「三段壁」は南紀白浜観光の中でも最も歴史のある景勝地。伝説によると、桓武天皇の時代、三段壁洞窟は付近を航行する漁師が海賊から逃れるための避難所で、平安時代には熊野水軍の重要な拠点となり、現在は白浜町を代表する歴史的な観光スポットとなっている。
和歌山県白浜町の三段壁は「吉野熊野国立公園」内にあり、白浜の有名な観光スポットであると同時に、恋人の聖地でもある。「三段壁洞窟」は地下36メートルの場所にあり、エレベーターで下りると、すぐに洞窟探検が始まる。壮大な自然の奇景を数多く見られ、洞内の展望台からは、ある台風の後に現れた奇景「十像岩」を望むことができる。洞窟内では、波が激しく岩壁に打ちつけ、洞内へ押し寄せる迫力ある光景を間近で体感できる。次々と大波が押し寄せる様子は壮大で、音もすさまじく、聴覚と視覚の両方で圧倒される。少し珍しいのは、手水舎に温泉水が使われていること。カード型の絵馬では、健康、財運、学業、恋愛、交通安全を祈願できる。一部のエリアには熊野水軍の番小屋や古い通路などが再現されており、その場にいるとタイムトンネルに落ち込んだかのように、「源平合戦」の歴史的な場面へ戻った気分になる。
歴史と大自然が融合したこのスポットは、南紀旅行の予定に組み込む価値がある。洞窟内に入ったときの感覚は、写真で見るのとはまったく違い、実際に中に身を置いてこそ迫力を感じられる。波の衝撃が最もはっきり感じられるよう、満潮前後に到着するのがおすすめ!
周黛西さんのその他のレビュー
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那智山青岸渡寺
開創1600年の歴史を持ち、神仏習合の修験道場として栄えた那智山にある天台宗の寺院。西国三十三所観音霊場の第1番札所として多くの参拝客が訪れるだけでなく、ユネスコによる世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成遺産のひとつとして選定されている。
西国三十三所巡礼の第1番札所「那智山青岸渡寺」で最も印象的なのは、朱塗りの三重塔と那智大滝が一緒に収まる定番の景色です。三重塔は山の斜面に立ち、その背後では山肌を滝が流れ落ち、赤・緑・白の3色が織りなす迫力ある文化的景観を生み出しています。塔へ上るにはチケットが必要で、エレベーターで上層階へ行くと那智大滝を間近に望めます。階段を下りながら、塔内に安置された阿弥陀如来像や、壁と天井を覆う彩色画も鑑賞できます。ここを訪れることは、単なる参拝ではなく、自然と文化が融合した視覚的な体験でもあります。
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熊野那智大社
遡ること紀元前662年、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと/のちの神武天皇)が那智の滝を神として祀られたことを起源とする古社。全国各地の熊野神社の総本社であり、熊野三山のひとつとしても知られている。崇敬の地であるだけでなく、人の縁や諸々の願いを結ぶ宮でもあることから、別名を「結宮」とも。
熊野那智大社――山と海の間にたたずむ朱色の信仰。那智山の中腹、標高約350メートルに位置する熊野那智大社は、熊野三山の一つであり、熊野信仰の重要な聖地でもある。約470段の参道の石段を上ると、鮮やかな朱色の社殿が緑豊かな山林に映え、ひときわ目を引く。ここの信仰は那智の滝への自然崇拝に由来し、今も人と自然が共存する古来の信仰を感じられる。境内には樹齢800年を超えると伝わる巨大なクスノキもあり、樹洞をくぐって願掛けができるのも興味深い。神社まで上ると、山林、海、滝が織りなす壮大な景色が広がり、荘厳な雰囲気と心が晴れやかになる自然美の両方を味わえる。
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大門坂
熊野那智大社へと続く全長約500mの旧参道。苔むした石畳が続く坂道や階段の両脇には、樹齢800年を超える杉の老木がそれぞれ100本以上立ち並ぶ。その光景は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ向かう参詣道として世界遺産に登録される「熊野古道」を象徴する場所として知られている。
熊野古道は古くから多くの参拝者を迎えてきましたが、大門坂は今も最も原始的な姿を残している場所です。全長約500m、高低差約100mの石畳の坂道。苔に覆われ、樹齢800年を超える老木や竹などに囲まれた古道を、一歩一歩しっかりと進んでいくと、古い関所跡、霊場の入口と呼ばれる振ヶ瀬橋、夫婦杉、多富気王子跡などが次々と現れます。巨木の木陰が強い日差しを遮り、汗が滝のように流れても足取りは軽く、林の中を吹く涼風が暑さを和らげてくれます。夏の避暑コースにぴったりですよ!
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