初めて訪れたとき、釜飯と豊後牛が織りなす魅惑的な香りにすっかり心を奪われた。忘れられないその味が、再び由布院へ足を運ぶ原動力になった。今回は駅からやや離れた「由布まぶし 心 金鱗湖本店」を予約。駅前店の混雑に比べ、こちらはより快適に食事を楽しめる。
店内では豊後牛、うなぎ、地鶏など、定番の釜飯が数種類あり、それぞれに独特の味わいがある。2回目となる今回も、大好きな豊後牛の釜飯を注文した。蓋を開けた瞬間、たっぷりのタレを吸ったご飯と、豊後牛から溶け出した脂の香りがふわっと立ち上る。記憶の中と変わらない、深く心に残るおいしさで、この恋しかった料理のために再び町を訪れて本当によかったと思った。
私と同じように並ぶのが苦手な旅行者には、ピークの時間帯を避けるのがとてもおすすめ。夕暮れ時、日帰り客が次々と帰り、町に静けさが戻るころに金鱗湖畔の本店まで散歩して食事をすれば、長時間待たずに済むだけでなく、湖と山の景色を眺めながら、この上なくゆったりとした時間を楽しめる。


















