摩周湖

北海道東部にある「阿寒摩周国立公園」の区域内にあるカルデラ湖。周囲約20km、面積約19.6㎢の大きな湖の周囲が特別保護区に指定されている。急峻な崖に囲まれているため、湖へ降りることはできないが、周辺に設置された展望台から美しい湖面が一望できる。

摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー」と呼ばれ、その意味は「神の湖」。世界でも有数の透明度を誇る湖水に空の青が映り込み、「摩周ブルー」と呼ばれる清らかで深みのある独特の色合いに。雲や太陽の動きによって刻一刻と表情を変え、風のない日は美しい青色がより一層際立つ。

周囲には3つの展望台があり、それぞれ異なった角度から摩周湖が一望できる。アクセスがよく最もポピュラーな展望台が「摩周第一展望台」。2022年にはレストハウスが「摩周湖カムイテラス」としてリニューアル、室内からの眺望も抜群。「摩周湖第三展望台」からはカムイシュ島が間近に望め、ダイナミックな景観が楽しめる。「裏摩周展望台」は訪れる人が少ないため、ゆっくりと静かに湖と対峙できる。