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    銀座のアートアクアリウム美術館は以前からずっと来たいと思っていた場所で、実際に中へ入って最初に感じたのは、とても華やかだということ。全体的に花魁道中のような絢爛さと妖艶さがあり、照明、音楽、水槽、装飾がすべて一体となっている。でも、とてもよくできていると感じたのは、照明が金魚そのものの存在感を奪わず、むしろ舞台照明のように金魚を照らし、常に金魚が展示の真の主役になっているところ。
    個人的には、金魚を上から鑑賞できる展示エリアが特に気に入った。金魚は中国原産で、初期には鉢やかめなどの容器で飼育されていたため、もともと上から鑑賞することが多かった。この「上見」という鑑賞方法は後に日本へ伝わり、金魚の背中の模様や体形、尾びれの広がり方に対する美意識にも影響を与えた。今ではガラス越しに横から魚を見ることに慣れていて、現実にはこうした伝統的な視点から鑑賞する機会はかえって少ない。ここで昔ながらの金魚の美しさの鑑賞方法を再現できるのは、なかなか特別に感じた。
    また、和風の灯籠を大量に使って空間を演出したエリアがあり、一目見て奈良の春日大社に密集して並ぶ灯籠を思い出した。ほかの展示エリアでは、光と影、水面の反射、花、伝統的な和の要素をふんだんに使って、それぞれ異なる雰囲気を作り出している。一部の装飾には明らかに造花が使われているけれど、照明と水の色が合わさることで安っぽくは見えず、むしろ空間全体が舞台と夢の間にあるように感じられた。
    さらに、ここでは季節ごとに異なるテーマの企画が行われ、花や照明、一部の展示内容も入れ替わるため、訪れる時期によって景色がまったく違うこともある。今回はちょうど冬季展示の終わりに間に合った。夏は金魚の季節なので、夏季展示もかなり楽しみ。機会があれば見に来たい。

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