もともとは百年ものの和菓子の木型を見に行くつもりだったのですが、想像以上に内容が充実していました。渋紙、落雁の木型、そして北陸特有の金花糖まで、これまで本で断片的に見ていた知識を一気に補えましたし、木型の価値は単なる彫刻だけでなく、木材選びから乾燥、保存に至るまでこだわりがあるのだと実感できました。
いちばん驚いたのは、明治・大正・昭和の菓子皿の展示です。特に大正期の洋風でロマンチックな雰囲気の器は、どれもつい足を止めてじっくり見入ってしまうものばかり。このエリアだけでも来た価値があると思えました。茶道では脇役になりがちな菓子皿が、ここでは唯一の主役になっています。
見学後は隣のイートインで黄味餡の生菓子、加賀棒茶、葛切りをいただきました。螺鈿の漆盆や九谷焼の器も、体験全体をより金沢らしいものにしてくれます。最初はお土産を買うつもりはなかったのですが、見学中に長生殿の製作映像を見て、我慢できず小箱を台湾に持ち帰りました。帰国後に食べた長生殿は、軽くサクッとしたあとすぐにほどけるような食感に感動。なんで小箱しか買わなかったんだろうと、その場で後悔しましたQQ
金沢菓子木型美術館 | Hollyさんの口コミ
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大鳥神社
約1200年の歴史を誇る東京・目黒区最古の神社で、創建は平安時代。室町時代に描かれた最古の江戸の地図・長禄江戸図にも記されていて、この江戸図に記載があるのは9社のみであることから「江戸九社」に数えられている。
大鳥神社は東京の雑司が谷にあり、鬼子母神堂と歴史的に深いつながりを持つ神社です。主祭神は日本武尊で、倉稲魂命も祀られており、雑司が谷七福神の恵比寿神を祀る場所でもあります。もともとこちらの神様は「鷺明神」の名で鬼子母神堂の境内に祀られていましたが、明治時代の神仏分離令によって移され、徐々に現在の大鳥神社となりました。
今回は雑司ヶ谷手創り市のついでに大鳥神社を訪れましたが、実際に境内へ入ってみると、思いのほか良い印象が残りました。訪れた日はちょうど手作り市が境内まで広がっていて、普段よりかなりにぎわっていましたが、鬼子母神堂と比べると人出はだいぶ少なめでした。手作り市は神社の境内まで続いているものの、こちらの出店数はやや少なく、作品もフラワーアートや手工芸品が中心でした。中でも、クリスマスリースをステンドグラスで表現した作品が特に気に入りました。繊細で独自のスタイルが感じられました。
今回いちばん驚いたのは、年越大祓の茅の輪を設置しているところに偶然出会えたことです。夏に茅の輪があるのは知っていましたが、年末にも登場するとは思わず、茅で編まれた大きな輪を見たときは一瞬戸惑いました。その後すぐにスマホで「茅之輪くぐり」の正しい回り方を確認し直しました。以前、京都の北野天満宮でくぐったことがあるだけで、しばらく時間がたってほとんど忘れていたからです。せっかく出会えたので、もちろん急いでネットに載っている方法どおりに一周し、自分の穢れを祓ってきました。 -
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東京大神宮
東京における伊勢神宮の遥拝殿として創建され、「東京のお伊勢さま」と称され親しまれている。神社の結婚式「神前結婚式」を初めて行った神社であり、近年では恋愛成就を願うたくさんの女性が参拝に訪れている。
今回、東京大神宮を予定に入れたのは、東京の縁結び神社としてかなり有名で、伊勢神宮とも深い歴史的なつながりがあるから。もともと伊勢神宮へ参拝する予定だったこともあり、先にこちらにも立ち寄り、恋愛面で良いご縁に恵まれるよう祈りたいと思った。当日は雑司が谷の手作り市へ行く予定も入れていたため、交通や移動の方向を考え、午前中に参拝することにした。
実際に到着してみると、境内は想像していたより少し小さかったが、参拝者はかなり多かった。当日はちょうど神前結婚式を挙げている新郎新婦にも出会え、思いがけない収穫だった。境内には恋愛に関するおみくじが豊富にあり、基本的な恋みくじや縁結びみくじのほか、花みくじ、血液型みくじ、幸せ結びみくじなどもあり、自分の好みに合わせて選べる。社務所で頒布されているお守りも種類が多く、最も有名なのは「縁結び鈴蘭守」だが、長いこと迷った末、最終的には自分の好みに合った「縁授守」を選んだ。このお守りは外側に特殊な繭糸の絹が使われていて、質感がとても繊細。見た目がかわいい鈴蘭のお守りよりも、自分の好みに合っていた。
また、授与所の隣には木の杭で作られた椅子が設置されており、参拝者が少し休めるようになっていて、なかなか心配りの感じられる造りだった。当日は休日だったためか参拝者が絶えず、帰る頃には本殿への参拝の列が到着時の数倍の長さになっていた。ここが本当に人気なのだと分かる。
少し印象的だったのは、神社の敷地は広くないものの、社殿が神明造で、屋根や建物そのものの存在感がかなり強く、視覚的にやや圧迫感があったこと。同じ規模の建物でも、伊勢神宮のような広々とした環境にあれば、これほど強くは感じなかったかもしれない。
また、今回は訪れた時期がちょうど日本の正月に近く、近くで職人が門松を作っているところも偶然見られた。このような伝統的な正月飾りの制作過程を実際に目にしたのは初めてで、とても新鮮だった。全体として、東京大神宮の境内は広くないため、参拝や境内の見学、お守り選びを含めても、20〜40分ほど見ておけば十分。飯田橋周辺へ行く予定があるなら、ついでに立ち寄ってみてもいいと思う。 -
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岡山城
戦国大名の宇喜多秀家が築城、1597年に完成した。岡山と呼ばれる丘の上に本丸を築き、流路を変えた旭川を背後に天守を建てた。同時に商人や職人を集めて整備された城下町が今の市街地の中心となり、岡山築城は地名やまちの礎となった。関ヶ原の戦い後は、小早川秀秋、次いで池田家が城主となり、幕末に至る。
今回岡山城を訪れた主な目的は、夜に城内で開催される地元の日本酒イベントに参加することでした。路面電車で「城下」停留場まで行き、そこから10分ほど歩けば岡山城に到着します。ただ、夜に訪れる場合、城下停留場から岡山城までの道は照明がそれほど多くなく、この区間は少し怖いと感じました。岡山城と烏城公園の範囲に入ってから、ようやく明かりが明らかに増えます。夜に行くなら、歩くときに少しでも安心できるよう、スマホの懐中電灯機能をすぐ使えるようにしておくことをおすすめします。
現在見られる岡山城の天守は再建された建物です。元の天守は1945年の岡山大空襲で焼失し、1966年に再建されたため、実際に中へ入ってみると、岡山城をテーマにした歴史博物館に近いと感じました。館内には歴史展示のほか、武士や姫などの時代衣装の試着や、江戸時代の駕籠に乗る体験など、インタラクティブな展示や体験も数多く取り入れられています。
日本100名城のスタンプを集めているなら、岡山城でも押すことができます。100名城スタンプは現在、地下1階の受付付近にありますが、有料エリア内にあるため、スタンプを押すには入場券の購入が必要です。岡山楽享券を持っている場合は、ここで岡山楽享周遊券を利用すると、「岡山城天守閣入場」と「烏城カフェの季節のフルーツパフェ」が含まれる特典に引き換えられます。
ただ、天守そのものよりも、岡山城で本当に面白いと感じたのは、周囲に残る石垣や城郭遺構でした。本丸には異なる時代の石垣が今も残っており、宇喜多秀家の時代の築城跡や、後に池田氏が拡張した部分を見ることができます。さらに、発掘調査で再び姿を現した石垣や、石工が残した刻印まで見られます。石垣をじっくり観察すると、岡山城がさまざまな城主と時代の変遷を経てきた痕跡を、より強く感じられました。再建された天守と比べて、私はむしろ、こうした目立たない石垣や遺構のほうに岡山城らしさがあると感じました。 -























