中国料理 布袋 本店

札幌市内に複数の系列店を持つ、ローカルチェーンの本店。北海道名物の「ザンギ」と大衆的な中華料理が評判だ。ザンギとは鶏の唐揚げに近い料理で、揚げる前に鶏肉を醤油ベースの甘辛いタレに漬けこむのが特徴。

同店では3種類の温度の異なる油を使い、ザンギを一つひとつ手作りしている。はじめは中温の油で揚げ、肉の旨みを閉じ込める。次に少し低温の油で中の肉にじっくり火を通す。完全に揚がりきる前に一度油から取り出し、5分以上かけて余熱を肉全体に行き渡らせるのだという。最後は高温の油で一気に水分飛ばし、名物のザンギがいよいよ完成。外の衣はサクサク、なかの肉はジューシーなザンギを求め、道内外から客が押し寄せている。

麻婆豆腐をスープ少なめの醤油ラーメンにかけた「マーボー麵」もザンギと並ぶ名物。もともとはスタッフ用の食事として食されていたが、中華麺と麻婆豆腐の相性があまりにいいことから、メニューに加わった。