
歴史と伝統が色濃く残る街・金沢の厳選観光スポット19選
江戸時代に文化都市として栄え、加賀百万石とも呼ばれた金沢。風情が残る街並みを散歩したり、金沢港で獲れた新鮮な海鮮グルメを楽しんだり、きらびやかな伝統工芸品や現代アートが楽しめる美術館に訪れたり、と様々な楽しみ方ができる。
本記事では、文化として栄えた都市の歴史と伝統が色濃く残る街・金沢のお勧めの観光スポット、ショッピンク、グルメ、宿泊施設などを紹介しよう。
金沢ってどんなところ?
本州中央部の日本海側、石川県のほぼ真ん中に位置する金沢市。
江戸時代では加賀藩と呼ばれ、藩主である前田家が14代に渡って治め、百万石の大藩に。
その豊かな財力を活かし、煌びやかな城下町を築き、文化都市として栄えていった。
大きな災害や戦災を免れた金沢の街並みには、江戸時代の遺構や歴史的建造物が多く残されており、街のいたるところで江戸時代の風情が感じられる。
また、その他の文化と共に、食文化も栄えたため、美食の町としても知られている。

金沢のおすすめの観光シーズンは?
金沢観光で景色を楽しみたいなら冬がお勧め。
雪化粧した兼六園や長町武家屋敷跡は、必見だ。
もし美味しいグルメをお腹いっぱいに楽しみたいなら、秋に訪れよう。
蟹やエビ、牡蠣、鱈の白子など、旬の海鮮グルメが食べられる。
金沢の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、厚手のセーターやジャケット
金沢への移動方法は?
東京からは北陸新幹線、名古屋・大阪からはJR特急列車でいずれも、約2時間半とアクセスが抜群に良い。
飛行機を使う場合は、羽田空港から石川県の小松空港まで約1時間。
小松空港からは特急バスに乗れば、金沢まで約40分で到着する。
金沢観光の主要交通手段
金沢城を中心とした半径2km以内に主な観光地があるため、徒歩とバスだけで観光できる。
「城下まち金沢周遊バス」や路線バスを活用して、上手に観光スポットを巡ろう。
江戸時代の歴史と現代芸術を感じられる!金沢の厳選観光スポット19選
北陸の古都・金沢は、加賀百万石の歴史が今もなお街並みに息づく、日本有数の文化都市だ。
茶屋街や武家屋敷跡など江戸時代の面影を色濃く残しながら、金沢21世紀美術館をはじめとする現代アートの発信地としても世界から注目を集めている。歴史と芸術、二つの顔を持つ金沢で、絶対に訪れたい厳選観光スポットをご紹介する。
1. 金沢城公園
天正11年(1583年)に前田利家が入城して以来、明治初期まで加賀藩前田家の居城であった城跡を整備した広大な公園。
江戸時代からの姿を残す石川門、三十間長屋に加え、河北門やいもり堀、玉泉院丸庭園などが次々と復元され、当時の姿が蘇りつつある。鬼門封じや亀甲石のような陰陽五行思想の影響も見られる石垣にも注目したい。

2. 兼六園
加賀前田家歴代藩主によって約180年の長い年月をかけて造られた、「日本三名園」のひとつに数えられる回遊式庭園。
約3万4600坪の広大な敷地内に池や曲水、築山などが点在し、各所に立ち寄りながら全体を楽しめる構造になっている。

3. 金沢21世紀美術館
「開かれた美術館」をコンセプトに、これまでの美術館の概念を覆すような展示手法が話題となり、国内トップクラスの人気を誇る“金沢=アート”発信の中心的存在に。
切り取った天井から通り過ぎる光を捉えた作品や、庭に設置されたプールと思いきや透明ガラスの上に水が張られ、内部空間から見上げることができる作品など、“新しい価値を提案する”現代アートの数々が楽しめる。

4. ひがし茶屋街
金沢を代表する観光地のひとつで、美しい出格子と石畳が続く町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれている。
現在も江戸時代からの伝統的建造物が立ち並ぶ。それらの建造物を利用した、和菓子や伝統工芸品、雑貨などを扱うカフェやショップが点在し、風情あふれる町並みの中でのショッピングや食事が楽しめる。

5. 近江町市場
約300年にわたり「おみちょ」の愛称で親しまれている金沢市民の台所。
狭い小路に新鮮な旬の魚介や野菜、総菜、おみやげなどを扱う約170店舗が軒を連ね、賑わいを見せている。目の前で調理してくれる店やイートイン席のある店もあり、その場で旬のグルメを味わえる。

6. 長町武家屋敷界隈
加賀藩士・中級武士たちの屋敷跡が残るエリア。
石畳の小路に土塀が続き、江戸時代へとタイムトリップしたような気分が味わえる。周辺には伝統工芸品を扱うショップや飲食店もあり、散策が楽しい。

7. 鼓門・もてなしドーム(金沢駅)
石川の玄関口・金沢駅。金沢市はもちろん北陸観光の起点としての役割を担っている。
新幹線のホームには金箔が、通路や柱には和紙や加賀友禅が使われるほか、待合室の壁面には輪島塗や九谷焼など200点以上の工芸品が飾られ、構内全体が金沢の伝統工芸を紹介するスポットになっている。

8. 妙立寺
第3代加賀藩主・前田利常が寛永20(1643)年に、金沢城近くの祈願所を移築創建した日蓮宗の寺院。
万が一の場合の出城としての役割もあったため、建物全体が複雑な構造になっていて、隠し階段や隠し部屋、落とし穴など敵をあざむくための仕掛けがいたるところに設けられている。

9. 主計町茶屋街
ひがし茶屋街、にし茶屋街と並ぶ、金沢三茶屋街のひとつ。
浅野川沿いに細い路地と千本格子が続く落ち着いた雰囲気のエリアで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている。文豪・泉鏡花の作品にもしばしば登場している。

10. にし茶屋街
にし茶屋街は、文政3年(1820年)に加賀藩から公許された花街のひとつ。
金沢城から見た方角から西にあったことから、こう呼ばれるようになった。
出格子が美しい2階建ての茶屋建築が立ち並び、カフェやショップに立ち寄りながらの散策が楽しい。
金沢の茶屋街で最も芸の町・金沢を感じられる場所で、夕暮れになると華やかに着飾った芸妓たちに出会えるかも。

11. 尾山神社
明治6(1873)年に旧加賀藩士たちが建てた、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る神社。
和漢洋の三洋式を混用した独特の神門で知られている。最上階にギヤマン(ガラス)をはめ込んだ珍しい造りで、そこから放たれる御神灯はかつて金沢の町を照らし、日本海を航行する船の標でもあった。

12. 鈴木大拙館
「D. T. Suzuki」として世界でも知られている、金沢が生んだ仏教哲学者・鈴木大拙の考えや思い、人生について紹介しているミュージアム。大拙について学びながら、来館者自ら思索する場になってほしいという思いから、2011年10月18日(大拙の誕生日)に開館した。
街中にありながらも、館内は深い静寂が広がっており、時を忘れて過ごすことができる。

13. 武家屋敷跡 野村家
加賀藩に属していた中・上級武士の屋敷跡が数多くある長町界隈で唯一、一般公開されている。
現在の建物は当時から残っている土塀や曲水などの一部と、加賀藩の豪商が藩主を招いた上段の間と謁見の間を移築したもの。総桧づくりの上段の間では、加賀藩のお抱え絵師によって書き上げられた襖絵や、庭園を見渡せるようにガラスを組み込んだギヤマン入りの障子戸などを見ることができる。

14. 国指定重要文化財 志摩
ひがし茶屋街に佇む、文政3年(1820年)に建てられたお茶屋で、当時のままの建物をそのまま保存して一般に公開。
金沢の茶屋文化には「一見さんお断り」のしきたりがあり、今も紹介者なしでは入ることはできないため、観光客が茶屋文化を知る貴重な施設でもある。

15. 卯辰山公園
金沢市街を一望できる卯辰山に広がる公園。花の名所としても知られ、特に6月上旬から7月中旬までに咲く花菖蒲とアジサイが見応えあり。
園内には展望スポットが点在。医王山や戸室山、金沢平野までを一望できる「見晴らし台」、市街地や日本海が望める「望湖台」、立山連峰を望み、日の出もきれいな「横空台」、金沢駅から河北潟方面を望める「眺望の丘」と、それぞれ趣の異なる大パノラマが堪能できる。日が落ちれば夜景スポットとしても人気。

16. 金沢市立 金沢海みらい図書館
建築家ユニットのシーラカンスK&Hが設計した丸窓が印象的な建物は、「ケーキのハコ」がコンセプト。その美しい見た目から、「世界で最も美しい公共図書館ベスト25」に選出されたこともある。
海に浮かぶ泡を思わせるような丸窓は約6,000個もあり、館内へ読書に最適な光が入るように実験を重ねて配置。窓のサイズは20cm、25cm、30cmと3サイズで、網入りガラスや熱線吸収ガラスなど4種類のガラスを位置によって変えているそう。

17. 金沢能楽美術館
加賀藩・前田家が能楽を愛好し、庶民にも謡を広めたことから、かつて「空から謡(うたい)が降ってくる」言われていた金沢。その伝統芸能や美術品を現代に伝えようと、金澤能楽堂ゆかりの地・広阪に建設された美術館。
主に、1950(昭和25)年に金沢市無形文化財に登録された「加賀宝生(かがほうしょう)」と呼ばれる能楽についての資料や美術品を展示。様々な展示を楽しみながら能楽について学ぶことができる。

18. 石川県庁19階展望ロビー
石川県庁最上階にある、一般開放された展望スペース。フロアは東西南北すべてガラス張りで、地上約80メートルの視点から金沢の街並みと海・山を一望できる。
晴天時は白山や立山連峰まで見晴らせ、20時(1〜3月の平日は19時)まで入場できるので夜景も楽しめる。さらに喫茶スペースも用意されており、ランチやカフェでの利用もおすすめ。

19. 金沢港クルーズターミナル
金沢港の海の玄関口として日々たくさんの人を出迎えているクルーズターミナル。
「ひゃくまんごくマリンテラス」の愛称で親しまれている展望テラスやレストランを併設している。さらに、操縦士体験ができる「操船シュミレーター」や「金沢港のジオラマ」などが設置された「金沢港まなび体験ルーム」もあり、親子で楽しみながら金沢港について学ぶことができる。また、施設の海側は全面ガラス張りとなっており、広大な日本海を一望できるのもうれしいポイントだ。

地元民も唸る!金沢で絶対食べるべき絶品グルメ5選
歴史と芸術の街・金沢は、実はグルメの宝庫でもある。豊かな加賀の食文化が育んだ郷土料理と、日本海の恵みが織りなす海鮮の数々は、旅の思い出をより一層豊かにしてくれる。金沢の食を存分に楽しむための、外せないお店をお届けする。
1. いきいき亭 近江町店
観光客も多く立ち寄る近江町市場・むさし口からすぐの場所にある、朝7時から営業している寿司店。店内はカウンター席が10席のみで、店員さんとの距離も近くアットホームな雰囲気となっている。
種類豊富なネタはすし飯と別盛りになっており、それぞれのネタをじっくりと味わえる。人気の「いきいき亭ワールド」は、のどぐろなどの地魚や地中海のマグロなど人気のネタがふんだんにのせられた、贅沢な一品。

2. 金沢まいもん寿司 本店
北陸を代表する有名回転寿司店。金沢港からの入荷される魚介はもちろん、県内の七尾湾から毎日2〜3回ほど鮮魚が直送される。
メニューには「のどぐろ」「白海老」「なめら」「がす海老」など、鮮度・質・風味の三拍子揃った地元のネタが並ぶ。北陸の海の恵みを使用した、本格的な寿司を気軽に味わいたい者にとって、憧れの一軒だ。

3. 肉匠Jade金澤
石川県金沢市にある「肉匠Jade(ジェイド)金澤」。JA全農いしかわが運営している焼肉店だ。能登牛と能登豚のとろけるような舌触りを味わえる。
看板メニューは、能登牛の希少部位を3種盛り合わせた「特選三種盛り」。食器は陶芸家が手がけたオリジナル九谷焼を使用しているのも魅力のひとつだ。

4. 加賀料理 大名茶家
1962年創業の「加賀料理 大名茶家」は、「金沢」駅から徒歩約5分に位置する老舗割烹だ。
日本海の海の幸や加賀野菜を使った加賀会席をリーズナブルに堪能できる。地元高級旅館からの信頼も厚く、グルメ番組の取材も後を絶たない。金沢市内でも指折りの加賀料理店として知られている。

5. 黒百合
「黒百合(くろゆり)」は1953年に創業。金沢おでんを中心に、加賀の郷土料理と地酒を楽しめる店だ。
名物は「金沢おでん」。2種類の鰹節・煮干し・昆布を合わせた出汁を使う。甘味とスッキリとした味が特徴だ。代表的な具材は、金沢や山陰地域で水揚げされた「梅貝」や、生麩を棒に巻きつけて焼いた「車麩」。

伝統工芸からお土産まで!金沢で訪れたいショッピングスポット5選
金沢の街を歩けば、歴史ある工芸品と出会い、地元の食材に心が躍る。加賀百万石の文化が息づくショッピングスポットは、見るだけでも楽しく、訪れるたびに新たな発見がある。お土産選びから本格的な伝統工芸品の購入まで、特に人気のショッピングスポットを厳選して紹介しよう。
1. 金沢百番街
JR「金沢」駅に直結している商業施設。金沢ならではのお土産やグルメがそろう「あんと」、ファッションアイテムや雑貨、カフェなどバラエティ豊かなショップが集まる「Rinto」、生鮮食品スーパーやクリニックまで日常生活に即したデイリーゾーン「あんと西」の3棟で構成。

2. 大和 香林坊店
100年以上の歴史を持ち、北陸最大の売り上げを誇る百貨店「大和 香林坊店」。金沢でも特に賑わう繁華街&ショッピングエリア・香林坊にあり、地元客だけでなく観光客の利用も多い。
地下1階から地上8階の9フロアからなる店内では、ファッションを中心に化粧品やインテリアなど幅広いジャンルの有名店が集まる。金沢みやげを探すなら地元の名物・銘菓が揃う食料品フロアがおすすめだ。

3. 金沢フォーラス
JR「金沢」駅から徒歩1分と抜群の立地にある、OPAが運営する商業施設。
8階層の各フロアには、ファッションアイテムからインテリア雑貨、ライフスタイルグッズ、コスメ、ジュエリーなどバラエティ豊かな約190店舗が集まる。

4. 金沢エムザ
1973年に開業、2021年に現名称の「金沢エムザ」となった老舗百貨店。
地下1階から地上8階のフロアには、ファッションや雑貨、グルメから石川の伝統工芸品までさまざまなショップが集結。日常使いからお土産選びまで、多彩なニーズに応えてくれる。

5. 箔一 東山店
ひがし茶屋街で親しまれていた銭湯「東湯」の跡地に建てられた箔一が運営するショップ。
銭湯時代の吹き抜けをそのまま残した店内は、開放的な雰囲気でゆったりと買い物ができる。旅行のおみやげから特別な時にプレゼントしたい本格的なものまでそろう、品ぞろえの多さも魅力のひとつ。
また、北陸新幹線開通記念の限定品からスタートした「金箔のかがやきソフトクリーム」も絶対食べたい一品だ。
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工芸品から食品まで金箔を存分に使ったアイテムが豊富にそろうみやげ物店
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金箔のかがやきソフトクリーム
金沢観光の拠点にしたい!厳選おすすめ宿5選
金沢観光をより深く楽しむなら、宿選びにもこだわりたい。利便性抜群の大型シティホテルから、加賀の風情を纏った和モダンの町家ホテル、湯涌温泉の情緒あふれる温泉旅館まで、スタイルも価格帯も多彩な選択肢が揃っている。旅のスタイルや目的に合わせて選べる、金沢厳選おすすめ宿泊施設をご紹介する。
1. ホテル日航金沢
JR金沢駅の目の前にあり、地上30階と北陸随一のスケールを誇るラグジュアリーホテル。鼓門が印象的な兼六園口から徒歩3分。地下道経由で直結しており、雨や雪など悪天候の際も安心。
特別なひとときを過ごせる客室はすべて17階以上。デザインや設備などの条件から自分好みのフロアをセレクトできる。

2. ホテル・トリフィート金沢
旅行の起点となる金沢駅から徒歩4分の場所に位置するスタイリッシュな雰囲気のホテル。
ラウンジには伝統工芸品などが展示されており、気軽にアートと触れ合うことができる。
2階と3階には、加賀友禅柄の灯籠が飾られた大浴場「こっとりの湯」があり、灯籠を眺めながらゆったりと旅の疲れを癒やすことができる。
女性入浴場の洗面台には炭酸コスメなどが置かれており、アメニティが充実しているのも魅力のひとつ。

3. 雨庵 金沢
「弁当忘れても、傘わすれるな」という格言があるほど雨の多い金沢。
晴れの旅行はもちろん、雨の旅行も満喫してもらい、「雨でよかった」と思ってほしいと思いから「雨庵(うあん)」と名付けられたホテル。1階のラウンジ「ハレの間」では、金沢にまつわる書籍やアート作品の展示や加賀棒茶とお蕎麦の無料サービスがあり、気軽に金沢の文化に触れられる。

4. 湯の出
街の喧騒から離れた金沢の奥座敷にあり、肌に優しい無色透明の湯が評判の湯湧温泉。緑あふれる中庭や本格的な茶室を備え、落ち着いた和の風情が漂う「湯の出旅館」は心を尽くしたもてなしで自宅のようにくつろげる宿。
茶人などの文化人に愛された伝統的な数寄屋造りの客室は個性豊かな全10室。

5. 山乃尾
1890年創業の老舗旅館。
初代主人はかの北大路魯山人が「北陸一等の名物男、金沢の国賓、茶会の偉材」と称した数寄者で、各地から多くの美食家、茶人たちを惹きつけてきた。
今も創業当時からの「一客一亭」のもてなしの精神を受け継いだ、料亭ならではの料理が楽しめる。

日本三大菓子処・金沢のお土産5選
金沢は江戸時代の加賀藩の奨励によって、茶の湯文化が広く浸透。
それに伴いお茶と一緒に食べる和菓子も、古くから庶民の日常に根付き、大きく発展していった。
金沢は京都、松江と並ぶ日本三大菓子処でもあり、季節ごとの美しい和菓子も見逃せない。
今回は数ある名店の中から厳選してご紹介。
1. 烏鶏庵「烏骨鶏かすていら」
豊かな木々に囲まれた石川県・金沢の山中で、烏骨鶏を育てるための専用の農場センターを運営する「烏鶏庵」の看板商品。その名の通り、主原料に烏骨鶏が生んだ新鮮な卵をふんだんに使っているのが特徴で、仕込みから焼き上げの工程にいたるまで、職人が1本1本丁寧に焼き上げている。
プレーンのほか、抹茶や黒糖味、さらに表面を金箔で覆ったプレミアムな商品も用意。大切な方へのギフトにもふさわしい、リッチな金沢土産のスタンダードだ。
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コク・濃厚さが段違い! 希少な烏骨鶏の卵をふんだんに使用
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表面を金箔で覆ったプレミアムバージョン
2. ル・コタンタン金沢「きんつばビスキィ」
金沢で長年愛されてきた伝統的な和菓子「きんつば」と、香り豊かでクリーミーな手づくりバターを合わせた新感覚菓子。酪農王国フランスのなかでも、特に酪農が盛んなノルマンディー地方で時間をかけて作られた発酵バターを使用。深い味わいと香りが、ほんのりとラム酒が香る上品な甘さのあんと絶妙に合う。きんつばのしっとりとした食感に、ビスケット風のしっとりほろほろの生地が相性抜群。
品の良い甘さのあんと芳醇な味わいのバターという最強の組み合わせをシンプルに堪能できるプレーンと、ほろ苦い風味が余韻に広がる抹茶との2種の味わいがラインアップ。
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洋と和を結ぶ新感覚の和洋折衷スイーツ
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ほんのりとほろ苦い風味が香る抹茶味も人気
3. 石川屋本舗「かいちん」
1830年〜1844年(天保年間)に創業した、約170年以上の歴史を持つ老舗和菓子屋。おみやげの定番でもあるかいちんを始め、職人が手作りで作る上生菓子や焼き菓子などを販売している。
キラキラと宝石のように輝くかいちんとは、特別な寒天と砂糖を自然乾燥させた琥珀糖のこと。昔の金沢でおはじきを「かいちん」と呼んでいたこともあり、色とりどりの見た目になったそう。ひと口食べると外はパリッ、中はゼリーのようなプルンと食感で、かいちんならではの食感を楽しむことができる。
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老舗和菓子屋が手がける宝石のようにキラキラした定番おみやげ
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その時により入っている数や形、色が変わる「かいちん ねこ」も
4. 金沢うら田「加賀八幡 起上もなか」
創業80年以上にもなる金沢の老舗和菓子屋「金沢うら田」が製造している「加賀八幡 起上もなか」。
後に応神天皇となる加賀八幡様が生まれた時、お祝いの赤い産着から顔だけ出した姿を人形にした郷土玩具「加賀八幡起上り」をモチーフにしたかわいらしい形の定番おみやげ。
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コロンとしたフォルムのもなかは手のひらサイズ
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縁起のいい郷土玩具をモチーフにしたかわいらしい定番おみやげ
5. 俵屋あめ「俵っ子」「飴ん子」
天保元年(1830)に創業した、190年以上もの歴史を持つ老舗あめ屋。
国産の米と大麦、水のみだけで作られるあめは栄養価が高く、昔から病人の体力回復や健康増進の自然食として親しまれている。
なかでもおみやげにピッタリなのが、看板商品の「じろあめ」を煮詰めて水分を抜いた「おこしあめ」を舐めやすいように固い粒状にした「俵っ子」と、練り上げて粒状にした「飴ん子」だ。
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飴ん子は本店をモチーフ
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「俵っ子」の賞味期限は360日としっかり日持ちしてくれる
金沢の観光マップ
金沢観光のよくある質問
Q
金沢観光は何泊するのがおすすめですか?
主要スポットを効率よく回るなら1泊2日、グルメやショッピングもじっくり楽しみたいなら2泊3日がおすすめだ。能登半島や加賀温泉郷など石川県内の他エリアも合わせて訪れるなら、3泊以上あると余裕を持って楽しめる。
Q
金沢へのアクセス方法は?
東京からは北陸新幹線で約2時間30分、大阪・名古屋からは特急列車や高速バスでアクセス可能だ。2024年3月に北陸新幹線が敦賀まで延伸されたことで、関西方面からのアクセスもさらに便利になった。
Q
金沢のお土産おすすめは何ですか?
定番は金箔を使った金箔スイーツや雑貨、加賀棒茶や和菓子だ。金沢駅直結の金沢百番街でほとんどのお土産が揃うので、帰りの新幹線に乗る前にまとめて購入できるのが便利。
そのほか、ひがし茶屋街では加賀友禅や九谷焼など本格的な伝統工芸品も手に入る。
まとめ
金沢は、一度訪れただけでは語り尽くせない奥深さを持つ街だ。江戸時代から続く歴史的な街並みを歩き、世界水準の現代アートに触れ、日本海の恵みを味わい、伝統工芸品との出会いを楽しむ。そのすべてが、コンパクトな城下町の中に凝縮されているのが金沢の最大の魅力だ。季節ごとに異なる表情を見せる兼六園、夜になるとまた違った風情を醸し出す茶屋街など、何度訪れても新たな発見がある。
金沢の魅力を堪能したら、ぜひ石川県全体にも目を向けてみてほしい。能登半島の雄大な自然や加賀温泉郷のとろける湯など、石川県にはまだまだ魅力的なスポットが目白押しだ。金沢をきっかけに、石川県の奥深い魅力をさらに探求してみよう。







