

「八坂神社」のお勧め観光シーズンは、夏と秋だ。
夏は絢爛豪華な「祇園祭」が開催され、様々な神事や行事が繰り広げられ、京都の街全体が賑わう。
日本の伝統文化を体感したいなら、7月に行われる「祇園祭」にぜひ参加してほしい。
秋には朱色の建造物とモミジで、境内が紅く染められる。雅な空間を散策すれば、日本情緒を満喫できるはずだ。
「八坂神社」の紅葉の見頃である、11月下旬〜12月上旬に訪れるのもお勧めだ。

見どころ盛りだくさんの祇園祭
見どころ盛りだくさんの祇園祭
紅葉で紅く染められた境内も魅力的だ
紅葉で紅く染められた境内も魅力的だ

八坂神社の絶対に外せない見どころ8選

季節ごとに美しい表情を浮かべる「八坂神社」。
境内には数多くの境内社や重要文化財の建造物があり、どこから参拝・観光するか迷ってしまうほどだ。
でも安心してほしい。これから紹介する8つの見どころを中心に境内を観光すれば、主な見どころを全て巡れるだろう。

1. 唯一無二の建築様式・最大規模の「本殿」

本殿と拝殿がひとつの大屋根で覆われた、独自の建築様式「祇園造」が特徴の「本殿」。
その建築様式は、平安時代から受け継がれたものだ。
神様が鎮座する「内々陣」と呼ばれる空間を中心に、周囲をいくつもの部屋で仕切った複雑な構造も特徴のひとつ。
高さ15m、建物面積は662㎡と、神社本殿では最大規模である。2020年には国宝に指定された。
素戔嗚尊・櫛稲田姫命と、その子供である八柱御子神(やはしらのみこがみ)が祀られ、厄除けや学業成就、縁結びから安産まで、幅広くご利益を授けてもらえる。
「本殿」の下には青龍が住んでいる池があると言われ、開運に効果があると伝わっている。

参拝するだけでなく建物自体もじっくり眺めてみよう
参拝するだけでなく建物自体もじっくり眺めてみよう

2. 神水と参拝で美人になれる?「祇園神水」

本殿の東にある大神宮社の前に湧く、「力水」とも呼ばれる「祇園神水」。
祇園神水を飲み、隣接した「美御神社(うつくしごぜんしゃ)」へ参拝すると美人になると伝えられ、芸妓や舞妓からの信仰も篤い。
ただし、飲み水ではないので、飲むためには煮沸が必要だ。
顔につけると美人になるという言い伝えもある。

美人になりたい方にお勧めのスポットだ
美人になりたい方にお勧めのスポットだ

3. 身も心も美しくなれる「美御前社」

「八坂神社」に所属する末社の「美御前社」は、本殿の東に位置する。
ご祭神は多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)の3柱。いずれも美しい姿をした女神だ。
美容祈願のご利益があり、鳥居の横にある「美容水」を肌につけて参拝すれば、身も心も美しくなると伝わっている。

美容祈願のご利益がある美御前社
美容祈願のご利益がある美御前社
美容水も忘れずに肌につけよう
美容水も忘れずに肌につけよう

4. 商売繁盛を願うなら訪れるべき「北向蛭子社」

授与所の西に位置する「北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)」は、事代主神(ことしろぬしのかみ)を祀っている。
事代主神は七福神の恵比寿と同一視される神様であり、ご利益は商売繁昌。
毎年1月9日と10日に開催される「祇園のえべっさん」では、商売繁盛・家内安全のご利益があるお守り「福笹」が授与されるので、チャンスがあればぜひ手に入れてほしい。

商売繁昌を願うなら必ず訪れよう
商売繁昌を願うなら必ず訪れよう

5. 様々な縁を結ぶ「大国主社」

本殿の南西に位置する「大国主社」には、大国主神(おおくにぬしのかみ)・少彦名命(すくなひこなのみこと)・事代主神が祀られている。
ご利益は縁結びで、島根県にある「出雲大社」と同じ神が鎮座。
恋愛・人間関係・仕事など、様々な縁を結んでもらえるはずだ。

旅行先で良い縁に巡り合えるように参拝しておこう
旅行先で良い縁に巡り合えるように参拝しておこう

6. 境内最古の建造物「西楼門」

「八坂神社」のシンボルである「西楼門」は、朱色に彩られた切妻造の見事な門。
両脇には貴族の護衛だった役人の木像を並べ、門の前では青銅製の狛犬が「八坂神社」を守っている。
1467年に起きた応仁の乱で焼失したあと、1497年に再建された。
境内にある最も古い建造物で、国の重要文化財に指定されている。
1912年の道路の拡張工事に合わせ、東へ6m・北に3m移動し、四条通りの中央に見えるように配置された。
正門だと思われがちだが、実は正門ではないのもポイントだ。

八坂神社のシンボルは必ず見ておこう
八坂神社のシンボルは必ず見ておこう

7. 八坂神社の美しき正門「南楼門」

表参道にある「南楼門」が正門で、下河原通りに直結している。
そのため、祇園祭の神輿も必ず南楼門から出発する。
高さ14mで、幅は9m。本殿と同じく「八坂神社」特有の造形が特徴だ。
朱色に塗られた柱や赤銅色で銅板葺きの屋根は、造形も色彩も素晴らしい。

八坂神社特有の造形をじっくり眺めてみよう
八坂神社特有の造形をじっくり眺めてみよう

8. 日本の伝統芸能の舞台となる「舞殿」

「祇園祭」の神輿が奉安され、結婚式や神事の舞台としても利用される。
「舞殿」で行われる、巫女舞の舞踊や人形浄瑠璃は必見だ。
屋根の下に吊り下げられた280個の提灯は、舞妓が生活する置屋、料亭などから奉納されたもの。
夜になると明かりが灯され、境内を静かに照らし、輝きを放つ。

舞殿で行わる日本の伝統芸能は必見だ
舞殿で行わる日本の伝統芸能は必見だ
日没後の明かりが灯る舞殿も美しい
日没後の明かりが灯る舞殿も美しい

日本三大祭のひとつ「祇園祭」

日本三大祭のひとつとして世界的に知られる「祇園祭」。
国内外から多くの人が訪れるこのお祭りは、869年に京の都をはじめ日本各地で疫病が大流行した際、八坂の神様に厄除けを祈願し、厄災を祓い清めたことがはじまり。
現在も八坂神社の祭礼として7月1日から1ヶ月間にわたり、さまざまな神事や行事が繰り広げられている。
7月1日の「吉符入」からはじまる祇園祭の最大の見どころは、17日の前祭と24日の後祭に行われる34基の山鉾巡行と八坂神社の神輿渡御。
「コンチキチン」という祇園囃子の音色とともに、前祭では四条烏丸から、後祭は烏丸御池から出発し、京都市内を山鉾が巡行する。

1,150年以上の歴史を有する京都・八坂神社の祭礼で日本を代表する祭のひとつ
1,150年以上の歴史を有する京都・八坂神社の祭礼で日本を代表する祭のひとつ

知っておくと観光がさらに楽しくなる!八坂神社の七不思議

長い歴史を持つ「八坂神社」には、さまざまな伝説や言い伝えが残されている。
その中でも有名な七つの不思議なエピソードをご紹介。
エピソードを思い出しながら観光すると、不思議な現象に出会えるかもしれない。

1. 蜘蛛の巣が張らない「西楼門」

理由はわからないが、これまでに1度も蜘蛛の巣が張られていない。
さらに屋根からの雨垂れがないため、石段にも雨垂れの跡が存在しないのだ。
雨垂れの跡が乾いて消えたのではなく、最初から雨垂れしないと言い伝えられている。

本当に蜘蛛の巣が貼っていないか自分の目で確かめてみよう
本当に蜘蛛の巣が貼っていないか自分の目で確かめてみよう

2. 竜宮城と繋がる井戸「龍穴」

本殿の下には龍穴と呼ばれる井戸があり、その井戸には京都を守る青龍が住んでいると語り継がれる。
ただし、漆喰で塗り固められているので、外からは見えない。
鎌倉時代の「釈日本紀(しゃくにほんぎ)」には、竜宮城とつながっていると記されているが、真偽のほどは誰にもわからない。

境内には青龍をモチーフにした彫刻などが存在する
境内には青龍をモチーフにした彫刻などが存在する

3. 拍手すると龍が鳴く?「龍吼」

本殿に向かって右の柱、その下で西を向いて1回拍手すると、大きく反響して聞こえる。他の場所で拍手しても反響はしない。
柱と小さな屋根の接点には「龍吼」と呼ばれる彫刻があり、反響音はこの龍が拍手に応えて鳴いるからと伝えられる。

本殿に訪れたら本当に反響するか確かめてみよう
本殿に訪れたら本当に反響するか確かめてみよう

4. 鬼の正体を見極めた逸話から名付けられた「忠盛灯篭」

本殿の東に位置する「大神宮社」と「悪王寺社」の間にある「忠盛灯籠」には、不思議な言い伝えがある。
平安時代(794〜1185年)、白川上皇(しらかわじょうこう)と平忠盛(たいらのただもり)は雨の中境内を歩いていると、鬼のように見える化け物と出会う。
白川上皇は平忠盛に鬼を討ちとるよう命じた。
平忠盛は化物の正体を見破るために生け捕りにすると、その正体は灯籠に松明をあげようとした僧侶だったという。
平忠盛の人間を見極めた思慮深さを称えて、「忠盛灯籠」と名付けたと伝わっている。

不思議な逸話があったことを思い出しながら眺めてみよう
不思議な逸話があったことを思い出しながら眺めてみよう

5. 地軸まで届く長さ・大きさを持つ「二見岩」

本殿東の「大神宮社」は、内宮と外宮が向き合うように建っている。
その間にある岩「二見岩」と呼ばれ、地面から少し見えるだけだが、地中では地軸に届くほど長いと言われている。
なぜそのような言い伝えがあるかがわかっていないのも、想像する余地があって面白い。

内宮と外宮の間にある二見岩は見逃してしまうほど小さいので、注意深く辺りを探してみよう。
内宮と外宮の間にある二見岩は見逃してしまうほど小さいので、注意深く辺りを探してみよう。

6. 美人になれる神水「力水」

「祇園神水」とも呼ばれる「力水」も、七不思議のひとつとされている。
見どころでも紹介したように「力水」を飲み、美御前社に参拝すれば「美人」になると伝わっている。
「八坂神社」に伝わる七不思議の中で、最も有名なエピソード・言い伝えだ。

美人になりたい方には嬉しいご利益を持つ神水
美人になりたい方には嬉しいご利益を持つ神水

7. 泣き声が聞こえてくる不思議な石「夜啼石」

本殿の北東にある「日吉社」には古木があり、夜になるとそこから泣き声が聞こえてくる。
古木に近づいても誰もおらず、根元にある大きな石から泣き声が聞こえるという。
日没後の「日吉社」に訪れる機会があれば、確かめてみてはいかがだろうか。

日吉社に訪れたら夜啼石も探してみよう
日吉社に訪れたら夜啼石も探してみよう

京料理と京都の文化を味わう!八坂神社周辺で人気の飲食店3選

「八坂神社」の周辺には数多くの飲食店がある。
その中でも京料理や京都の文化を堪能できる、人気の飲食店を紹介しよう。
せっかく京都を観光するなら、京料理を味わないのはもったいない。

1. 円山公園 京料理 志ぐれ

風雅なシダレザクラで知られる京都有数の名勝「円山公園」内にある京料理の名店。
大正2年(1913)の創業以来、110年もの間京料理の伝統と味を守り続けている。旬の素材や厳選食材を生かした料理は、四季の彩りを映した艶やかな見た目もごちそうだ。
色とりどりの季節の味わいを詰め込んだ「志ぐれ弁当」は、手軽に老舗の京料理が味わえると人気。

京都の名勝に佇む、京料理の老舗
京都の名勝に佇む、京料理の老舗

2. 祇園 牛禅

人気観光スポット「八坂神社」のすぐ近くで、しゃぶしゃぶとすき焼きを食べ放題で楽しめる人気店。
厳選した国産牛やこだわりの黒毛和牛など、予算やメンバーに応じて選べる豊富なコースが評判。
定番は、お肉に野菜約20種、うどん、豆腐、餅が120分間食べ放題の「上牛しゃぶ食べ放題」と「国産牛すき焼き食べ放題」だ。
しゃぶしゃぶかすき焼き、どちらか迷ったら、両方を同時に楽しめる「すきしゃぶ」コースをぜひ。

しゃぶしゃぶ&すき焼きを食べ放題で堪能
しゃぶしゃぶ&すき焼きを食べ放題で堪能

3. 津田楼

幕末のころよりお茶屋を営み、大正時代初期に現在の地に移転。
贅を極めたお茶屋ならではのしつらえはそのままに、現在は旬を映した会席料理やお酒が楽しめるレストランバーとして営業。
芸妓・舞妓の舞を楽しめるように作られた広い踊り場や、東山三十六峰を写した欄間など、祇園のおもてなしの心を反映した空間は、滞在しているだけで贅沢な気分に。

花見小路に佇む、五感で京都を感じる名店
花見小路に佇む、五感で京都を感じる名店

八坂神社と合わせて訪れたい観光スポット3選

「八坂神社」周辺には、豊かな自然や歴史を感じられる観光スポットが点在している。
見どころ満載の「八坂神社」を観光したら、これから紹介するスポットにも訪れてみよう。

1. 円山公園

かつて寺社などが所有していた地を整備して造られた京都最古の公園。
河原町から四条大橋を渡り、四条通の祇園商店街を真っすぐ進んだところにある。四条大橋から京阪祇園四条駅を過ぎて商店街を進むと、正面に見えてくるのが八坂神社だ。
ここから東側の一帯が円山公園で、回遊式庭園に料亭や茶房が並ぶ。
京都で最も有名な桜といっても過言ではない祇園しだれ桜は、初代のしだれ桜から種を取って育てられ、昭和24年(1949年)からここに立つ2代目。特に夜桜の美しさで知られており、ライトアップされる夜はその姿をひと目見ようと、大勢の花見客でにぎわう。

池のほとりにたたずむ祇園しだれ桜は、京都屈指の撮影スポット
池のほとりにたたずむ祇園しだれ桜は、京都屈指の撮影スポット

2. 知恩院・友禅苑

浄土宗の開祖である法然上人ゆかりの地に建立された浄土宗の総本山・知恩院
その境内にある友禅苑は、友禅染の生みの親である、江戸時代中期の絵師・宮崎友禅の生誕300年を記念し、1954年に改修造園された庭園だ。
東山の湧き水を引き入れた池泉回遊式庭園と「鹿野苑」と呼ばれる枯山水庭園によって構成されている。
苑内には、京都の有名実業家・大沢徳太郎の別邸から移築した茶室「華麓庵」と当山第86世中村康隆猊下の白寿を記念して移築された茶室「白寿庵」が立つ。
ともに裏千家ゆかりの茶室で、名園の風情を感じることができる。

知恩院の境内にあり、池泉式庭園と枯山水によって構成される名園
知恩院の境内にあり、池泉式庭園と枯山水によって構成される名園

3. 清水寺

778年に開かれ、1994年にはユネスコ世界文化遺産に登録された。
音羽山の中腹に広がる13万㎡の境内には、国宝と重要文化財を含め30以上の伽藍や碑がある。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と季節ごとに違った景色に映える清水寺も見もの。
坂道を登りきると朱色の仁王門がお出迎え。さらに階段を上がると、高さ約31mの「三重塔」が見えてくる。国内最大級の高さで、京都の街を遠くまで見渡すことができる絶景ポイントだ。

京都に来たなら訪れたい、世界文化遺産に選ばれているお寺
京都に来たなら訪れたい、世界文化遺産に選ばれているお寺

八坂神社に関するよくある質問

Q

八坂神社に祀られている神様は?

A

素戔嗚尊・櫛稲田姫命・大国主神の3柱が主祭神です。

Q

八坂神社のご利益は?

A

厄除け・縁結び・学業成就・五穀豊穣・家内安全・商売繁昌・美容祈願です。

Q

八坂神社の所要時間は?

A

ゆっくり散策すると、2〜3時間かかります。

まとめ

国宝と数多くの重要文化財が点在し、様々な境内社も存在する、由緒と歴史ある「八坂神社」。
この記事を参考に参拝すれば、主な見どころを満喫できるだけでなく、ご利益も余すことなく授かれるだろう。
京都の夏を代表する「祇園祭」にも、タイミングがあえば、ぜひ参加してほしい。
いつ訪れても歓迎される「八坂神社」へ、日本の文化と歴史を学びに出かけよう。
「八坂神社」以外にも、京都には歴史と伝統が残る観光スポットが多い。
京都を観光する予定がある方は、京都の定番観光スポットをまとめた、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。