石山寺

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

石山寺

紫式部が源氏物語の着想を経た、天然記念物「硅灰石」の上に立つお寺。

3.58 1

更新 :

日本最大面積を誇る湖・琵琶湖から流れる瀬田川のほとりに立つ真言宗の大本山。本堂前にそびえ立つ大きな岩をはじめ、境内の至る所に奇岩が突出している。この岩は、世界的にも珍しい天然記念物の「硅灰石」で、石の山の上に立つことから「石山寺」という名前が付いた。創建は奈良時代(710年~794年)の747年。聖武天皇の勅令により良弁僧正が建立したとされる。

日本で唯一、天皇の命令で封印されている勅封秘仏の如意輪観世音菩薩をご本尊とし、安置される滋賀県最古の木造建築である本堂、そして源頼朝が寄進したと伝わる日本最古の多宝塔は国宝に指定。後白河天皇以降、歴代天皇の玉座とされた月見亭、東大門、御影堂といった重要文化財など、境内には貴重な建物が点在する。

平安年間(794~1185年)には、貴族による石山詣が盛んになり、多くの女流文学者も参拝に訪れた。紫式部もその一人で、源氏物語は石山寺参籠中にその着想を得たといわれている。本堂には源氏の間が設けられ、紫式部が使ったと伝わる硯石や紫式部図などが残る。
「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として日本遺産にも認定。石山の秋月は近江八景のひとつであり、秋の紅葉をはじめ四季折々の景色も美しい。

石山寺の参道には、瀬田シジミ、ふなずし、近江牛など地元素材がいただける食事処、名産品を販売するみやげ処、温泉旅館があるので立ち寄ってみよう。

ポイント

  • 天然記念物「硅灰石」の上に立つ全国でも珍しい寺。
  • 紫式部が源氏物語の着想を得た地である。
  • 境内には国宝、重要文化財が多数点在する。
  • 石山の秋月は近江八景のひとつ。
  • 日本唯一の「勅封秘仏の如意輪観世音菩薩」がご本尊。

写真

  • 硅灰石がそびえる圧巻の光景

    硅灰石がそびえる圧巻の光景

  • 石山寺の正門「東大門」(国指定重要文化財)

    石山寺の正門「東大門」(国指定重要文化財)

  • 滋賀県最古の木造建築とされる「本堂」(国宝)

    滋賀県最古の木造建築とされる「本堂」(国宝)

  • 「近江八景石山の秋月」に描かれる「月見亭」

    「近江八景石山の秋月」に描かれる「月見亭」

  • 境内には四季折々の花が咲き、秋の紅葉は特に美しい

    境内には四季折々の花が咲き、秋の紅葉は特に美しい

口コミ

1
  • 李建興

    沒有太多的喧鬧吵雜,只有優美寧靜的景色。

合わせて読む

基本情報

日本語名称
石山寺
郵便番号
520-0861
住所
滋賀県大津市石山寺1-1-1
電話
077-537-0013
定休日
無休
時間
8:00~16:30(最終入山16:00)
料金
入山料600円、本堂内陣参拝料500円
アクセス
1)京阪石山坂本線「石山寺」駅から徒歩10分
2)JR琵琶湖線「石山」駅から京阪バス石山寺下車すぐ
公式サイト
公式サイト