岡山後楽園
岡山藩主、池田綱政がやすらぎの場として作らせた大名庭園で、1700年に一応の完成をみた。綱政の時代には、園内の座敷から眺望を楽しむ庭だったが、時代ごとの社会情勢や藩主の好みにより庭の景観は変化し、水路や池が造られるなど徐々に回遊性が増していった。
朝、岡山後楽園に入ったときは少し曇っていて、日差しはあまりなかったが、かえって庭園全体がとても静かに見えた。
小道に沿ってゆっくり歩くと、両側には一面の緑が広がり、ときどき池や伝統的な日本建築が見えて、歩いていてとても心地よかった。個人的に一番気に入ったのは廉池軒の前にある池。茅葺き屋根の建物が水面に映り、そばの松や石橋も合わさって、本当に日本庭園らしい趣があった。
その後は池のそばに立って風に吹かれ、近くの鳥の声を聞きながら、特に何か予定を入れるでもなく、ただゆっくり歩いて、ゆっくり眺めていたら、かえってとてもリラックスできた。後楽園には江戸時代の面影も数多く残されていて、実際に中を歩いてみると、一般的な観光スポットとは少し違う雰囲気を感じる。
この日はあまり良い天気ではなかったが、むしろ曇りの日の後楽園にはまた違った趣があると感じた。静かに一周するのは、なかなか心地よかった。


























