
「一蘭」を味わい尽くす!オーダー方法・おすすめカスタマイズ・替玉文化まで徹底解剖
福岡発の天然とんこつラーメン専門店の「一蘭」。
味に集中できる「味集中カウンター」や、自分好みに味を調整できる「オーダー用紙」など、ほかのラーメン店にはない独自のスタイルで国内外から人気を集めている。
初めて訪れる人の中には、「注文方法が難しそう」「何を選べばいいか分からない」と感じる人もいるだろう。
この記事では、「一蘭」ならではの魅力をはじめ、注文の流れやオーダー用紙の見方、おすすめのカスタマイズ、替玉の楽しみ方まで詳しく紹介。
自分だけのお気に入りの一杯を見つけ、「一蘭」ならではのラーメン体験を満喫しよう。
「一蘭」とは?
1960年、福岡で創業した天然とんこつラーメン専門店「一蘭」。
ラーメンの中央に唐辛子ベースの「赤い秘伝のたれ」を浮かべて提供した元祖ともいわれている。
創業以来、とんこつラーメン一筋で「よりおいしい一杯」を追求。
1号店「那の川店」は、現在のような味集中カウンターではなく、客席と厨房を暖簾で仕切ったシンプルな造りだった。
しかし、「周りの目を気にせず、純粋にラーメンの味を堪能してほしい」という想いから改良を重ね、5号店となる博多店で現在の「味集中カウンター」の原型を導入。
その後もブラッシュアップを続け、現在のスタイルへと進化した。



「一蘭」が多くの人を魅了する3つの理由
単にラーメンがおいしいだけではない。
一蘭には、一杯をより深く味わうための工夫や、何度訪れても新しい発見がある楽しみ方が詰まっている。
ここでは、一蘭ならではの魅力を紹介しよう。
1. 進化を続ける天然とんこつラーメン
「一蘭」が目指しているのは、常に「よりおいしい一杯」を届けること。
現在の味を完成形とは考えず、日々研究を重ねながら進化を続けている。
また、全国どの店舗でも同じ品質を提供するため、すべて直営店で運営。
看板メニューの天然とんこつラーメンはもちろん、中央に添えられた「赤い秘伝のたれ」も、「一蘭」ならではの味を支える大切な存在だ。

2. 「味集中カウンター」が生み出す特別な食体験
「一蘭」を象徴する存在が、「味集中カウンター」だ。
客席の左右や正面を仕切ることで、周囲の視線や会話を気にせず、目の前のラーメンだけに集中できる空間を実現している。
実はこのスタイルは、当初からあったわけではない。
1号店では厨房と客席を暖簾で仕切るだけだった。
「ラーメン本来のおいしさを純粋に味わってほしい」という思いから改良を重ね、5号店で現在の原型となるシステムを導入。
その後も進化を続け、現在のスタイルになった。
日本ではおなじみの存在となっているが、海外から訪れる旅行者にとっては、一蘭でしか味わえないユニークな食体験のひとつだ。

3. 自分だけの一杯を作れる「オーダーシステム」
もうひとつの大きな特徴が、「オーダー用紙」だ。
麺のかたさや味の濃さ、こってり度、にんにくの量、ねぎの種類、赤い秘伝のたれの辛さなどを細かく選び、自分好みの一杯を注文できる。
初めて見ると選択肢の多さに迷うかもしれないが、心配はいらない。
用紙にはおすすめの設定も記載されているため、まずはそのまま注文するのもいいだろう。
もちろん、次回は「麺を少しかためにしてみよう」「秘伝のたれを少し増やしてみよう」と少しずつ調整するのも「一蘭」の楽しみ方。
一杯ごとに新しい味に出会えることが、多くのリピーターを惹きつける理由のひとつとなっている。

初めてでも安心!「一蘭」の注文方法
「一蘭」では、食券の購入からオーダー、替玉まで、独自のシステムを採用している。
初めて訪れると少し戸惑うかもしれないが、流れはとてもシンプル。
一度体験すれば、次回からはよりスムーズに自分好みの一杯を楽しめるだろう。
ここでは、入店から食べ終わるまでの流れを順番に紹介する。
STEP1 食券を購入して席へ向かう
店舗に入ったら、まずは券売機で食券を購入する。
ラーメンのほか、替玉やトッピング、飲み物などもあわせて購入できる。
店舗によっては入店前に並ぶ場合もあるが、順番が来たら案内に従って進もう。
店内には「空席案内板」が設置されており、「空」と表示された席へそのまま着席できる。
「一蘭」ならではのシステムで、店員と対面することなくスムーズに席へ案内されるのも特徴だ。
替玉を注文する場合は、このタイミングで替玉の食券も購入しよう。替玉食券はオーダー用紙と一緒に提出しておくことで、替玉プレートを使ってスムーズに注文できる。

STEP2 オーダー用紙に好みを記入する
席に着いたら、「オーダー用紙」に自分の好みを記入しよう。
選べる項目は全部で7つ。
| 項目 | 選べる内容 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 味の濃さ | うす味・基本・こい味 | こい味は濃厚な旨みを楽しみたい人に |
| こってり度 | なし・あっさり・基本・こってり・超こってり | こってり好きなら基本以上 |
| にんにく | なし・少々・基本・1/2片・1片 | 風味を楽しみたいなら基本を |
| ねぎ | なし・白ねぎ・青ねぎ | 青ねぎは香り、白ねぎは辛みが特徴 |
| チャーシュー | あり・なし | 好みに応じて選択 |
| 赤い秘伝のたれ | なし〜10倍以上 | 辛さだけでなく旨みもプラス ※無料は10倍まで |
| 麺のかたさ | 超やわ・やわめ・基本・かた・超かた | 迷ったら「基本」がおすすめ |

一見すると選択肢が多く迷ってしまうことだろう。
ただ安心してほしい。
用紙には「一蘭」がおすすめする「基本」の設定も記載されている。
初めて訪れる人は、まず基本を選んで一蘭のおいしさを感じてほしい。
もちろん、「麺はかためが好き」「にんにくをしっかり利かせたい」など、自分好みに調整できるのが一蘭ならではの魅力。
組み合わせ次第で何通りもの味わいを試してみてほしい。
STEP3 ラーメンが届いたら、まずはそのまま味わおう
オーダー用紙と食券を提出すると、ほどなくしてラーメンが運ばれてくる。
「一蘭」のラーメンは、中央に添えられた「赤い秘伝のたれ」も特徴のひとつだ。
まずはたれを大きく混ぜずにスープをひと口味わい、その後、少しずつスープとなじませながら味の変化を楽しむのもおすすめ。
オーダー用紙で選んだ好みがどのように一杯へ反映されているかを感じながら食べ進めると、「一蘭」ならではのカスタマイズの楽しさをより実感できるだろう。

STEP4 替玉で最後まで自分好みの味を楽しむ
麺を食べ終えてもスープが残っているなら、ぜひ「替玉」に挑戦してみよう。
替玉とは、スープを残したまま麺だけを追加する博多ラーメンならではの文化。
一蘭では、替玉プレートをテーブル奥のボタンの上に置くとチャルメラが鳴り、スタッフが注文を受け付けてくれる。
声を出さずに注文できる、一蘭ならではのユニークなシステムだ。
替玉では、最初とは違う麺のかたさを選ぶこともできる。
例えば、一杯目は「基本」、替玉は「かため」にするなど、食感の違いを楽しむのもおすすめだ。
麺のかたさによって茹で時間が異なるため、「超かた」は少し遅め「超やわ」は少し早めに替玉を注文すると、タイミングよく味わえる。


編集部おすすめ!シーン別カスタマイズ4選
「一蘭」のオーダー用紙の魅力は、味の濃さやこってり度、麺のかたさなどを自由に組み合わせ、自分だけの一杯を楽しめること。
「一蘭」では「おすすめオーダー」も用意されているが、その日の気分やシーンに合わせて選ぶことで、ラーメンの新たな魅力に出会える。
ここでは、「一蘭」へのヒアリングをもとに、編集部で厳選したカスタマイズを紹介しよう。
1. 初めての一杯はこれ!「一蘭」王道バランス
初めて「一蘭」を訪れるなら、まずはオーダー用紙に記載されている「おすすめオーダー」から試してみよう。


天然とんこつスープのコクと旨みを中心に、赤い秘伝のたれの風味、青ねぎの爽やかな香り、チャーシューの旨みが調和した、一蘭の魅力をバランスよく味わえる組み合わせだ。
まずは基本の一杯を味わい、その後は麺のかたさや秘伝のたれの量などを少しずつ変えていくことで、自分だけのお気に入りの一杯を見つける楽しみも広がる。
2. 辛いもの好きに味わってもらいたい一杯
辛さを存分に楽しみたい人におすすめのカスタマイズはこれ。


赤い秘伝のたれを3倍に増やし、味の濃さを「こい味」、こってり度を「こってり」にすることで、辛さに負けないスープのコクと旨みを引き出している。
麺は「超かた」を選ぶことでスープのキレが保たれ、口に入れた瞬間に秘伝のたれの刺激をダイレクトに感じられるのもポイント。
辛いだけではなく、とんこつスープの甘みや旨みとのバランスが取れた、奥深い味わいを楽しめる。
さらに刺激を求める人は、トッピングの「オスカランの酸味」を追加するのもおすすめだ。

3. 替玉まで満喫したい人に!満足感たっぷりのカスタマイズ
替玉まで楽しみたい人にぴったりなのが、この満足感を重視したオーダーだ。


味の濃さを「こい味」、にんにくを「1/2片分」にすることで、食べ応えがありながらも重たくなりすぎない。
最初の注文と替玉で麺のかたさを変えるのがおすすめ。
「かた」は歯切れのよい食感を、「やわめ」はスープになじんだ小麦の甘みや風味をより感じられる。
一杯のラーメンで異なる食感や味わいを楽しめるのも、「一蘭」ならではの醍醐味だ。
4. 飲んだ後の締めにおすすめ
味の濃さは「基本」のまま、こってり度を「あっさり」。
また赤い秘伝のたれを控えめにすることで、とんこつの旨みはそのままに、軽やかな後味に仕上がる。


さらに、白ねぎとチャーシューの組み合わせにも注目。
チャーシューに含まれるビタミンB₁の吸収をサポートするとされる白ねぎを合わせることで、「締めの一杯を食べたい」という満足感と食べやすさのバランスを両立。
麺を「やわめ」にすることでスープとの一体感も増し、やさしい口当たりを楽しめる。
旅先で訪れたい!全国にある「一蘭」おすすめ店舗5選
全国各地に店舗を展開している「一蘭」。
観光地や都市部だけでなく、駐車場を備えたロードサイド店舗もあり、家族での外出やドライブ途中にも利用しやすい。
なかにはその店舗でしか味わえない限定メニューや特別な体験ができるものも。
旅の目的地として訪れたいシグネチャー店舗から、ご当地ならではの一杯を味わえる店舗まで、注目の「一蘭」の5店舗を紹介しよう。
1. 一蘭 本社総本店|一蘭の原点を体感できるフラッグシップ
福岡市にある本社総本店は、「一蘭」を代表する店舗。
創業の地・福岡で天然とんこつラーメンを味わえるだけでなく、毎晩20時には「一蘭和楽団」によるパフォーマンスが行われる。
ラーメンとともに日本らしい演出も楽しめるため、国内外から多くの旅行者が訪れる人気スポットだ。

2. 一蘭の森 糸島店|製造所併設で一蘭のこだわりを知る
福岡県糸島市にある「一蘭の森 糸島店」は、全国で唯一、製造所と店舗が併設された特別な店舗。
一蘭のラーメンづくりを身近に感じられるほか、自然に囲まれた広大な敷地でゆったりと食事を楽しめる。
ラーメンを味わうだけでなく、一蘭のものづくりやこだわりにも触れられるため、旅の目的地として訪れる人も多い。

3. 一蘭 天神西通り店|ここでしか味わえない「釜だれとんこつラーメン」
福岡・天神エリアにある天神西通り店は、「一蘭」で唯一「釜だれとんこつラーメン」を提供する店舗。
ここでしか味わえない限定メニューを求めて訪れるファンも多く、福岡観光とあわせて立ち寄りたい一軒だ。
通常の天然とんこつラーメンとの違いを食べ比べてみるのもおすすめ。


4. 一蘭 キャナルシティ博多店|限定「和風とんこつラーメン」を堪能
大型商業施設「キャナルシティ博多」内にある店舗。
「一蘭」で唯一、「和風とんこつラーメン」を提供している。
買い物や観光の途中にも立ち寄りやすく、博多観光とあわせて楽しめるのも魅力。
ここだけの味を求めて訪れる価値がある店舗だ。


5. 一蘭 なんば御堂筋店|唯一「100%とんこつ不使用ラーメン」を提供
大阪・ミナミの中心部に位置する「一蘭 なんば御堂筋店」は、「一蘭」唯一の「100%とんこつ不使用ラーメン」を提供している店舗。
とんこつを使わず、「一蘭」ならではの一杯をどのように表現しているのかを体験できる、非常に個性的な店舗。大阪観光の際にぜひ立ち寄りたい一軒だ。


※紹介した店舗は無休ですが、店舗事情や天災などにより臨時休業となる場合があります。
もっと楽しむために知っておきたい!「一蘭」3つの豆知識
せっかく「一蘭」を訪れるなら、ラーメンだけでなく、その背景にある文化やこだわりにも注目したい。
店舗限定のご当地暖簾や博多ラーメンならではの食文化など、知っていると「一蘭」をもっと満喫できる3つの豆知識を紹介する。
1. 旅先で見比べるのも楽しい!店舗ごとに異なる「ご当地暖簾」
一部店舗では地域ならではのデザインを採用しており、「一蘭 すすきの店」や「一蘭 那覇国際通り店」など、旅先でしか見られない「ご当地暖簾」を楽しめる。


2. 替玉はなぜある?博多ラーメンならではの食文化
博多ラーメンの特徴である細麺は、スープとよく絡む一方で、時間が経つと伸びやすい。
そのため、スープを残したまま新しい麺を追加して楽しむ「替玉」の文化が生まれた。
「一蘭」でも、ラーメンを食べ進めたタイミングで替玉を注文すれば、できたての麺を最後まで味わえる。

3. 麺のかたさはなぜ選べる?自分好みの一杯を楽しむ理由
「超かた」から「超やわ」まで5段階で、自分好みの麺のかたさを選べる「一蘭」。
麺のかたさによって楽しめる味わいも異なる。
「かた」は歯ごたえを楽しめ、「やわ」は小麦の甘みや風味を味わえ、1杯で麺の表情の違いを体験することができる。
「一蘭」では、替玉で異なるかたさを試すこともでき、一杯のラーメンの中で食感や味わいの変化を楽しめる。
また、「超かた」は提供が早く、「超やわ」は時間がかかるため、麺のかたさによって替玉を頼むタイミングを変えたいところだ。

「一蘭」に関するよくある質問
Q
「一蘭」では予約はできますか?
予約は対応していません。一部の店舗ではファストパスを導入しています。
Q
食べ終わった後はどうすればいい?
食器はそのままにして、そのまま席を立って大丈夫です。
食べ終わった後は、どんぶりやコップを片付ける必要はありません。
Q
比較的利用しやすい時間帯は?
平日は開店直後〜10:00頃、15:00〜17:00頃が比較的利用しやすい時間帯です。また、天神店・中野店・千葉出洲港店・京都烏丸店・那の川店は、比較的利用しやすい店舗として案内されています。
Q
女性でも入りやすい?
ひとりでも周囲を気にせず食事を楽しめるよう工夫された空間です。女性のひとり利用や旅行中の食事にも利用しやすく、多くの人に親しまれています。
Q
日本語が話せなくても注文できる?
食券とオーダー用紙で注文できるほか、多言語対応も進んでいるため、訪日外国人でもスムーズに注文できます。店員とのやり取りも最小限なので、初めてでも安心です。
また、店員を呼び出すボタンを押す必要もなく、そのまま退店できます。
Q
支払い方法は?
「一蘭」の支払いは、基本として店頭の券売機での食券購入時に行います。現金、クレジットカード、コード決済(QR決済)が利用できます(席での追加注文は除く)。
まとめ
天然とんこつラーメンのおいしさはもちろん、自分好みに味を調整できるオーダーシステムや味集中カウンターなど、「一蘭」には一杯をより深く楽しむための工夫が詰まっている。
まずは「おすすめのオーダー」で味わい、慣れてきたら辛さや麺のかたさ、替玉などを組み合わせて、自分だけのお気に入りの一杯を見つけてみよう。
日本を訪れた際には、「一蘭」ならではのラーメン体験をぜひ楽しんでほしい。