Hollyさんのレビュー 1/8 ページ

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  • 元離宮二条城

    1600(慶長5)年の関ヶ原の戦いに勝利し天下統一を果たした徳川家康が、京都での拠点とするため1603(慶長8)年に完成させた二条城。都の中心部、洛中における城として410余年の歴史をもつ歴史遺産だ。1994年には、「古都京都の文化財」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録されている。

    • 京都駅・四条河原町・京都御所
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    二条城の桜はとても有名で、城内には早咲きから遅咲きまで多くの品種があるため、単一品種の名所よりも長く花見を楽しめる。毎年春には「二条城桜まつり」と夜間ライトアップも開催される。私が訪れたときは桜の季節も終盤に近かったが、幸いまだたくさんの満開の桜を見ることができた。

    二条城は日本の近代史でも非常に重要な場所。第15代将軍の徳川慶喜は二の丸御殿で大政奉還について意見を求め、その後、朝廷へ政権返上を申し出た。これは徳川幕府による統治の終焉を象徴している。現在、二の丸御殿を見学すると、この歴史に関する大広間の場面が人形で再現されているのも見られる。

    二の丸御殿でもう一つ面白いのが、通称「鶯張り」の廊下。歩くと音が鳴るので、当時かなり頑張って、まったく音を立てずに歩けるか試してみたが、まるで無理だった。体重がかかると必ず鳴る。

    個人的に一番好きなのは、やはり二の丸御殿に入る前にある唐門。檜皮葺の屋根の前後に唐破風があり、門は松竹梅、鶴、唐獅子などの極彩色の彫刻で埋め尽くされ、本当に華やか。京都の伝統建築はどちらかというと控えめな印象のものが多いが、二条城と豊国神社の唐門はまったく別路線で、見るだけで権力を握っているかどうかの違いが本当に伝わってくる。

    二条城にはもともと五重天守もあり、伏見城から移築されたと伝わるが、1750年に落雷で焼失し、その後は再建されなかった。現在は天守台に登って遺構や周囲の景色を見ることしかできず、少し残念に感じる。ただ、見方を変えれば、二条城で本当に貴重なのは天守ではなく、二の丸御殿が残っていることだ。江戸城、大坂城、名古屋城にあった御殿の大半はすでに失われ、名古屋城本丸御殿も近年、史料に基づいて復元されたもの。川越城には本丸御殿の一部が残るが、完全な御殿群の規模ではない。一方、二条城の二の丸御殿は全体が保存され、狩野派の障壁画、欄間、金具装飾も残っている。これこそが、日本の城郭建築において本当に替えの利かない点だと思う。

  • 伏見稲荷大社

    五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、病気平癒、諸願成就の神様として日本各地で親しまれ、全国で約30,000社あると言われる稲荷神社の総本宮。711年に創建された。特に注目度の高いスポットは、「千本鳥居」。本殿の後ろに朱色の鳥居がトンネル状に連なっている。

    • 伏見・洛南
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    伏見稲荷大社は、まさに京都の定番で、少なくとも一度は訪れる価値のある観光スポット。おそらく知名度が高すぎるせいか、山下の参道や商店街はほぼいつもにぎわっている。静かに参拝したいなら、早めに来るのを強くおすすめする。先に神社と千本鳥居を回り、下山する頃には店もだいたい営業を始めているので、ちょうど何か食べて体力を補給し、次の予定へ向かえる。

    神社を最も象徴するものは、もちろん千本鳥居。朱色の鳥居がずらりと山の中へ続き、実際に中を歩くとやはり迫力がある。一度、本当に稲荷山をひたすら登り、山頂に近い一ノ峰周辺まで行ったことがある。正直、山上の景色自体は特別華やかではないが、雰囲気は山下とまったく違う。下にはまだ観光客や店があり、人の声でにぎわっているが、上へ行くほど静かになり、最後には山林、鳥居、小さな祠だけが残る。かえって強い神秘性が感じられた。

    また、奥社奉拝所のそばには有名な「おもかる石」もある。まず石灯籠の前で願い事をしてから、上にある宝珠石を持ち上げる。実際の重さが想像より軽ければ願いがかないやすく、予想より重く感じれば、もう少し努力が必要ということらしい。私が持ち上げたときはかなり重く感じた。どうやら石のせいではなく、私の願いが重すぎたようだ。

    伏見稲荷大社の本当の特色は千本鳥居だけではなく、至る所で見られる狐の使いにもある。時間と体力に余裕があるなら、千本鳥居の前半だけで引き返さず、少なくとももう少し上まで歩くことをおすすめする。まったく違う伏見稲荷大社が見られる。

  • 錦市場

    錦市場は京都のメインストリート、四条通りから北にあたる錦小路通にある。この場所で魚店が繫盛し、1615年に江戸幕府からのお墨付きを得てさらなる発展を遂げたことがはじまり。「京の台所」の名称で親しまれていて、京野菜、琵琶湖の川魚、鱧、ぐじ、笹カレイ、湯葉、生麩、漬物などの食材がずらり。

    • 京都駅・四条河原町・京都御所
    • 商店街&市場
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    錦市場は、日本の商店街と木津市場や近江町市場のような伝統市場を融合させたような印象。通りには店が非常に密集していて、京漬物、豆腐、玉子焼き、海鮮、乾物から、和菓子や抹茶スイーツまでそろっている。ただ、現在は錦市場も公式に食べ歩きをしないよう呼びかけており、購入後は店先か店内の指定スペースで食べるのがよい。

    ただ実際に歩いてみると、座って店内で食べられる店はそれほど多くないので、少しお腹を満たしてから来るといいかも。ここは軽食をつまむのに向いていて、あとは買ってホテルで食べるものが多い。今回、玉子焼きも一軒で買ってみた。かなり期待していたけれど、食べ終えてみると、自分はやっぱり関東風の味に慣れているらしい。後で調べて初めて、関西風の玉子焼きはだしの風味が中心で、味が比較的あっさりしていると知った。自分にはやはり、関東風の甘めで味がはっきりしたもののほうが口に合う。もう一つ面白かったのは、市場でよく見かける、うずらの卵が入った小ダコ。小ダコを丸ごと使い、中にうずらの卵が入っていて、見た目がとてもユニーク。ここで初めて食べたので、かなり印象に残る軽食だった。

    錦市場の東端まで歩くと、錦天満宮がある。この神社の主祭神は菅原道真で、ほかの天満宮と同じく学問と知恵の神様として知られ、とても人気がある。何しろ、学問や知恵を授かりたいと思わない人はいないだろう。境内には地下約30数メートルから湧き出る「錦の水」もある。市場を端まで歩いた後、そのまま立ち寄って参拝できて便利。

    錦天満宮の隣には、来るたびに必ず立ち寄る田丸印房新京極店もある。こちらの「京うふふスタンプ」には約1,000種類の図柄があり、和風の模様や京都を題材にしたものから、面白い文字のスタンプまでそろっている。手帳やスタンプが好きな人には、本当に財布のひもが緩みやすい場所。確かに値段は安くないけれど、印面のデザインも作りの品質もよく、個人的には価格に見合う品質だと思う。

  • 上賀茂神社(賀茂別雷神社)

    神代の昔、御祭神である賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が本殿北北西の神山(こうやま)に降臨し、天武天皇白鳳6年の678年に地元豪族の賀茂氏が社殿を造営したことが創祀とされる、京都最古参の神社。上賀茂神社の社名は通称で、正式には御祭神の名を冠した賀茂別雷神社という。

    • 金閣寺・上賀茂
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    ちょうど上賀茂神社で毎月第4日曜日に開催される「上賀茂手づくり市」に間に合った。日本の手作り市は本当に買い物が楽しい。出店者は地元の日本人だけでなく、海外のクリエイターも参加していて、布製品、革製品、陶器、木工品から生活雑貨までそろっている。見た目がいいだけでなく実用性も高い作品が多く、材料や半製品の一部を売り切り価格で出している店もあり、値段もとても良心的。

    そのため、もともと特に買い物をするつもりはなかったのに、結局ずっと買い続けてしまった。中でも一番印象に残ったのは、牛革の持ち手が付いたオレンジ色の帆布バッグ。今でも使っていて、本当に丈夫。食べ物の店もいくつかあるが、全体的には小規模なベーカリーやコーヒー、手作りのお菓子が中心で、食事がメインではない。長く見て回るつもりなら、先にお腹を満たしてから来るのがおすすめ。現在は毎月第4日曜日の9:00〜15:00に定期開催されているので、行きたいなら事前に日付を確認しておくといい。

    夏に来るともう一つ気に入っている場所がある。市が開かれる境内には小川が流れていて、見て回って暑くなったら水辺を歩ける。水遊びをしている子どもたちも多い。夏に散策するなら、タオルやサンダルを余分に持っていくと、小川で遊びやすい。こうした雰囲気は台湾ではなかなか見られないから。

    神社そのものに話を戻すと、上賀茂神社は下鴨神社とともに、賀茂祭、つまり葵祭における重要な神社。どちらにも目を引く朱色の楼門があるが、受ける印象は少し違う。下鴨神社の楼門はより堂々としていて、上賀茂神社はもう少し精緻で上品。周囲の広い芝生や小川、比較的開けた環境も関係しているのかもしれない。

    訪れた時はすでに桜の終わりに近く、もともとあまり期待していなかったが、境内の大きなしだれ桜にはまだ花が残っていて、とても運がよかった。また、その時はすでに5月が近く、ちょうど「賀茂競馬」の直前だったので、騎手や馬が動いている様子も見られた。上賀茂神社の賀茂競馬は毎年5月5日に行われる、900年以上続く古式競馬の神事。準備中の馬を見ただけでもすでにかっこいいと感じたが、今回は正式な行事を見る機会がなかったのが残念。

    境内にはほかに「神馬舎」もあり、今回は運よく白馬も見ることができた。上賀茂神社はもともと馬の信仰や神事と深い関わりがあるため、神馬から賀茂競馬まで、ほかの京都の神社ではあまり見られない特色を生み出している。授与品では、やはりウサギの形をしたおみくじが一番好き。小さくて本当にかわいく、ここの代表的な授与品の一つでもある。

    全体として、上賀茂神社はとても気に入った。毎月第4日曜日の手作り市にちょうど重なるなら、半日かけてゆっくり見て回り、さらに1時間ほど取って境内をしっかり参拝するのがおすすめ。基本的にはそれで一日がほぼ終わる。さらに運がよければ神前結婚式に出会えることもある。私自身、ここで白無垢を着た花嫁を見かけたが、神社の雰囲気にとてもよく合っていた。

  • 平野神社(京都)

    京都・北野の地にある平野神社は、奈良時代末期に創建され、平安遷都とともに現在の地へ遷座された由緒ある古社。平安時代より、平野神社では桜が“生命力を高める象徴”として境内に植えられてきた。現在は約60品種・400本もの桜が咲き誇り、約1ヶ月半にわたって多彩な品種が次々と花を咲かせる。

    • 金閣寺・上賀茂
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    もともと平野神社へ行く予定は特になく、その日はたまたま近くの北野天満宮を訪れ、ぶらぶら歩いているうちにここまで来ました。そこで初めて、平野神社が京都でかなり有名な桜の名所だと知りました。特に驚いたのは、ここの桜はよく見かけるソメイヨシノだけではなく、境内に約60品種、約400本の桜があること。品種によって開花時期も異なるため、一般的な桜の名所より花見の期間がずっと長く、終盤に訪れた私たちも桜を楽しめました。

    訪れた時は一番きれいな満開の時期ではなく、少し残念でしたが、参拝中に親切なおじさんが境内の神石「すえひろがね」を触りに連れて行ってくれました。説明を読むと、磁性を帯びた鉄隕石/鉄を含む岩石類の神石で、神社では神石として祈願信仰の対象にしているとのこと。その時は、なぜ突然石を触りに連れて行かれたのか少しよく分かりませんでしたが、旅の面白い一幕になりました。

    平野神社はそれほど規模の大きな観光神社ではありませんが、豊富な桜の品種と長い歴史だけでも訪れる価値があります。時期を選べるなら、やはり桜の季節が一番おすすめです。特に北野天満宮へ行く予定があるなら、両者はそれほど離れていないので一緒に歩いて回るのにぴったり。桜が満開の時期に来られれば、今回私が見た景色よりずっと見応えがあると思います。

  • 平安神宮

    平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)に創建された比較的新しい神社。社殿群は、平安京で重要な儀式が執り行われていた正庁「朝堂院」を再現している。境内に立ち並ぶ朱塗りの建築物が美しく、境内に足を踏み入れると、まるで平安時代にタイムトリップした気分に。

    • 岡崎・銀閣寺・大原
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    平安神宮は明治時代に創建された神社ですが、建物自体は平安京大内裏の「朝堂院」をモデルに再現されているため、京都でよく見かける寺院や町家とは、迫力も空間の広がりも大きく異なります。特に応天門や大極殿周辺の朱色の建物と広々とした前庭からは、平安京の宮殿建築の壮大さを比較的わかりやすく感じられ、京都に数ある寺社の中でもかなり特徴的です。

    現代において平安時代の大規模な宮殿建築の姿を感じようとしても、完全な形で見られる実物は多くなく、その多くは遺構や復元模型、後世に再建された建物から想像するしかありません。そのため、平安神宮自体は近代の建築物であっても、見に来る価値は十分にあると思います。

    今回は時間が限られていて、奥にある神苑に入れなかったのが少し残念でした。神苑は明治時代の作庭家・小川治兵衛が設計したもので、特に春のしだれ桜が有名です。次に機会があれば、中を見学したいです。

    また、御朱印を集めている人もお見逃しなく。平安神宮の境内には授与所があり、御朱印やお守りをいただけるので、参拝後にそのまま立ち寄れて便利です。

  • 下鴨神社 (賀茂御祖神社)

    正式名称は「賀茂茂御祖神社」。京都市内を流れる鴨川の下流に位置することから「下鴨さん」「下鴨神社」の名称で親しまれている。東西2棟からなる本殿は国宝に指定されていて、京都で最も古い神社のひとつだ。1994年にはユネスコの世界遺産にも登録された。

    • 岡崎・銀閣寺・大原
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    下鴨神社に来ようと思ったのは、この日はもともと上賀茂神社へ行く予定で、帰りにちょうど時間があったので、同じく葵祭と深い関わりのある下鴨神社にも立ち寄ることにしたから。糺の森から神社まで歩き、朱色の楼門が見えた時はとても迫力があり、下鴨神社に対する強い第一印象になった。

    この日は幸運にも神前結婚式に遭遇し、色打掛を着た花嫁が神社の古い雰囲気にとてもよく合っていた。また、牛車も強く印象に残った。普段は漫画や平安時代を題材にした作品でよく目にするけれど、王朝文化に関わるこうした乗り物を実際に見ると、やはり珍しく感じた。

    全体的に、休日の下鴨神社は本当にかなりにぎやか。糺の森や神社そのものの雰囲気を静かに味わいたいなら、平日に訪れるか、もう少し早めに到着するほうがよさそう。

  • 京都総合観光案内所「京なび」

    京都観光の玄関口・JR京都駅にある観光案内所。観光案内や宿泊施設の案内、公共交通乗車券や催し物のチケット販売など、さまざまな観光情報を提供している。京都府全域の観光施設やイベントのパンフレットが並んでいるので、京都観光のプランを練るのに最適。

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    京都総合観光案内所は、資料をもらったり、旅程のヒントを探したりするのにぴったりの場所です。今回わざわざ立ち寄ったのは、京都での滞在が比較的長く、中国語の情報があまりない観光スポットやイベントがないか探して、その後の旅程の参考にしたかったからです。

    館内には本当にたくさんの資料があり、京都市内だけでなく、京都府内のほかの地域の観光情報も見つかるので、より深く巡る旅程を組みたい人にはとても便利です。地図やパンフレットをもらえるほか、一部の京都の交通乗車券や観光チケットも購入できます。ただ、ほとんど事前に準備していたので、今回は主に資料集めが目的でした。

    場所は京都駅構内にあり、乗り換え時や京都に到着したばかりのときに立ち寄れて便利です。ただし、営業時間は夜7時までなので、私は中で無事に資料をもらえるよう、京都に戻る時間をあえて早めました。

  • 京都御苑

    明治天皇が江戸に移るまで内裏となっていた京都御所を中心に、公家の邸宅も並ぶ町となっていたもの。明治時代になり公園として整備が進められて京都御苑となった。京都御所や京都仙洞御所は、今でも皇室によって使われている。

    • 京都駅・四条河原町・京都御所
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    現在、京都御所は事前予約不要で、無料で参観できる。公式ガイドツアーに参加したい場合も、指定時間に参観者休所へ集合するだけでよい。入場前には手荷物検査があり、全体的にかなり厳格に管理されている。

    御所自体は、実は想像するほど金ぴかで豪華ではない。華麗な宮殿を期待するなら、二条城のほうがイメージに合うかもしれない。京都御所で本当に重要なのは、紫宸殿や清涼殿などの建物と、長年にわたり天皇の住居や重要な儀式の場として使われてきた歴史だ。紫宸殿内には即位礼で使用される「高御座」と皇后の「御帳台」があり、殿前には有名な左近の桜、右近の橘がある。ただし、見学場所からは距離があり、外側から眺めることしかできない。

    個人的に京都御所で最も興味深かったのは、空間そのものの格式と歴史の重みだ。一部の襖や障壁画もとても精緻。ただ、建築の細部や庭園だけを比べるなら、京都にはほかにも見応えのある場所が多く、庭園なら桂離宮のほうがおすすめ。

    皇室ゆかりの建築をもっと間近で感じたいなら、むしろ嵐山近くの大覚寺を強くおすすめする。もともと旧嵯峨御所で、京都御所に関連する移築建築もあり、京都御所よりずっと近くで見学できる。

    総じて、京都御所の最大の特徴は豪華さではなく、その歴史的地位にある。もともと日本の皇室や宮廷制度、伝統建築に興味があるなら、やはり一度訪れる価値はある。

  • アートアクアリウム美術館GINZA

    江戸時代から続く金魚鑑賞という文化を現代的な芸術作品にアップデートさせた新感覚のミュージアム。歴史あるまち・銀座で、幻想世界「アートアクアリウム」が展開される。会場では灯籠や手鞠、九谷焼、茶室の障子といった伝統的な和のアイテムを使い、多彩な種類の金魚を展示。

    • 銀座・有楽町
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    銀座のアートアクアリウム美術館は以前からずっと来たいと思っていた場所で、実際に中へ入って最初に感じたのは、とても華やかだということ。全体的に花魁道中のような絢爛さと妖艶さがあり、照明、音楽、水槽、装飾がすべて一体となっている。でも、とてもよくできていると感じたのは、照明が金魚そのものの存在感を奪わず、むしろ舞台照明のように金魚を照らし、常に金魚が展示の真の主役になっているところ。

    個人的には、金魚を上から鑑賞できる展示エリアが特に気に入った。金魚は中国原産で、初期には鉢やかめなどの容器で飼育されていたため、もともと上から鑑賞することが多かった。この「上見」という鑑賞方法は後に日本へ伝わり、金魚の背中の模様や体形、尾びれの広がり方に対する美意識にも影響を与えた。今ではガラス越しに横から魚を見ることに慣れていて、現実にはこうした伝統的な視点から鑑賞する機会はかえって少ない。ここで昔ながらの金魚の美しさの鑑賞方法を再現できるのは、なかなか特別に感じた。

    また、和風の灯籠を大量に使って空間を演出したエリアがあり、一目見て奈良の春日大社に密集して並ぶ灯籠を思い出した。ほかの展示エリアでは、光と影、水面の反射、花、伝統的な和の要素をふんだんに使って、それぞれ異なる雰囲気を作り出している。一部の装飾には明らかに造花が使われているけれど、照明と水の色が合わさることで安っぽくは見えず、むしろ空間全体が舞台と夢の間にあるように感じられた。

    さらに、ここでは季節ごとに異なるテーマの企画が行われ、花や照明、一部の展示内容も入れ替わるため、訪れる時期によって景色がまったく違うこともある。今回はちょうど冬季展示の終わりに間に合った。夏は金魚の季節なので、夏季展示もかなり楽しみ。機会があれば見に来たい。

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