今回の長瀞・秩父日帰り旅行では、多くの旅行者とは違う交通手段を選び、池袋から西武特急Laviewで秩父へ向かうのではなく、熊谷からSLパレオエクスプレスに乗って出発した。秩父鉄道の沿線に広がる自然の景色を楽しむだけでなく、午後はあえて秩父市街の散策に充て、地元で有名なパワースポットを巡り、特色ある秩父札所巡りも体験してみたいと思った。
まず訪れたのは、長い歴史を持つ秩父神社。本殿の彫刻装飾はとても華やかで、境内に施された精緻な彫刻も、足を緩めてじっくり鑑賞する価値がある。
秩父札所巡りについては、帰りの列車の時間と自分の体力を考え、今回は特に縁を感じた第15番札所・少林寺を選んで参拝した。出発前にほかの旅行者の巡礼体験記を読んだときは、いったいどんな魅力があって、時間をかけてこれらの寺院を一つずつ巡ろうと思うのだろうと、少し気になっていた。実際に自分で巡礼の道を歩いてみて初めて、秩父の山林や集落を行き来しながら、土地の景色を楽しみ、伝統的な信仰文化に触れるという旅のスタイルには、確かに独特の魅力があるのだと少しずつ分かってきた。秩父には全部で34か所の札所がある。すべて巡るなら、札所巡りだけの旅を別に計画する必要がありそうだ。
旅の最後は西武秩父駅へ。駅直結の祭の湯は、体力を回復し、地元グルメを楽しむのにちょうどいい場所だった。食事はもちろん、秩父名物のわらじかつ丼を真っ先に選んだ!きつね色に揚がったサクサクの豚カツに、店特製の甘辛いタレが絡み、熱々の白いご飯との組み合わせで、かなり満足できた。それに先ほどSLパレオエクスプレスの車内で、秩父錦のイベントを通して地元のビールを味わったものの、帰る前にもちろん最後の機会を逃さず、秩父で醸造されたビールをもう一度味わった。おいしい料理とお酒を楽しんでいるうちに、一日中歩いてたまった疲れも一瞬で半分以上消えたような気がした。
そして今回の長瀞・秩父旅行で特に驚かされたのが、道中の美しい秋景色だった。この時期はまだ紅葉が完全に赤く染まってはいなかったが、ちょうど自分が一番好きな姿を見せていた。赤、黄、緑の3色が入り交じって山林を彩り、かえって景色がより鮮やかで奥行きのあるものに見えた。そこに、一部がひっそりと黄色く色づき始めたイチョウも加わり、思わず足を止めたくなる美しい景色が至る所に広がっていた。
この一日を振り返ると、懐かしい蒸気機関車から長瀞の自然、秩父の神社や札所巡り、地元グルメまで、一つ一つの体験がそれぞれ違った思い出として残った。唯一少し心残りだったのは、長瀞と秩父にこれほど魅力的な景色や見どころがあることに気づくのが遅すぎたこと。それと同時に、次にまた訪れる機会が楽しみになった。
秩父札所巡り | Stanley Kuoさんの口コミ
Stanley Kuoさんのその他の口コミ
-
喜多院
慈覚大師が830年に創建した天台宗の名刹。 江戸時代初期(1603-1700頃)、名僧天海大僧正が住職をつとめたとして知られている寺だ。江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物など多くの文化財を所蔵し。そのため喜多院は、川越大師として親しまれている。
訪れた日はちょうど年に一度の川越まつりの日でしたが、喜多院に足を踏み入れると、外のにぎやかな祭りとはまったく異なる静かな雰囲気をたちまち感じました。境内を散策しながら貴重な歴史的建造物を眺めていると、しばし街の喧騒から離れ、一瞬にして時空を越え、かつての江戸時代へ戻ったかのようでした。
今回の参拝で最も印象に残ったのは、何といっても有名な五百羅漢です。500体を超える羅漢の石像は、それぞれ表情や姿が異なり、大笑いしているもの、物思いにふけっているもの、隣の仲間と世間話をしているようなものもあります。どの石像も生き生きと彫られており、じっくり眺めるほど、そこに宿る独特の趣や面白さを感じられます。
あなたも私と同じように、この500体を超える羅漢の中から自分と特別な縁のある一体を探し、足を止めて、その表情や姿を静かに眺め、言葉では言い表せない親しみを感じるのでしょうか
-
-
長瀞ラインくだり
ゆるやかな荒川の流れに寄りそう秩父・長瀞は、川遊びスポットとして知られるところ。国の名勝天然記念物に指定された「岩畳」など、絶景を眺めながら、時に激しく、時にゆったり。変化に富んだ流れを船頭さんの竿一本で下る船旅はスリル満点です。
2026/10/17、長瀞へ。わざわざSL蒸気機関車に乗る予定を組み、長い年月を経てもなお活力に満ちた古い蒸気機関車ならではの魅力を肌で感じただけでなく、沿線の人々の温かい歓迎から、日本に根付く深い鉄道文化も実感した。
長瀞に到着すると、待ちきれずに有名な長瀞ラインくだりへ直行。幸運にも船頭の後ろに座ることができ、最前列で川の景色を楽しめる絶好の眺めだった。川の流れは穏やかになったり急になったりし、船が流れに沿って下るにつれて、目の前の景色も次々と変わっていった。急流に入る直前には、船頭がいつも気を利かせて、正面から飛んでくる水しぶきに備えるよう乗客に声をかけてくれた。どうしても少し不意を突かれてしまったが、振り返ってみると、この突然の驚きこそが、今回の長瀞旅行で最も忘れられない瞬間だった。
-
-
川越まつり
「川越まつり」は、毎年10月の第3土曜と日曜にかけて行われる秋の風物詩。各地から多くの人が訪れ、川越の街は1年の中で最も活気にあふれる。370年以上続くこの祭りは2005年に国の重要無形民俗文化財に指定され、さらに2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録。長い歴史と文化的価値が認められているのが特徴だ。
もともと川越を訪れる計画を立てたときは、川越氷川神社、川越熊野神社、喜多院、蔵造りの町並みを巡り、「小江戸」の懐かしい風情をじっくり味わうつもりだった。ところが予定を組み終えた後、訪問日がちょうど年に一度の「川越まつり」と重なっていることを偶然知った。少しの好奇心と期待を胸に、当初の観光順を変更し、この地域の一大行事を実際に体感することにした。
結果的に、この急な予定変更は本当に来たかいがあった。夜まで滞在できず、祭りのにぎわいを最後まで満喫することはできなかったものの、朝の準備作業や、通りに徐々に満ちていく祭りの雰囲気、そして華やかな山車が次々と巡行を始める様子は、どれも強く印象に残った。小江戸散策が中心だったはずの旅に、思いがけない忘れられない思い出が加わった。
-


































