
出汁とタネが織りなす、おでんのディープな世界。偏愛ガイドが全国各地から10店を厳選。
日本の冬の風物詩として、国民食として、多くの人から愛されるおでん。一見すると、出汁でタネ(具材)を煮込んだシンプルな料理だが、地域やお店ごとに違ったディープな世界が広がっている。今回の偏愛ガイドは、全国のおでん屋、取り寄せ、コンビニなどで数百種以上を食べてきた、名物おでん探究家の柳生九兵衛さん。

1844年創業の日本最古のおでん店として知られる老舗。「たこ梅 本店」は、大阪・道頓堀に店を構え、創業以来180年以上にわたり、現在は五代目が伝統の味を守り継いでいる。店名は、創業当時のカウンターが「たこ」と呼ばれていたことと、創業者・岡田梅次郎の名に由来すると言われている。
看板料理は、大阪で「関東煮(かんとだき)」と呼ばれるおでん。なかでも名物の「さえずり®」は、鯨の舌を用いた希少な一品で、初代店主が初めておでん種として提供したとされる。創業以来受け継がれる伝統のだしでじっくり煮込まれた味わいは格別で、「たこ甘露煮」とともに多くの常連客を魅了してきた。ほかにも、大根やひろうす、鯨すじなど丁寧に仕込まれた多彩なおでん種がそろう。
木の温もりを感じる店内は、老舗ならではの落ち着いた雰囲気が漂い、上燗の酒とともにゆったりと食事を楽しめる空間。織田作之助や開高健をはじめ、多くの文人や文化人にも愛され、その作品にも登場する歴史ある名店だ。

たこ梅を代表する「さえずり®」と「たこ甘露煮」

味のある店内で老若男女が肩を並べて食事が楽しめる

鯨の皮を油抜きした「ころ」

たっぷりのネギと鯨すじのマッチングは最高な「鯨すじねぎ袋」

定番の関東煮の大根
よくある質問に対する掲載施設の回答です。
Q
テイクアウトは可能ですか?
可能です。対応時間は営業時間に準じます。
Q
店内で利用可能な無料Wi-Fiはありますか?
ございません。
Q
席の予約は可能ですか?
原則電話での予約のみ。(日本語での対応のみとなるので、日本語での会話意思疎通が必須)
Q
喫煙スペースはありますか?
店内は禁煙となっております。
Q
周辺に観光スポットはありますか?
道頓堀リバーサイドや有名なグリコの看板やかに道楽。法善寺横丁の水掛地蔵など。
ご回答ありがとうございました。