洞爺湖汽船
約11万年前に火山の噴火により誕生した洞爺湖をめぐる遊覧船。洞爺湖温泉の駅前桟橋を出発し、約50分のクルージングが楽しめる。船上から、羊蹄山、昭和新山、有珠山など景勝や、中島と総称される大島、弁天島、観音島、饅頭島の姿を見学できる。4月〜10月には、大島での下船が可能。
白い洞爺湖汽船に乗り込み、いよいよ出発。船体がゆっくりと桟橋を離れ、青く澄んだ湖面に長く白い波しぶきが広がっていく。デッキに立って涼しい風を感じながら、秋色に包まれた湖畔の景色がゆっくりと流れていくのを眺めるのは、とても気持ちよかった。
船が湖の中央にある中島に着くと、上陸して支笏洞爺国立公園の中島国有林の遊歩道を散策できる。ここの木々はすでに黄金色や赤橙色に染まり、高い幹がまっすぐ空へと伸び、頭上では鳥の群れが飛んでいくことも多い。落ち葉で埋め尽くされた小道を歩くと、周囲は足音しか聞こえないほど静かで、自分の歩調までゆっくりになった。
帰りは船の最上部に立ち、夕日が少しずつ沈んでいくのを眺めた。金色の光がきらめく湖面に降り注ぎ、遠くの山々もひときわ優しく見えた。船から景色を楽しみ、島に上陸して散策するこのコースはまったく気負うことなく、湖上の風景を一度にたっぷり満喫できた。




























