【山形1泊2日モデルコース】魅力を新発見! 銀山温泉と将棋のまち天童を旅する
東北エリアの日本海側に位置、県の中央を最上川が流れ、周囲を名峰と謳われる山々に囲まれた山形県。海、山、川と豊かな自然に恵まれた山形県は、城下町散策が楽しめる鶴岡、江戸時代に港町として栄えた酒田、修験道の聖地として知られる出羽三山など多くの観光名所や古刹があり、訪れる人を魅了しています。
今回は山形県を代表する温泉地「銀山温泉」と将棋のまちとして知られる「天童」を旅する2日間をご紹介します。
目次
Day1|大正ロマンあふれる温泉街を満喫!
今回の旅は「銀山温泉」からスタートです。
山形新幹線大石田駅から尾花沢市営バス銀山温泉行きに乗車、36分ほどで銀山温泉に到着します。
山奥の秘湯「銀山温泉」を散策
江戸時代に銀山の採掘地として栄え、閉山後は湯治場としてにぎわいを見せた温泉街。
銀山川の両岸に、洋風の木造多層建築が立ち並ぶレトロモダンな景観が、絵画のように美しい人気の観光地でもあります。
趣あふれるカフェ「伊豆の華」でランチタイム
銀山温泉に到着したら、まずはお楽しみのランチタイム。今回訪れるのは、銀山川沿いに佇む築140年の古民家を改築して利用したカフェ兼食事処「伊豆の華」です。
名物は、そば処としても知られる山形県尾花沢産のそば粉「最上早生」を使用、昭和27年(1957)の創業当時から受け継がれてきた製法でつくる「蕎麦」。素揚げした茄子をたっぷりと載せた「揚げ茄子おろしそば」をランチタイムのお得なセットでいただきます。
本日のお宿、登録有形文化財の旅館「能登屋旅館」にチェックイン!
そば処山形のお蕎麦を食べてお腹を満たしたら、本日の宿「能登屋旅館」へ。伊豆の華からのんびり20分ほど歩きます。
温泉側沿いに立つ木造3階建ての本館は登録有形文化財。客室が15室ほどと少ないため、早めの予約が必要な宿です。大正ロマンを感じる館内も素敵で、昔ながらの落ち着いた雰囲気の客室で、まずは一休み。
宿で少し休息したら「共同浴場しろがね湯」へ
宿でひと休みしたら、温泉街にある昔ながらの共同浴場でひとっ風呂。訪れるのは宿から徒歩15分ほどの場所にある「共同浴場しろがね湯」です。建築家・隈研吾氏が手掛けたレトロモダンな建物は、温泉街のまち並みにも溶け込んでいます。
ナトリウム-塩化物・硫黄泉のお湯を源泉かけ流しで贅沢に堪能、身体を芯から温めます。
「あいらすげーな」ではいからさんスタイルに衣装チェンジ! 温泉街の散策へ
お風呂でさっぱりしたら、徒歩すぐの場所にある貸衣装&カフェ「あいらすげーな」で衣装チェンジ!
こちらでは、大正時代に日本で流行した女性袴と着物の組み合わせた「はいからさんスタイル」の衣装がスタンバイ。男性にも大正時代のシャツと着物の書生スタイルを用意、大正ロマンあふれる温泉街を散策するのにぴったりの装いです。
大正時代にタイムトリップした気分で、散策にGO!
散策のひと休みに「和楽足湯」でほっこり
衣装チェンジしたら、銀山温泉街の入口にある無料で利用可能な共同足湯「和楽足湯」へ。
散策のひと休みに、こちらの足湯に浸かってほっこりとしたひと時を過ごします。ウッドデッキのベンチに腰掛けて、目の前を流れる銀山川や周囲の温泉街の風情あふれる景観を眺めつつ、銀山温泉のお湯に足を浸けてのんびりと寛げば、散策の疲れも吹き飛びます。
宿に戻って能登屋旅館に宿泊
温泉街散策を楽しんだら、あいらすげーなで衣装返却をして宿へ。
尾花沢牛のしゃぶしゃぶなど、尾花沢でしか味わえない料理をはじめ、地元の食材を贅沢に使った会席料理を夕食にいただきます。
また、大浴場のほか2つの露天風呂や洞窟風呂などで温泉をさらに満喫。温泉旅館でのステイを心ゆくまで堪能します。
Day2|銀山温泉から将棋のまち天童市へ
2日目は銀山温泉をあとにして、将棋のまちとして知られる天童市へ向かいます。
「白銀の滝」まで朝のおさんぽ
朝食後は「白銀の滝」まで朝の散策。温泉街周辺に整備された散策路を少し奥へと歩いて行きます。
訪れるのは自然豊かな「白銀公園」の入口にある「白銀の滝」。落差22メートル、大小2本を観賞します。滝壺近くまで歩いていくことも可能なので、立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
また、滝の全景を見るなら、対岸にある展望台へ。絵画のような景観で記念撮影してみてはいかが。
銀山温泉をあとにして、将棋のまち天童市へ
旅館をチェックアウトしたら、バス停銀山温泉から尾花沢市営バス銀山線大石田駅行きに乗って、大石田駅へ。駅からは山形新幹線に乗車して約19分で天童駅に到着します。
まずは「天童市将棋資料館」で将棋の歴史について学ぶ
天童市に到着したらまずは「天童市将棋資料館」へ。
将棋の生産の9割以上を占める天童市は、将棋の聖地。天童駅1階にあるこちらの資料館には、将棋の歴史やルーツを学ぶことができるさまざまな展示があり、見ごたえも十分!
ミュージアムショップもあり、将棋がデザインされたアイテムも豊富なので、早速お土産選びも楽しめます。
ランチタイムは、天童発祥グルメを「手打ち 水車生そば」で
将棋についてしっかり学んだら、お腹もペコペコ。
天童のまちを散策しつつ、天童発祥グルメ「鳥中華」を食べに、老舗蕎麦店「手打ち 水車生そば」へ向かいます。
店前の大きな水車が目印のこちらは、創業から160年以上続く老舗そば処。昔ながらの製法でつくる蕎麦が絶品と評判の名店です。
今回いただくのは、こちらのもう一つの名物「鳥中華」と言われるラーメン。元はまかないだったものが、評判を呼び、今や「山形の鳥中華」と呼ばれるまでの名物料理になった逸品です。
食後は「広重美術館」で浮世絵観賞
天童のご当地グルメ、鳥中華をいただいたあとは、手打 水車生そばから徒歩すぐの場所にある「広重美術館」で浮世絵観賞を楽しみます。
「東海道五十三次」などで知られる浮世絵師、歌川広重の作品を展示している美術館で、初代から5代までの広重の浮世絵版画などをさまざまなテーマで展示しています。
美術館のミュージアムショップでは浮世絵グッズなどもあるので、作品をじっくり観賞したあとはお土産選びを楽しみます。
将棋のまち天童を体感! 「栄春堂」で将棋の書き駒体験
広重美術館を後に、徒歩2分ほどの場所にある将棋駒の実演販売所「栄春堂」へ向かいます。
店内では熟練職人による将棋駒に文字を彫る様子を間近に見ることができるほか、将棋駒関連商品などお土産品の販売も行っています。
こちらで体験するのは、将棋駒の製作。約9cmの飾り駒1枚に、文字や絵を自由に書いてオリジナルの将棋駒を作ります。参加は予約制なので、事前予約はお忘れなく。
旅の締めくくりに「フルッティア」でフルーツパフェをいただきます!
実は天童市はフルーツのまちとしても有名。ならばフルーツを食べなくては旅が締めくくれません。栄春堂から、徒歩15分ほどの場所にあるフルーツサロン「フルッティア」へ向かいます。
「フルッティア」は果物店が提供するフルーツサロン。店内のフルーツバーで提供する、見た目もフォトジェニックなパフェが大人気。おいしいフルーツパフェで今回の旅を締めくくります。
山形1泊2日モデルコースのスケジュール
Day1
Day2
まとめ
銀山温泉と将棋のまち天童をめぐる1泊2日の旅はいかがでしたか?
ほかにも山形県には魅力的なスポットがたくさんあります。山形県の旅に出かける前には山形の絶景・グルメ歴史を120%楽しめる旅行ガイドもぜひ読んでみてくださいね。