【太宰府の人気観光スポット8選】古代日本に栄えた歴史と文化が残る街

【太宰府の人気観光スポット8選】古代日本に栄えた歴史と文化が残る街

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

「太宰府」には「太宰府天満宮」を筆頭に、神社仏閣や史跡が数多く点在している。
街全体が歴史情緒に溢れ、常に国内外の観光客で大きな賑わいを見せる。
この記事では、「太宰府」で人気の観光スポットやお勧めの観光シーズンなどを紹介するので、参考にしながら「太宰府」を巡ってみてほしい。
風情のある「太宰府」の街並みや観光スポットを通して、日本の歴史文化に触れられるはずだ。

太宰府ってどんなところ?

「太宰府市」は福岡の中央部に位置する観光都市で、古くは九州地方を統括する最大の役所である「太宰府」があった。
太宰府とは7世紀に設置された地方行政機関であり、軍事や外交のほか、九州地方の内政も行っていた。
このことから「遠の朝廷(朝廷の命を受けて政務を執る役所)」と呼ばれ、「天下一の都会」と称されるほどの大都市でもあった。
特に古代から中世にかけては、海外との交流も盛んだったことで知られている。
今でも日々多くの観光客が訪れているが、不思議と騒がしい印象はない。
むしろ、静かで風情のある雰囲気が漂っている。
「太宰府」は歴史情緒を感じられる神社仏閣が豊富で、特に「太宰府天満宮」は福岡でも人気の観光スポットとなっている。

太宰府市の街並み
太宰府市の街並み

太宰府のおすすめの観光シーズンは?

「太宰府」を訪れるなら春がお勧め。
春には「太宰府天満宮」の境内を筆頭に、神社仏閣を彩る美しい梅や桜が見られるからだ。
白やピンクで華やかに彩られる神社仏閣の境内では、日本情緒を強く感じられるだろう。
観光する時期を調整できるなら、ぜひ春に訪れてほしい。

太宰府の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 薄手のジャケットやカーディガン
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

太宰府への移動方法は?

「博多駅」のバスターミナルから直行バスに乗車し、45分ほどで「太宰府」にアクセスできる。
乗り換えが多いものの、電車で向かうことも可能だ。
東京駅」からは新幹線で「博多駅」に向かい、同じく直行バスで「太宰府」を目指そう。所要時間は6時間ほどだ。
「大阪駅」の場合、まず電車で「新大阪駅」に向かった後に、新幹線で「博多駅」へ。直行バスの時間も加味すると、4時間ほどかかる。

太宰府観光の主要交通手段

「太宰府」内を巡るなら、主な交通手段はバスになる。
バスの本数は少なくないが、発車時刻には気を付けて行動しよう。
時間を気にせず、より柔軟に観光スポットを巡るならレンタカーの利用もお勧め。
やや費用はかかるが、ストレスなく快適な旅を実現できるだろう。

歴史文化を肌で感じられる!太宰府の人気観光スポット4選

「太宰府」には多くの神社仏閣が点在しているほか、日本で4番目となる国立博物館もある。
貴重な文化財を通して日本文化に触れながら、歴史情緒を深く感じられる。
海外との交流も盛んだった「太宰府」だからこそ感じられる、視点や歴史の数々は必見だ。
「太宰府」を訪れるなら、その歴史を感じられる人気観光スポットを軸に観光してほしい。

1. 太宰府天満宮

天神さま(菅原道真)を祀る全国12,000社の総本宮。
菅原道真は、無実ながら政略により京都から太宰府に左遷され、この地で亡くなった。
本殿はその墓所の上に建立されている。
現在の本殿は1591年に再建されたもので国の重要文化財に指定されている。

学問の神様「菅原道真公」を祀る、全国12000社の総本宮
学問の神様「菅原道真公」を祀る、全国12000社の総本宮

2. 九州国立博物館

博物館のある太宰府は、日本古代史における重要な拠点であり、九州地方を統括する地として世界との交流も盛んだった場所。
その背景から「日本文化の形成を、アジア史的観点から捉える」という独自のコンセプトを掲げ、平成17(2005)年に開館した全国4番目の国立博物館。
メインとなるのは、4階に設けられた一大展示空間「文化交流展示室」で、日本とアジアやヨーロッパ諸国との文化交流の歴史を紹介。

東京、奈良、京都に次ぐ、国内4番目の国立博物館。日本とアジア諸国との文化交流の歴史を紹介
東京、奈良、京都に次ぐ、国内4番目の国立博物館。日本とアジア諸国との文化交流の歴史を紹介

3. 宝満宮竈門神社

竈門神社は1350年以上の歴史がある神社。玉依姫命をお祀りしており、縁結びの神様として古くから信仰されている。
また、「方除け」「厄除」の神様としても信仰されてきた。
宝満山の麓にあり、春は桜、秋は紅葉の名所として、四季折々の美しい景色も楽しめる。
現在は《鬼滅の刃》の聖地と言われ、多くファンが聖地巡礼の目的で訪れている。

人気漫画《鬼滅の刃》の聖地とされている、自然風景が楽しめる神社
人気漫画《鬼滅の刃》の聖地とされている、自然風景が楽しめる神社

4. 坂本八幡宮

神社の建立は16世紀初め、応神天皇をご祭神とし、坂本地区の土地神、産土神として崇拝される。
この神社は、元号「令和」にゆかりがあることで全国にその名が知られるようになった。
近くに奈良時代に置かれた大宰府政庁跡があり、社域周辺は大宰府政庁跡に赴任していた万葉の歌人・大伴旅人の邸宅があったと伝わる。

元号「令和」ゆかりの八幡宮
元号「令和」ゆかりの八幡宮

絶品ご当地グルメを満喫!太宰府で人気の飲食店4選

ここからは「太宰府」で人気の飲食店を厳選して紹介しよう。
「太宰府天満宮」の周辺は、古くから参拝する人々で大きな賑わいを見せてきた。
そのため、参道には「太宰府」の名物グルメを食べられるお店やお土産屋が集まっている。
「太宰府」でグルメを満喫したいなら、「太宰府天満宮」の参道やその周辺にぜひ足を運んでほしい。

1. スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店

2011年、太宰府天満宮の表参道に面した鳥居のすぐそばにオープンした「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」。
魅力ある地域の文化を世界に発信するべく、スターバックスが各地域の象徴となる場所に展開するオリジナルデザインの店舗「リージョナル ランドマーク ストア」のひとつだ。

木組み構造を生かしたデザインがスタイリッシュな、太宰府天満宮表参道沿いのスターバックス
木組み構造を生かしたデザインがスタイリッシュな、太宰府天満宮表参道沿いのスターバックス

2. 一蘭 太宰府参道店

周りを気にせずにラーメンを味わえる、「味集中カウンター」で知られるとんこつラーメンの名店「一蘭」の太宰府参道店。
天然とんこつラーメン専門店として、国内にとどまらず海外にも店舗展開する一蘭のなかでも、太宰府参道店では受験生の合格を祈願した「合格ラーメン」を食べられると話題になっている。

太宰府ならではの「合格ラーメン」が食べられる、名店「一蘭」の太宰府参道店
太宰府ならではの「合格ラーメン」が食べられる、名店「一蘭」の太宰府参道店

3. ふくや太宰府店

現在では福岡を代表する名物となった「辛子明太子」の発祥の店「ふくや」の太宰府店。
1948年に創業者である川原俊夫氏が辛子明太子を発案、翌年から中洲の商店で販売したのが「辛子明太子」のはじまりだ。
太宰府天満宮の参道に店を構える「ふくや太宰府店」では、ふくやの明太子の販売はもちろん、店内にあるイートインスペースで明太子のお茶漬けを食べられる。

太宰府店限定の「明太茶漬け膳〜二重の塔仕立て〜」
太宰府店限定の「明太茶漬け膳〜二重の塔仕立て〜」

4. 筑紫庵本店

太宰府天満宮の参道から少し入った場所にある、ご当地バーガーの人気店。
もとは唐揚げ専門店としてオープン、現在は唐揚げのほかに4種類のバーガーを販売している。
名物は、自家製の地鶏唐揚げを挟んだご当地バーガーの「太宰府バーガー」。
ジューシーな唐揚げとタルタルソースがかかっており、さらに野菜を挟んだ食べごたえたっぷりの逸品だ。

太宰府天満宮の参道から少し入った場所にある、ご当地バーガーの人気店。
太宰府天満宮の参道から少し入った場所にある、ご当地バーガーの人気店。

太宰府観光に関するよくある質問

Q

短い時間で太宰府を満喫するためには、どこに行けば良い?

A

参道で名物グルメも楽しめる、太宰府天満宮がお勧めです。

Q

太宰府の名物グルメは?

A

梅々枝餅や豚骨ラーメン、明太子などが名物です。

まとめ

この記事では「太宰府」で人気の観光スポットや、お勧めの観光シーズンなどを紹介してきた。
日本の歴史文化を感じられる神社仏閣が多く、街全体から漂う歴史情緒も魅力的。
絶品ご当地グルメも多いので、ぜひ食事も楽しんでほしい。
紹介してきたスポットを巡って観光すれば、四季の自然や日本の文化、食を余すところなく満喫できるだろう。
以下の記事では、福岡のお勧め観光スポットを厳選して紹介している。
福岡で「太宰府」以外の場所にも訪れるなら、こちらも参考にしながら観光プランを立ててほしい。