観光プランがさらに充実!福岡近郊の観光地と人気観光スポット
人気観光地である「福岡県」には、魅力的な観光スポットが数多くある。
その中でも特に福岡市内には、グルメスポットや観光スポットなどが集まっているため、「福岡市」を中心に巡る予定の方が多いのではないだろうか。
ただ、福岡市の近郊にも魅力的な観光地は多く、せっかく福岡県に足を運ぶなら、福岡市内を巡るだけではもったいない。
この記事で紹介する福岡市近郊の人気観光地と人気観光スポットを参考に、ぜひ福岡市近郊まで足を伸ばしてほしい。
また、福岡から1時間以内で熊本と佐賀にもアクセスできるため、2つの地域の魅力と人気観光スポットも紹介する。
観光プランに加えるべき福岡市近郊の人気観光地と人気観光スポット
まずは福岡市以外の観光スポットが集まる、人気観光地を紹介していこう。
いずれも福岡市内とは異なる魅力を持つため、福岡観光を満喫するためにも、これから紹介する観光地へ、ぜひ足を運んでほしい。
美しい夜景と歴史ある街並みが魅力!北九州市の人気観光スポット3選
福岡市から新幹線で20分ほどの場所にある「北九州市」。
福岡に次ぐ人口と九州地方の玄関口として栄えた歴史を持ち、その歴史を感じられるレトロな建造物が並ぶ街並みが魅力だ。
また、北九州市の夜景は「日本新三大夜景」にも選ばれるほど美しく、デート旅行にもピッタリだ。
ここからは北九州市で特に人気の高い観光スポットを紹介するので、ぜひ足を運んでほしい。
1. 皿倉山展望台
北九州市街地が一望できるパノラマ展望台。標高622mの山頂にある展望台へは、ケーブルカーとスロープカーを乗り継いで登る。
ケーブルカーは山麓駅から山上駅まで全長1100m、標高差440mと西日本最長級。
全面ガラス張りの車窓からは、時間によって刻々と変化する見事な景色が楽しめる。
2. 小倉城
関ヶ原の戦いの功労で入国した細川忠興によって1602年から7年間をかけて築城。
その後、小笠原氏の居城となったが、1866年、石垣を残して焼失。戦後、市民が熱望して天守閣が再建された。
天守閣内は1階に大迫力のシアターがあり、本州と九州を結ぶ玄関口として賑わった約400年の歴史を学べる。
3. 門司港レトロ
明治初期に開港し国際貿易港として栄えた門司港には、明治から昭和初期にかけて建築された趣ある建物が今も残っていて、歩きながら建物をめぐるのが楽しい。
「旧門司三井倶楽部」、「旧大阪商船」、「旧門司税関」、「新海運ビル」、「九州鉄道記念館」などなど、見どころ満載。散策途中くつろげるレストランやカフェなどもあるので、名物「焼きカレー」を味わいながら、ゆっくりと時間をかけてめぐると良い。
人気の神社を中心に観光を楽しもう!太宰府市の人気観光スポット3選
福岡市から電車を乗り継ぎ、40分ほどの場所にある「太宰府市」。
福岡の有名観光スポットとして有名な「太宰府天満宮」があることで知られている。
太宰府市には太宰府天満宮以外にも、観光スポットやグルメスポットは多い。
太宰府天満宮を参拝し、その参道でご当地グルメを満喫する王道プランに加え、これから紹介する観光スポットにも足を運んでみよう。
1. 太宰府天満宮
天神さま(菅原道真公)を祀る全国10,000社の総本宮。
菅原道真公は学者・政治家・文人として活躍した類まれなる才能の持ち主であったことから、学問の神様として広く知られ、国内外から多くの受験生が参拝に訪れる。
2. 九州国立博物館
博物館のある太宰府は、日本古代史における重要な拠点であり、九州地方を統括する地として世界との交流も盛んだった場所。
その背景から「日本文化の形成を、アジア史的観点から捉える」という独自のコンセプトを掲げ、平成17(2005)年に開館した全国4番目の国立博物館。
3. 宝満宮竈門神社
竈門神社は1350年以上の歴史がある神社。
玉依姫命をお祀りしており、縁結びの神様として古くから信仰されている。また、「方除け」「厄除」の神様としても信仰されてきた。
宝満山の麓にあり、春は桜、秋は紅葉の名所として、四季折々の美しい景色も楽しめる。
魅力あふれる久留米で訪れるべき人気観光スポット3選
福岡市から新幹線なら約20分で到着できる「久留米」。
福岡市・北九州市に次ぐ、福岡県3位の人口を誇る都市でありながら、豊かな自然にも恵まれた場所だ。
「筑後平野」に広がる田園風景や九州一の河川である「筑後川」、稜線が美しい「耳納連山」が織りなす、風光明媚な景色を楽しめる。
日本酒やご当地ラーメンなど、バラエティ豊かな名物グルメも特徴のひとつだ。
それだけでなく、伝統工芸が息づき、名高い神社仏閣が多いことでも知られている。
魅力的な久留米を満喫するために、訪れるべき人気観光スポットを紹介しよう。
1. 高良大社
標高312mを誇る「高良山」に鎮座する「高良大社」。
創建から1600年以上の歴史を持ち、その本殿・幣殿・拝殿は、いずれも国の重要文化財に指定されており、神社建築としては九州最大級。
祭神には八幡大神(はちまんおおかみ)、高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)、住吉大神(すみよしおおかみ)を祀っており、厄除けや延命長寿などのご利益があるとされている。
高良大社の社務所裏の展望台は、久留米市の街並みを一望できるビュースポットとしても有名だ。
2. 石橋文化センター
「石橋文化センター」は世界的に有名な日本のタイヤメーカーである、ブリヂストンの創業者によって寄贈された複合文化施設。
広大な敷地には、日本庭園・バラ園・つばき園・憩の森といった、四季折々の植物に触れ合える庭園があり、ゆっくり散策するのにピッタリだ。
また、美術館や久留米市出身の芸術家が使っていたアトリエ、図書館などの文化施設が点在し、自然だけでなく文化と芸術とも触れ合える施設となっている。
散策に疲れたら、併設されているカフェで庭園を眺めながら、季節のスイーツやドリンクを味わいながら休憩しよう。
ギャラリーショップでは、地元のお菓子や工芸品などが販売されているので、お土産選びも楽しめる。
3. 水天宮
久留米市に1190年に創建された、日本全国に点在する「水天宮」の総本宮。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、安徳天皇(あんとくてんのう)、高倉平中宮(たかくらたいらちゅうぐう)、二位の尼(にいのあま)を祭神として祀っており、安産や子授(こさずけ)、水難除けのご利益があるとされる。
安産のご利益がある神社として、屈指の知名度を誇っており、全国の水天宮も含めて参拝客は非常に多い。
水天宮の御神紋は椿であり、本殿の周辺を中心とする境内には約18種の椿が植えられている。
椿が見頃を迎える2月~3月頃に訪れるのがお勧めだ。
美しい街並みと併せて楽しみたい柳川の人気観光スポット3選
福岡市から電車で約1時間の「柳川」。
江戸時代(1603年〜1868年)の美しい城下町の面影と、市内に張り巡らされた掘割(ほりわり)と呼ばれる水路が作り出す、美しい景色は柳川ならでは。
春には藤の花、夏には向日葵、秋には提灯で照らされた掘割、冬にはこたつ舟と四季折々の景色も魅力のひとつ。
ここからは柳川の名物である「柳川川下り」を含む、柳川で観光すべきスポットを厳選して紹介しよう。
1. 柳川川下り
福岡県の南に位置する柳川は、「水郷の町」として知られ、市内は江戸時代の掘割が網目のように張り巡らされている。
ここでの一番の楽しみは、どんこ舟で市内を回る「川下り」。船頭さんの説明や歌を聞きながら、四季折々の景色を楽しみ、ゆったりとした時間を楽しむことができる。
2. 北原白秋生家・記念館
日本を代表する詩人の一人・北原白秋(きたはらはくしゅう)の著書や遺品などを中心に、柳川市にゆかりのある資料が数多く展示された施設。
柳川市出身である北原白秋は、童謡作家や歌人としても有名であり、北原白秋が体験した柳川市の風景や思い出は多くの作品に反映されている。
敷地内には復元した北原白秋の生家もあり、北原白秋の面影や歴史だけでなく、明治時代(1868年〜1912年)の生活様式も垣間見られる。
3. 三柱神社
初代柳川藩主にして「西国一の強者」と称された戦国武将、立花宗茂と正室の誾千代姫、さらにその父である戸次道雪の三神を祀る神社。関ヶ原の戦いによって改易(領地を奪われること)され、一度は柳川を去ったが後に柳川藩主として復帰した宗茂。大名に返り咲いた武将の中でも旧領に戻れたのは宗茂ただ一人だったことから「復活の神様」として必勝・成就・復活といったご利益を持ち、篤く崇敬されている。
福岡から日帰りで観光可能!県外の観光地と人気観光スポット
福岡県内だけでなく、県外にも魅力的な観光地は多い。
その中でも福岡県から約1時間以外でアクセスできる、「熊本」と「佐賀」を紹介しよう。
福岡から日帰り観光も可能なため、ぜひ福岡観光プランに組み込んでほしい。
もちろん、熊本や佐賀を気に入ったら、現地で1泊するのもお勧めだ。
雄大な山岳景観と豊富なご当地グルメが魅力!熊本の人気観光スポット3選
福岡から熊本までは新幹線を利用すれば約50分。
阿蘇の雄大な山々が連なる雄大な自然景観と、馬刺しや熊本ラーメンなどバラエティ豊かなご当地グルメをはじめ、魅力が盛りだくさんの熊本で特に訪れるべき人気観光スポットを厳選して紹介しよう。
福岡の観光スポットやご当地グルメとは、また違った魅力があるため、ぜひ熊本にも足を運んでみてほしい。
1. 熊本城
熊本城は、1607年に加藤清正が築いた名城。
当時の最先端技術と労力を投じて作られており、以後、日本のさまざまな歴史の重要な舞台となった。
1877年の西南戦争の際に、天守は焼失したが、1960年に現在の姿に再建。
その後、2016年の熊本地震で甚大な被害を受けたが、2021年3月に天守閣復旧が完了した。
2. 大観峰
阿蘇山は、約27~9万年前にかけて4回の巨大噴火で陥没した凹地(カルデラ)の中に、阿蘇五岳などの火山が発達した火山群の総称。
大観峰は、カルデラの縁(外輪山)のうち北側に位置し、大規模な陥没地形を展望できる。標高936mの高みにあり、田畑が広がる阿蘇のまちと阿蘇五岳、くじゅう連山までが一望できる。
3. 水前寺成趣園
湧水を利用した回遊式庭園で、細川家の初代藩主忠利公が、阿蘇の伏流水が湧き出るこの地に、御茶屋を建てたのが由来となった。園内には細川家を祀る出水神社や能楽殿、京都御所内から移築された古今伝授の間などが建ち、桜や松を配した庭木や池を飾る浮石、富士山に見立てられた築山などが江戸時代の情緒を今に伝えている。
多様な絶景と悠久の歴史を感じられる!佐賀の人気観光スポット3選
福岡から特急列車に乗って45分ほどの佐賀。
佐賀は南北を海に挟まれ、山も多く自然に恵まれており、迫力あふれる断崖が続く「七ツ釜」や美しい松原が続く「虹の松原」など、多くの絶景に出会える。
国指定史跡の「吉野ケ里遺跡」や、長い歴史を持つ温泉や工芸品なども魅力のひとつだ。
佐賀で特に人気の高い観光スポットを紹介するので、ぜひ佐賀にも足を運んでほしい。
1. 吉野ヶ里歴史公園
国の特別史跡。
総面積117ヘクタールと日本最大規模の弥生時代(紀元前5世紀~紀元後3世紀)の環壕集落遺跡。
1986年からの発掘調査によって発見された。火おこし体験(参加費100円)や、勾玉づくり(参加費200円~)など体験プログラムも豊富。
2. 祐徳稲荷神社
伏見稲荷(京都)と笠間稲荷(茨城)とともに日本三大稲荷に数えられる神社。
貞享4(1687)年、肥前鹿島藩主・鍋島直朝公の夫人・花山院萬子媛が京都から輿入れする際、朝廷の勅願所だった稲荷大神の御分霊を勧請して創建された。
衣食住の守護、また商売繁盛や家運繁栄、縁結びなどの神様として信仰され、地元では「祐徳さん」の名で親しまれている。
3. 唐津城
豊臣秀吉の家臣であった、唐津藩の初代藩主・寺沢広高により、慶長7(1602)年から7年かけて完成。
築城には九州の諸大名が加勢し、名護屋城(唐津市)の解体資材を利用したともいわれている。
城を要にし、東西に伸びる松原が翼を広げた鶴のように見えることから、別名・舞鶴城と呼ばれている。
福岡の近郊エリアに関するよくある質問
Q
福岡市近郊への交通手段は?
基本的には電車だけで移動可能。新幹線や列車を利用すれば、移動時間を短縮できる場所が多いです。
Q
福岡近郊へのアクセスはレンタカーを借りた方が便利?
公共交通機関が充実しているため、レンタカーを借りなくても不便ではありません。
まとめ
この記事では、福岡市近郊の人気観光地と人気観光スポットを紹介してきた。
福岡市内の観光を中心に、福岡市近郊の人気観光地にも足を運ぶ、観光プランをぜひ立ててみてほしい。
もし日程に余裕があれば、日帰りでも観光できる熊本・佐賀にも足を運んでみよう。
福岡の人気観光スポットを厳選して紹介している、こちらの記事もぜひ併せてチェックしてほしい。