美しい海峡と豊かな歴史が魅力!下関の人気観光スポット13選
美しい自然景観と歴史・文化を感じられるスポットが魅力の「下関」。
日本一の漁獲量を誇るフグをはじめとする海の幸など、グルメでも観光客を魅了している。
「下関」を観光する前に、その多様な魅力や人気観光スポットなどを紹介する、この記事で予習しておこう。
そうすれば、その魅力を余すところなく、感じられるだろう。
下関ってどんなところ?
「下関」は山口県にある都市で、本州の最西端に位置する。
三方を海に囲まれていることもあり、美しい自然景観を楽しめる場所だ。
福岡県の「北九州市」とは、関門橋と関門トンネルで繋がっており、船を使わずに美しい景観を見ながら行き来できる。
全長約780mの関門トンネルは、世界的にも珍しい歩行者用の海底トンネルで、観光名所ともなっている。
歴史のターニングポイントとなる出来事がいくつも起こった地域であるため、文化史跡や歴史的建造物も多い。
恵まれた自然が育んだ食材も魅力のひとつで、「下関」のフグやウニ、イカなどは特に有名。
海鮮グルメだけでなく、熱した瓦の上に茶そば、牛肉、錦糸卵などをトッピングした「瓦そば」などの郷土料理も味わえる。
下関のおすすめの観光シーズンは?
「下関」では四季折々の景観とその時期の旬の食材を味わえるため、どの季節に訪れても楽しめる。
そのため、桜が見たいなら春、紅葉を見たいなら秋と目的に合わせて観光する時期を調整しよう。
夏は気温が比較的高く、冬は雪が降るため、気候的に観光しやすい時期は春と秋だ。
下関の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
下関への移動方法は?
本州の最西端ながら、「下関」は各都市からのアクセスも良好だ。
福岡からは新幹線で約30分、大阪からは新幹線を利用すれば約3時間で到着する。
東京からでも飛行機を利用すれば、所要時間は3時間ほど。
山口県の空の玄関口「山口宇部空港」から「下関」に向かう場合は、電車を乗り継いで約1時間30分だ。
下関観光の主要交通手段
下関観光の移動手段は、基本的にバスとなる。
短い距離の移動なら、景色をゆっくり楽しめるレンタサイクルの利用もお勧めだ。
心地よい風を感じつつ、気になったところへ気ままに足を運んでみると新しい発見があるだろう。
効率を求めるならレンタカーがお勧め。
下関を遊び尽くしたいなら訪れるべき人気観光スポット11選
「下関」の魅力を満喫できる、人気観光スポットを厳選してご紹介。
美しい自然景観を楽しめるスポットだけでなく、名物グルメを存分に楽しめる市場や水族館などのレジャースポットもあり、見どころ満載だ。
これから紹介する観光スポットで、「下関」の多様な魅力を感じながら、思う存分遊んでみよう。
1. 角島大橋
2000年に開通した角島大橋。
山口県下関市本土側と離島の角島を結ぶ橋で、全長は1,780mと無料で渡れる離島架橋としては国内有数の長さを誇る。
本土と角島をまっすぐに結ぶのではなく、中間地点にある鳩島を迂回してゆるやかにカーブするフォルムが非常に美しい。
2. 角島灯台
日本海に浮かぶ「角島」の北西端に立つ洋式灯台。イギリス人技師R・H・ブラントンが設計した高さ約30mの灯台は、花崗岩の風合いを活かした美しい造形も見事。
全国でも数少ない、のぼれる灯台のひとつとして知られる。らせん階段とはしごを合わせて117段をのぼると到達する踊場からは、雄大な日本海が360度広がる、壮大な景色が楽しめる。
3. 唐戸市場
プロだけでなく観光客も気軽に買い物ができる魚市場。
下関名物のフグのほか、タイやハマチの市場としてもよく知られ、地元の漁師が釣り上げたばかりの活きのいい魚が並ぶ。毎週末に開催されているイベント「活きいき馬関街(ばかんがい)」も人気。
その場で新鮮な海鮮を味わえる食堂もあり、朝食、昼食スポットとして訪れるのもおすすめ。
4. 下関市立しものせき水族館「海響館」
美しい関門海峡の潮流を再現した関門海峡潮流水槽やトラフグ、マンボウなど世界一の種類数を誇るフグの仲間の展示など、下関ならではの展示が充実している。
イルカとアシカの共演ショーや、スナメリが作るバブルリングをパフォーマンスとして公開するなど、特色豊かで工夫を凝らしたイベントも魅力。
5. 海峡ゆめタワー
平成8(1996)年7月のオープン以来、下関のランドマークとして親しまれているのが、関門海峡にそびえる全長153mの「海峡ゆめタワー」。
シースルーエレベーターに乗り70秒で到着するのは、日本有数の高さを誇る143mの展望室。
3層からなる球状のガラス張りで、瀬戸内海、関門海峡をはじめ巌流島、響灘(日本海)、対岸の九州まで360度の雄大なパノラマビューが広がる。
6. 関門海峡
本州の最西端、山口県下関市と福岡県北九州市を隔てる海峡で、形成されたのは約6000年前と伝わる。
馬関(下関市)と門司(北九州市門司区)の頭文字をとって「関門海峡」の名が付いたとされる。
関門海峡を陸路で渡る方法は、「関門橋」と「関門トンネル」、または地下トンネルで繋がるJR線を利用するかの3通り。
「関門トンネル人道」なら徒歩で関門海峡を渡ることも可能だ。
7. 関門橋
1973年に開通した、福岡県北九州市門司と山口県下関市を繋ぐ吊り橋。
関門海峡に架かる、全長1,068メートルのこの橋は、開通当時は東洋一の長さを誇っていた。
絶景スポットとしても知られており、環境に溶け込むようなグリーングレーの橋も美しく、門司港側にある「めかりの観潮遊歩道」を歩けば、巨大な橋脚を見上げられる。
8. 巌流島
瀬戸内海の関門海峡に浮かぶ、周囲1.6kmほどの小さな無人島。
慶長17年(1612)に、天下無双の剣豪として知られる宮本武蔵と、つばめ返しの大技を編み出した佐々木小次郎が決闘した島として知られる。正式名称は「船島」だが、敗者への敬意を表し、敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」をとって巌流島と呼ばれるようになった。
9. 赤間神宮
竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門が目を引く神社。壇ノ浦の合戦に敗れてわずか8歳で入水した安徳天皇を祀る。また、赤間神宮の前身である阿弥陀寺は、有名な怪談「耳なし芳一」の舞台になった寺でもある。
海に面して建つことから水にまつわるご利益で知られ、とくに水難守護や水商売繁盛にご利益があると言われている。
10. 角島
山口県北西部の響灘に浮かぶ、人口約700人の小さな島。
透明度の高い青い海が島全体を取り囲み、南国リゾートのような雰囲気を醸し出している。
絶景ドライブの聖地として知られる全長1,780mの「角島大橋」で、本州から陸続きでアクセスできるのも魅力。
11. みもすそ川公園
源氏と平家の最後の合戦「壇ノ浦の戦い」が行われた古戦場跡で、現在は海辺周辺が「みもすそ川公園」として整備されている。
公園前に広がる海は関門海峡の幅が最も狭く潮流の変化が激しい場所で、海峡を行き交う船や本州と九州をつなぐ全長1,068mの関門橋を間近に見ることができる。
グルメもお土産選びも楽しめる!下関の定番ショッピングスポット2選
「下関」には、豊富な店舗数と品数を誇る山口県最大級の大型複合ショッピングセンターがある。
それだけでなく、地元の名産品などお土産選びにピッタリなショッピングスポットも。
これから紹介するスポットには、飲食店も入っているため、お買い物だけでなくグルメも満喫できるだろう。
1. シーモール下関
下関市にある「シーモール下関」は、百貨店に加え専門店街や多彩な施設で構成される山口県最大級の大型複合ショッピングセンターだ。
施設のメインとなるのは地上7階・地下1階の百貨店「大丸下関店」。それに加えて約130の店舗からなる専門店エリアやスーパーマーケットでショッピングを楽しめる。
2. カモンワーフ
下関港の唐戸エリアにある「カモンワーフ」は2002年にオープン。下関名物であるふぐ料理や寿司、海鮮丼など関門で水揚げされた海の幸を味わえる飲食店のほか、地元の名産品や土産物を扱うショップが並ぶシーサイドモールだ。
カモンワーフの前にあるフグのオブジェは体の模様にハートマークが隠されており、フォトスポットとして人気が高い。
下関観光に関するよくある質問
Q
短い時間で下関を満喫するためには、どこに行けば良い?
「海峡ゆめタワー」や「シーモール下関」などのスポットが集まり、アクセスしやすい「下関駅」周辺がお勧めです。
Q
下関から北九州市へのアクセスと所要時間は?
北九州市の門司港なら電車で約30分。小倉なら電車で15分前後です。
まとめ
この記事では、「下関」の魅力や人気観光スポットなどを紹介してきた。
美しい自然景観と豊かな歴史・文化、海の幸をはじめとする絶品グルメをぜひ堪能してほしい。
「下関」を満喫したら、以下の記事も参考に山口県の他の観光地も巡ってみよう。
「下関」とは異なる魅力を持つ観光地も多く、きっと素敵な旅になるはずだ。