倉敷デニムストリートは倉敷美観地区の中にあります。以前、日本のテレビ番組で紹介されているのを見たことがあり、特に有名なのが青い「デニムまん」と「デニムソフトクリーム」です。実際にあの色を見たら、急にあまり食欲が湧かなくなり、結局やめました。
「デニムストリート」という名前ですが、実際には路地の一角にある小さな商業スペースのような雰囲気で、児島のデニムブランドの商品が並んでいます。看板から装飾、商品まで、エリア全体に青色がふんだんに使われていて、白壁と黒瓦が中心の倉敷美観地区では、かえってとても目立ちます。
ここが面白いのは、単なる「青い写真映えスポット」ではなく、その背景が倉敷の地場産業と実際につながっていることです。特に児島では繊維やジーンズ関連の産業が長く発展し、国産ジーンズの重要な発祥地でもあります。そのため、倉敷にデニムの要素が多いのは、無理やり作られた観光テーマではなく、地場産業の一部なのです。
私も電車に乗ったとき、ちょうど下校中の高校生に出会ったことがあります。制服を見ると、デニム感のある学生用ジャケットを着ていて、自分が学生だった頃には想像もできなかったことでした。地場産業がごく自然に日常生活へ溶け込んでいて、本当に特別だと感じました。
旅程の都合で児島まで足を延ばせないなら、倉敷デニムストリートはデニム文化を手軽に体験する代わりの選択肢として、とても向いています。ジーンズや帆布、布製品に興味がある人なら、より楽しめると思います。普通の観光客でも、美観地区の中にある、とても見分けやすい小さなスポットとして立ち寄れます。
ちなみに、デニムストリートの裏手付近にある公衆トイレもきれいに造られていて、周辺の景観とよく調和しています。こうした小さなところからも、倉敷が観光空間の細部にまで本当に気を配っていると感じました。