千日前道具屋筋商店街は、最初は東京のかっぱ橋と同じような感じだと思っていたが、実際に歩いてみると、規模は確かにかなり小さかった。かっぱ橋のほうが店舗数が多く、特に大型の業務用厨房設備やプロ向け調理器具の品ぞろえが充実している。一方、千日前も飲食関連の道具が中心だが、全体的にまとまっていて、一般の観光客にはむしろ実用的。
実際に比べてみて、千日前道具屋筋の最大の長所は価格だと思った。商品の数はかっぱ橋ほど圧倒的ではないものの、鍋や食器、キッチン小物などはかなりお得なものが多く、基本的に必要な品はひと通りそろっている。鍋や皿、包丁、食器から食品サンプル関連の商品まで見つかり、現地では食品サンプル作りも体験できる。プロの仕入れでなければ、実際ここだけでも選択肢は十分。
また、立地もよく、周辺には難波、千日前、日本橋、道頓堀があり、ほかの人気エリアと組み合わせて回りやすい。歩きながら見て回っていると、あっという間に半日近く過ぎてしまう。個人的には、ここは「縮小版のかっぱ橋」のような場所だと思う。規模は少し小さいが、よりまとまっていて、価格にも思いがけないお得感がある。
ちなみに、この辺りの路地にある飲料の自動販売機も面白い。人気観光地より安いことが多く、たまに少しレトロなものや珍しい飲み物も並んでいる。買い物中に注意して見ていると、こうした小さな驚きを意外と簡単に見つけられる。



























