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    もともとは百年ものの和菓子の木型を見に行くつもりだったのですが、想像以上に内容が充実していました。渋紙、落雁の木型、そして北陸特有の金花糖まで、これまで本で断片的に見ていた知識を一気に補えましたし、木型の価値は単なる彫刻だけでなく、木材選びから乾燥、保存に至るまでこだわりがあるのだと実感できました。
    いちばん驚いたのは、明治・大正・昭和の菓子皿の展示です。特に大正期の洋風でロマンチックな雰囲気の器は、どれもつい足を止めてじっくり見入ってしまうものばかり。このエリアだけでも来た価値があると思えました。茶道では脇役になりがちな菓子皿が、ここでは唯一の主役になっています。
    見学後は隣のイートインで黄味餡の生菓子、加賀棒茶、葛切りをいただきました。螺鈿の漆盆や九谷焼の器も、体験全体をより金沢らしいものにしてくれます。最初はお土産を買うつもりはなかったのですが、見学中に長生殿の製作映像を見て、我慢できず小箱を台湾に持ち帰りました。帰国後に食べた長生殿は、軽くサクッとしたあとすぐにほどけるような食感に感動。なんで小箱しか買わなかったんだろうと、その場で後悔しましたQQ

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