
日本でダイビングするならどこ?おすすめスポット12選と選び方を紹介
日本には、透明度の高い南の海から、流氷の下を泳ぐ非日常体験まで、多彩な見どころを持つダイビングスポットが全国に点在している。
一方で、初心者でも楽しめるか、どこで潜ればよいのか、ベストシーズンはいつなのか、といった疑問を抱く人も多いだろう。
この記事では、日本でダイビングを楽しむ魅力やスポットの選び方、おすすめスポットを中心に詳しく紹介する。
内容を参考に自分に合った場所を見つけて、ダイビング旅行を計画しよう。
日本でダイビングを楽しむ3つの魅力
「ダイビング」と聞くと、海外のリゾートを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
しかし、日本の海は地域によって海流や地形、生態系が異なり、季節によってもさまざまな表情を見せる。
ここでは、日本でダイビングを楽しむ魅力を3つの視点から紹介していく。
1. 南北に広がる海が生む豊かな生態系
北海道から沖縄まで南北約3,000kmにわたる日本列島。
その海は、暖流の黒潮と寒流の親潮など、性質の異なる海流の影響を受け、南方系・北方系の生き物が共存する多様な海洋環境が形成されている。
さらに複雑な海岸線や変化に富んだ海底地形を持ち、岩礁、砂浜、干潟、藻場、サンゴ礁の存在もさまざまな海洋生物を育む。
大型生物のウミガメ・マンタをはじめ、ウミウシ・カエルアンコウのような小柄な生き物、回遊魚の群れまで出会える幅の広さは日本の海ならではの魅力だ。
例えば、高知県・柏島周辺は日本国内の魚種の3分の1が生息するといわれ、日本初記録種も多く見つかった海として知られる。

2. 地域ごとに異なる海中景観を楽しめる
地域によって海中景観が大きく変わるのも、日本でダイビングする魅力のひとつ。
サンゴ礁が広がる南の海から、洞窟や岩礁など変化に富んだ地形、豊かな海藻群落を楽しめる海まで、さまざまなダイビングスタイルがある。
沖縄周辺でも、宮古島は光が差し込むアーチ、石垣島は多様な魚たち、与那国島は「海底遺跡」と呼ばれる巨大な地形のように、目の前の光景は実に多彩だ。
さらに、北海道・知床(しれとこ)では、冬季に流氷の下を潜る「流氷ダイビング」という、世界的にも珍しい体験ができる。
シーズンごとに異なる表情に出会えるため、今回は地形、次回は生物といった形で、旅の目的を変えながら訪れてもよい。

3. 都市圏からアクセスしやすいダイビングエリアが多い
日本には、都市圏から比較的短時間でアクセスできるダイビングエリアも多い。
なかでも伊豆は足を運びやすく、エリアによっては日帰り、週末の1泊旅行でも楽しめる。
一方、沖縄、奄美大島、小笠原諸島など、まとまった休暇を使って離島の海をじっくり満喫する選択肢もある。
スケジュールや予算に合わせて行き先を選べることも魅力だ。

自分に合ったダイビングスポットの選び方
日本には多彩なダイビングスポットがあるが、すべてが自分に合うとは限らない。
どの場所でも同じように楽しめるわけではなく、海の環境や楽しみ方、必要な経験などによって適した場所は異なる。
スポット選びで失敗しないために、押さえておきたい3つの判断軸を紹介しよう。
1. 何を目的に潜るか
ダイビングと一口に言っても、何を楽しみたいかによって選ぶべきスポットは大きく変わる。
- 透明度の高い海でゆったりと泳ぎたい
- マンタやサメといった大物との遭遇を狙いたい
- 色鮮やかな魚や珍しい小さな生き物を観察したい
- 洞窟やアーチのようなダイナミックな地形を楽しみたい
- 印象に残った瞬間を写真に収めたい
- 海中の静けさや浮遊感そのものを味わいたい
これらが曖昧な状態のままだと、期待していた海と実際の環境にギャップが生じやすい。
また、目的によってベストシーズンや必要なスキルも変わってくる。
人気・知名度だけでなく、優先順位を明確にしたうえでエリア・スポットを探そう。

2. 自身のダイビング経験・レベル
スポット選びにおいて、目的と同じくらい重要なのが自身のダイビング経験・レベルだ。
ポイントには、穏やかで流れの弱いビギナー向けのエリアもあれば、潮流や水深、地形への対応力が求められるエリアもある。
無理に難易度の高いポイントを選ぶと、安全面だけでなく、水中を楽しむ余裕も失われかねない。
まずは以下も参考に、どの段階にいるのかを確認しよう。
迷った場合は自分だけで判断せず、予約時にショップへ相談するとよい。
| 経験の目安 | 潜水経験のイメージ | ポイント選び |
|---|---|---|
| 体験ダイビング | 未経験 | 流れが穏やかで浅く安定した環境 |
| ビギナー | 数本程度から経験を積み始めた段階 | 潮流が弱く、比較的穏やかなポイント |
| 中級者 | 複数の環境で経験を重ねた段階 | 水深や海況に幅があるポイント |
| 上級者 | さまざまな環境で十分な経験を積んだ段階 | 潮流・深場・複雑な地形など、一定の経験やスキルが求められるポイント |
※あくまで目安であり、必要な経験や資格はダイビングポイント・ショップ・ツアーによって異なる

3. アクセス・旅行日程・予算
どれだけ魅力的なスポットでも、自分の休暇日数や予算に合わなければ、計画を立てるのは難しい。
まずは旅行に何日使えるかを起点に、移動時間も含めて現地で実際に過ごせる時間を確認しよう。
また、交通費・宿泊費に加えて、ダイビング料金の目安や、宿泊先・送迎サービスの有無なども事前に調べておくと安心だ。
特に離島は、交通手段・便数・所要時間が地域によって異なるため、全体のスケジュールを考慮し、無理のない行き先を選びたい。

「何を見たい?」で決める!日本のダイビングスポット早見表
ダイビングを始めたい人にとって、結局どこに行けばよいのかは悩みどころだろう。
ここまで選び方のポイントを押さえても、実際にスポットを1つに絞るのは簡単ではない。
そこでこの表では、12のおすすめスポットを「何を見たい・叶えたいか」を起点に逆引きできるように整理した。
気になる場所が見つかったら、対応するエリアの詳細解説へ進んでほしい。
| 見たい・叶えたいこと | おすすめスポット | レベル目安 | 現地へのアクセス目安 |
|---|---|---|---|
| 抜群の透明度を誇る海を楽しみたい | 慶良間諸島(沖縄) | 未経験〜 | 那覇・泊港から船で約35分〜2時間 |
| マンタを狙って潜りたい | 石垣島(沖縄) | 未経験〜 | 石垣空港から市街地まで車で約30分 |
| 洞窟・アーチなどダイナミックな地形を探検したい | 宮古島(沖縄) | 初級〜 | 宮古空港から市街地まで車で約10〜15分 |
| 都内からアクセスしやすいスポットを探している | 大瀬崎(静岡) | 未経験〜 | 沼津駅からバスなどで約1時間 |
| 魚や地形など伊豆らしい海の魅力を楽しみたい | 伊豆海洋公園 | 未経験〜 | 伊豆高原駅から車で約10分 |
| 本州にいながら南国のようなサンゴ礁を見たい | 串本(和歌山) | 未経験〜 | 串本駅から車で約5〜10分 |
| とにかく多くの種類の生き物を見つけたい | 柏島(高知) | 初級〜 | 宿毛駅から車で約50分 |
| 豊かな自然の島でダイビングと島旅を楽しみたい | 奄美大島(鹿児島) | 未経験〜 | 奄美空港から名瀬市街地まで車で約50分 |
| 秘境の海と野生のイルカに出会いたい | 小笠原諸島(東京) | 中級〜 | 竹芝(東京)から船で約24時間 |
| 大型回遊魚や海底遺跡のミステリーを見たい | 与那国島(沖縄) | 中級〜 | 与那国空港から市街地まで車で約10分 |
| 流氷の下を泳ぐ非日常体験をしたい | 知床(北海道) | 中級〜 | 女満別空港からウトロまで車で約2時間 |
| 「積丹ブルー」と呼ばれる青い海を見たい | 積丹(北海道) | 初級〜 | 小樽駅から車で約1時間30分 |
※1.見られる生き物や海況は季節・ポイントによって異なる
※2.レベル目安は未経験=体験ダイビング、初級=Cカード所持、中級=経験・スキルが必要なポイントを含む
※3.アクセスは主要な交通拠点からエリアまで

日本のおすすめダイビングスポット5エリア・12選
ここまでの説明を踏まえ、日本各地の代表的なダイビングスポットを5エリア・12カ所に分けて紹介する。
それぞれのスポットが持つ個性や魅力を比較しながら、自分に合った行き先を探してみよう。
1. 沖縄エリア|慶良間諸島・石垣島・宮古島
日本のダイビングを語るうえで外せないのが沖縄エリア。
透明度の高い海にサンゴ礁が広がり、色鮮やかな魚や大型生物、個性的な地形など、地域ごとに異なる海中世界を満喫できる。
沖縄本島周辺から離島まで多彩なスポットがあり、幅広いダイバーが楽しめるのも魅力だ。
| 慶良間諸島 | 「ケラマブルー」と呼ばれる海の透明度で知られ、サンゴ礁やウミガメなどを楽しめるのが特徴。座間味島周辺は初心者向けのツアーもあり、那覇から高速船で約50分とアクセスしやすい。 |
| 石垣島 | 川平石崎沖の「マンタスクランブル」をはじめ、マンタとの遭遇を狙えるポイントが知られている。大型生物や色鮮やかな魚を目的に潜りたい人におすすめ。 |
| 宮古島 | 洞窟やアーチ、光が差し込む幻想的な水中景観など、ダイナミックな地形が特徴。ポイントによって難易度が異なり、さまざまなダイビングスタイルを楽しめる。 |

2. 伊豆・関東エリア|大瀬崎・伊豆海洋公園
伊豆・関東エリアは、まとまった休みを取りにくい人でも訪れやすい。
首都圏から比較的近い場所にありながら、地形・生物ともに魅力的な海中世界が広がっている。
特に静岡県の大瀬崎と伊豆海洋公園は、異なる個性を持つ代表的なダイビングスポット。
このほか、千葉県の館山、神奈川県の城ヶ島もおすすめ。
| 大瀬崎 | 穏やかな内湾と外海が隣接し、幅広いダイビングスタイルで楽しめる。季節ごとに多彩な生き物を観察できるのも魅力。 |
| 伊豆海洋公園 | 「レジャーダイビング発祥の地」とされ、約4,000年前の大室山の噴火によって形成された水中地形が特徴。ブリやヒラマサなどの群れをはじめ、多彩な海洋生物も見られる。 |

3. 関西・四国エリア|串本・柏島
関西・四国エリアは、本州にいながら南国の海を味わいたい、とにかく多くの生き物に出会いたいという人に向いている。
和歌山県の串本は温帯と亜熱帯が入り混じり、世界最北の大サンゴ群落地としても有名だ。
一方、高知県の柏島は、黒潮と豊後水道が交わる海域で、温帯性から熱帯性まで多彩な魚が生息する。
| 串本 | 色鮮やかなサンゴや熱帯性の魚が見られ、本州にいながら南国らしい海中世界を楽しめる。 |
| 柏島 | 豊後水道と黒潮がぶつかる海域に位置し、多種多様な魚やサンゴが生息。日本国内の魚種の約3分の1が生息するといわれるほど、生物の豊富さが魅力。 |

4. 離島エリア|小笠原諸島・与那国島・奄美大島
本土とは異なる環境に身を置き、ダイビングそのものを旅の目的にするなら、離島エリアに注目したい。
アクセスに時間がかかる場所もある一方、豊かな自然に囲まれた海で特別な体験を楽しめる。
| 小笠原諸島 | 「東洋のガラパゴス」と称される独自の生態系が特徴。イソマグロやマダラトビエイなどの大型生物から希少な魚まで、多彩な海洋生物を観察できる。野生イルカとの遭遇率も高い。 |
| 与那国島 | ハンマーヘッドシャークを狙えるほか、「海底遺跡」と呼ばれる巨大な地形を探検できる。ポイントによっては強い潮流があり、経験やスキルが求められる。 |
| 奄美大島 | サンゴ礁・熱帯魚が生息する海で、ダイビングやシュノーケリングを楽しめる。世界自然遺産に登録された森、住用に広がるマングローブなど、海以外の自然も魅力。 |

5. 北海道エリア|知床・積丹
沖縄や伊豆とは違う、冷涼な海を楽しめるのが北海道エリア。
北方ならではの生き物や透明度の高い青い海など、南国とは異なる感動を味わえる。
| 知床 | 冬に流氷が接岸し、氷の下を潜る「流氷ダイビング」を体験できる。流氷の下に広がる真っ白な世界と、そこに差し込む光のコントラストが美しい。クリオネなど、流氷の時期ならではの生き物に出会えることも魅力。 |
| 積丹 | 「積丹ブルー」と呼ばれる透明度の高い海が特徴。夏には青く澄んだ海と岩場の景観を楽しめ、ウニやコンブなど、北の海の生態系を身近に感じられる。 |

日本でダイビングを楽しむベストシーズンはいつ?
日本では1年を通してダイビングを楽しめるが、海のコンディションや水温、シーズンごとの特徴はエリアごとに異なる。
また、時期によって見どころや出会える生き物が変わるスポットもある。
訪れるタイミングも考慮し、旅行の日程を考えるとよいだろう。
| エリア | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 慶良間諸島 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
| 石垣島 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
| 宮古島 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
| 大瀬崎・伊豆海洋公園 | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
| 串本 | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
| 柏島 | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 小笠原諸島 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 与那国島 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
| 奄美大島 | △ | △ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
| 知床(流氷ダイビング) | △ | ◎ | ◎ | 〇 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
| 積丹 | △ | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
凡例:◎=おすすめの時期 〇=ダイビングを楽しみやすい時期 △=目的や海況によって選びたい時期 ― = 流氷ダイビングのシーズン外
※時期は一般的な目安。水温、透明度、見られる生き物などは年やポイントによって変わるため、参加時は最新情報を要確認

初めてのダイビングに必要な準備と基礎知識
ダイビングに興味はあるけれど、何から始めればいいかわからないという人もいるだろう。
事前に基本的な知識を身につけておけば、当日の流れをイメージでき、不安を減らしてダイビングを楽しめる。
ここでは、特に初心者が知っておきたいポイントを押さえて紹介する。
体験ダイビングとライセンス(Cカード)の違い
ダイビングを始める方法は、「体験ダイビング」と「ライセンス(Cカード)取得」の主に2つ。
体験ダイビングは、ライセンス未取得者も参加できる(年齢・健康状態などの条件あり)入門的なプログラムだ。
インストラクターのサポートを受けながら水中世界に触れられるため、まずは試してみたい人や初心者に向いており、半日〜1日程度で楽しめる。
一方、ライセンス(Cカード)は、ダイビングに必要な知識・スキルを身につけたことを証明する認定証。
所定の講習を修了すれば、自身の認定レベルと経験の範囲内で、バディとともにインストラクターの引率なしで潜れる。
取得には数日程度の講習が必要だが、本格的かつ継続的にダイビングに挑戦したい人は検討しよう。

ダイビングに参加するまでの流れ
ダイビングが初めてでも、基本的な流れを事前に知っておけば安心だ。
一般的には、ショップやプランを選んで予約し、当日の受付、説明、準備などを経て参加となる。
体験ダイビングではインストラクターのサポートを受けながら進めるため、説明された手順に沿って行動するとスムーズだ。
初心者は参加条件・料金・器材レンタルの有無などを確認し、余裕を持ったスケジュールで臨むのがおすすめ。
| 1. ショップ・ツアーを選んで申し込む | Web予約に対応するショップもあり、人気の時期・エリアは早めの予約がおすすめ。 |
| 2. 健康チェックシートに記入する | 病歴や現在の健康状態などを確認するための書類。医師の診断書が必要になる場合もある。 |
| 3. 説明を受け、器材を準備する | 集合後、器材の使い方や水中での呼吸方法、ハンドシグナル、注意事項などについて説明を受ける。 |
| 4. ダイビングを楽しむ | スタッフの指示に従い、無理のない範囲でダイビングを楽しむ。体験ダイビングではインストラクターがサポート。 |
| 5. 片付け・着替え・解散 | 器材の片付けや返却、シャワー、着替えを済ませて解散。 |
※具体的な順番、参加条件、確認方法はショップ・プランごとに異なる

ダイビングに必要な持ち物
ショップもしくはプランによって異なるが、水着・タオル・着替えは自分で用意するのが一般的。
マスクやフィン、ウェットスーツといった専門的な器材はレンタルできる場合が多いが、トラブルを防ぐためにも、予約時に内容をしっかりと確認しよう。
その他、酔い止め薬・日焼け止め・ヘアゴム・羽織れる上着など、体質・季節に応じて必要なものを持っていくと、現地での不安を減らせる。
コンタクトレンズを使用している方は、水中で紛失の可能性があるので、使い捨てタイプがおすすめ。

ショップを選ぶときに確認したいポイント
ダイビングを楽しむためには、ツアー・ショップ選びも重要だ。
予約前に、チェックしておきたい主なポイントは以下の通り。
- 初心者向けプランの有無:体験ダイビングや初心者向けのツアーに対応しているか
- サポート体制:インストラクターのサポート内容や参加人数
- 料金に含まれるもの:器材レンタル料、乗船料、施設利用料などが含まれているか
- キャンセル・中止時の対応:天候・海況による中止の場合の扱いやキャンセル料
- アクセス・送迎:集合場所のほか、宿泊施設や駅などからの送迎対応があるか
- 予約前の問い合わせ対応・口コミ:不明点に丁寧に回答してくれるか、口コミの内容
特に料金は表示価格だけでなく、必要なオプションなども含めた総額で比較しよう。
また、初心者の場合、1人のインストラクターが担当する人数を見るとよい。
少人数制のプランでは、一人ひとりに目が届きやすいというメリットが期待できる。

日本でダイビングをするときの注意点
ダイビングは安全に楽しめるアクティビティだが、自然を相手にする以上、押さえるべき注意点がある。
旅行先でのダイビングは普段とは異なる環境で行うため、当日の状況や自身の状態を踏まえて無理のない判断が大切だ。
初心者から経験者まで知っておきたい基本的な内容を最後に紹介しよう。
海況や天候によって中止になる場合がある
ダイビングは自然の海で行うアクティビティのため、予約日に必ず潜れるとは限らない。
台風・強風・高波などの天候、強い潮流・視界不良といった海況によっては、当日でも中止やポイントが変わる可能性がある。
現地のショップ(事業者)がその日の状況を見て、安全の確保が難しいと判断した場合は中止となる。
特に天候が変わりやすい梅雨・台風シーズンは、天気予報や海況をこまめに確認しよう。
せっかくの旅行だからと無理に催行を求めず、最悪のケースに備えて代替プランも考えておくと安心だ。
また、キャンセル料の発生条件や返金規定はショップごとに違うので、申込み時に確認するのがおすすめ。

体調を整えて無理をしない
ダイビングは水中で呼吸を行う特性上、体調管理が特に重要なアクティビティだ。
当日はできるだけ体調を整え、不調を感じたときは無理をせず、参加の見合わせも検討しよう。
例えば、風邪気味で鼻や耳の通りが悪い状態で潜ると、耳抜きがうまくできず、耳の圧外傷につながる恐れがある。
寝不足や移動疲れが残っている場合も、身体への影響を考えて慎重に判断したい。
また、ダイビング前の飲酒は脱水を招きやすく、睡眠の質や判断力にも影響するので、控えるのがおすすめ。
持病を含めて少しでも不安を覚えたら事前にショップへ相談し、必要に応じて医師にも確認してほしい。

ダイビング後の飛行機搭乗には注意する
意外と見落とされがちだが、ダイビング直後の飛行機搭乗には注意しなければならない。
体内に残った窒素が機内の低い気圧によって気泡化し、減圧症(いわゆる「潜水病」)のリスクを高めるためだ。
一般的に1回のダイビング後は12時間以上、1日に複数回または複数日にわたりダイビングした場合は18時間以上、飛行機への搭乗まで時間を空けるよう推奨されている。
減圧停止を伴うダイビングでは、さらに長い休息時間が必要になる。
旅行日程を組む際は、最終ダイビングとフライトの間に十分な時間を確保し、より余裕を持って24時間程度空ける計画も検討しよう。

日本のダイビングに関するよくある質問
Q
ダイビングはライセンスがなくてもできますか?
「体験ダイビング」であれば可能です。インストラクターの指導を受けながら水中を体験できるため、初めての人でも楽しめます。
Q
ダイビング1回あたりの費用相場はいくらですか?
体験ダイビングは1ダイブで1万円台、2ダイブで2万円前後が目安です。料金に含まれる器材・乗船料などはショップやプランによって異なるため、予約前に確認しましょう。
Q
泳げなくても潜れますか?
水面で自分の身体を維持できることなど、一定の水中での適性が求められます。水への恐怖心が強い方はショップに相談しておくと安心です。
Q
1人で参加することも可能ですか?
できます。多くのダイビングツアーでは、他の参加者とグループを組んで行動します。
Q
初心者におすすめのダイビングスポットはどこですか?
穏やかな海況のポイントで体験ダイビングが実施されている、沖縄の慶良間諸島や伊豆半島などが代表的な選択肢です。初心者向けツアーに参加するとよいでしょう。
まとめ
日本には、沖縄の透明度抜群の海から北海道の流氷ダイビングまで、目的・レベルに応じて選べる魅力的なスポットが全国に広がっている。
行き先を選ぶときは、見たいものや自身の経験、旅行日程などを踏まえ、無理のない計画を立てることが大切だ。
体験ダイビングはライセンスなしでも参加できるので、まずは自分に合った海を探し、日本ならではのダイビングを楽しんでほしい。