【宇治橋の観光ガイド】風光明媚な景観と長い歴史が魅力の宇治のシンボル

【宇治橋の観光ガイド】風光明媚な景観と長い歴史が魅力の宇治のシンボル

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本三古橋のひとつである「宇治橋」。
重厚な見た目と洗練されたデザインが周囲の風光明媚な景観と調和している、京都の宇治市におけるシンボル的なスポットだ。
この記事では「宇治橋」の基本情報をはじめ、観光する際のお勧めシーズンや周辺の観光スポットを紹介していく。
この記事を読めば、「宇治橋」の魅力や観光前に知っておきたい情報がわかるはずだ。

目次

宇治橋ってどんなところ?

京都の南部、宇治市にある「宇治橋」。
宇治市は世界遺産に登録されている「平等院」などの神社仏閣が多く、名産品の宇治茶や宇治抹茶を使用したスイーツも人気を博している。
「宇治橋」は宇治観光の中心となる場所にあり、宇治のシンボルとしても親しまれている。
瀬田の唐橋」や「山崎橋」と並んで日本三古橋に数えられ、645年に最初の「宇治橋」が架けられた。
風流のある街並みと調和した、奥ゆかしい佇まいが「宇治橋」の魅力。
見どころは橋の上から眺める抜けの良い「宇治川」で、ぜひ気持ちの良い眺めを堪能してほしい。
「宇治橋」の中央部からやや西寄りのところに「三の間」と呼ばれる張り出しがあり、守護神である橋姫を祀った社の名残とされる。
また、豊臣秀吉(とよとみひでよし)が茶の湯に使うための水を汲ませたとする伝承も残っている。
宇治観光ではよく通ることになる橋なので、「宇治橋」からの眺めや「宇治橋」自体の造りを鑑賞して、その歴史や伝承に思いを馳せてみよう。

宇治橋にまつわる伝説

日本における呪いの儀式として、古くから知られる丑の刻参り(うしのこくまいり)は「宇治橋」の橋姫伝説が関係している。
嵯峨(さが)天皇の時代(在位は809年~823年)、嫉妬に狂った娘が「貴船神社」で自身を鬼神に変えるよう祈りを捧げると、姿を変えて「宇治川」に21日間浸かるようにと神託があった。
これを実行した娘は鬼神となり、やがて多くの人を殺したとされる。
この伝説が丑の刻参りの原型とされ、「宇治川」や「宇治橋」はゆかりの地として知られている。

通り過ぎるだけでなく、宇治橋自体もよく観察してみよう
通り過ぎるだけでなく、宇治橋自体もよく観察してみよう

宇治橋へのアクセス

京都観光の移動拠点となる「JR京都駅」を起点に、「宇治橋」へのアクセスを紹介しよう。
なお、JR奈良線の快速に乗車すると、表記の所要時間よりやや早く到着できる。

経路
1.「JR京都駅」でJR奈良線に乗車し、「宇治駅」で下車。
2.「宇治駅」から歩いて10分ほど。
所要時間
約35分

宇治橋のお勧め観光シーズンは?

「宇治橋」を訪れるなら、お勧めしたい観光シーズンは春だ。
その理由は「宇治橋」の上流に桜が咲き、美しい景観が見られるからだ。
「宇治橋」の上流には約2,000本の桜があり、見頃になると「宇治川」沿いを美しく彩る。
風光明媚な「宇治橋」に日本らしい桜が合わさることで、情緒溢れる華やかな景観を味わえる。
フォトスポットにもなっているので、ぜひ「宇治橋」と桜を一緒に収めてほしい。
なお、「宇治橋」上流の桜は3月下旬から4月上旬が見頃とされている。

桜と一緒に眺めて風情を感じよう
桜と一緒に眺めて風情を感じよう

日本の歴史文化を体感できる!宇治橋周辺の観光スポット5選

「宇治橋」の周辺には歴史的な神社仏閣が数多く点在している。
その中にはユネスコの世界遺産や、国の重要文化財に指定されている場所も多い。
「宇治橋」と合わせて訪れるべき、観光スポットを紹介しよう。

1. 平等院

平安時代の権力者・藤原道長が別荘として使用していたものを、息子・頼通が受け継ぎ、1052年に寺に改め開かれた。
1994年に世界遺産に登録。2014年の改修を経て、創建時の姿に近づいたとされている。
本尊の阿弥陀如来像が安置されている阿弥陀堂は必見。シンメトリーな壮麗さに、きっと見惚れてしまうはず。
創建当時、極楽往生を願う思想が流行しており、極楽浄土の宮殿をイメージして建てられた。

完璧なシンメトリーが圧巻! 極楽浄土を思わせる幻想的なお堂にうっとり
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2. 宇治上神社

「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されている古社。
天喜元年(1053)に建てられた宇治平等院の鎮守社として康平3年(1060)に建立されたと伝わる。
宇治の土地を護る守護神として、庶民から貴族まで幅広い人びとに信仰され続け、現在も多くの崇敬を集める。

古代から崇敬を集める神聖なパワースポット
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3. 宇治神社

仁徳天皇が即位した313年の創祀以来1710年の歴史を重ねる、宇治の産土神。
宇治川に架かる朝霧橋東詰の社域は、仁徳天皇の父・応神天皇の離宮跡で、仁徳天皇の弟・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居跡と伝わる。

神の使い「みかえり兎」で知られる、創祀1710年の古社
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4. 興聖寺

宇治市にある興聖寺は、曹洞宗の開祖・道元によって開かれた日本における初めての禅宗寺院。
嘉禎2年(1236)に伏見区深草で開創され、戦乱により一度は廃絶したものの江戸時代初期の正保2年(1645)に現在の場所に再興された。
春の桜や秋の紅葉など季節によって変化に富んだ表情を楽しめ、京都府の名勝にも指定されている。

山水を取り入れた境内や春秋に美しい参道も人気の曹洞宗最古の名刹
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5. 宇治市源氏物語ミュージアム

平安時代に紫式部が著し、千年以上の時を経た今も読み継がれている不朽の古典文学「源氏物語」をテーマにした公立博物館。
宇治を主要な舞台として描かれる「宇治十帖」や主人公「光源氏」について、模型や映像を通してわかりやすく伝えている。

源氏物語の世界感や雅やかな平安文化を体感
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宇治橋に関するよくある質問

Q

宇治橋が初めて架けられたのはいつ頃?

A

飛鳥時代(592年〜710年)の645年とされています。

Q

宇治橋で桜は見られる?

A

「宇治橋」の上流で見られ、見頃は3月下旬から4月上旬となります。

まとめ

この記事では「宇治橋」における逸話やお勧めの観光シーズン、併せて訪れたい周辺の観光スポットを紹介してきた。
風光明媚な宇治川の景観と、重厚ながら洗練された佇まいとの調和が「宇治橋」の魅力だ。
京都観光をするなら、ぜひ「宇治橋」まで足を運んでもらいたい。
なお、以下の記事では宇治の人気観光スポットを厳選して紹介している。
こちらも参考にしながら、京都や宇治への観光を楽しんでほしい。